【平屋にトイレは2つ必要?】必要派9つの意見・不要派7つの意見
「平屋にトイレは2つ必要でしょうか?」
注文住宅で平屋を建築する場合一度は悩んでしまう問題です。
二階建てを建築するなら、一階に一つ、二階に一つ設けることが多いので、あまり迷わずにトイレを二つ設置するかもしれません。
しかし平屋の場合は、ひとつのフロアに二つ設けるのは過剰にも思えてしまいます。
本記事では「平屋に二つのトイレを設けることの是非」を解説します。
実は明確な答えのない問題ですが、必要派・不要派それぞれの意見を聞くことで、平屋のトイレの個数を何個にするか決められるようになりましょう。
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<コラムのポイント>
- ・平屋にトイレを2つ。必要とされる理由は9つ。不要とする理由は7つ。
- ・結局はライフスタイルによるので、生活の見直しが大切。
「平屋にトイレが2つ必要」9つの意見
初めに必要派の意見を聞いてみましょう。平屋でトイレが二つ必要である理由は9つに分けられます。
(1)出勤・通学前のトイレ争奪戦を防げる
子どものいる家庭では、大人の出勤および子どもの通学の時間は重なりやすく「トイレの争奪戦が起こりやすい」です。
長い人はトイレに5分10分と入る場合もあり、トイレに行きたい人で列ができてしまうことも。
そんなとき、トイレを一つしか設けなかった人は「トイレを二つ設けておけばよかった」と後悔を感じてしまう可能性があります。
(2)来客時に家族用のトイレを使用できる
家族専用のトイレを設けておけば「来客があったときでも気軽にトイレに行ける」でしょう。
トイレが一つしかなければ、家族も来客もトイレを共用してしまうので、トイレ前で来客と顔を合わせてしまうおそれがあります。
お互いに気まずいですし、トイレに行きづらくなり我慢の原因にもなるでしょう。
(3)トイレが故障してしまったときに安心
「万が一、トイレを壊してしまったときも安心」です。
トイレが一つであれば、トイレが故障したとき、修理業者が来るまでの間は、近所やお店のトイレを借りることになってしまいます。
しかしトイレが二つあれば片方が故障しても、もう片方を使用し続けられるので焦らずにトイレの修理を業者に依頼できるでしょう。
(4)家族が感染症になったとき隔離できる
トイレは感染症を他人にうつしてしまう可能性のある場所です。
特に下痢や軟便など、体調が崩れているときは、同じトイレを使うべきではありません。二つトイレを用意することで「家族が感染症になったとき、隔離できる」よさがあります。
新型コロナウイルスで、家族間で感染しあう可能性があることを再認識した今、水回りを含めて隔離できる点は魅力です。
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(5)小さな子どもは我慢できない場合がある
小さな子どもは「トイレを我慢できない場合」があります。
尿意を催したとき、大人であれば先にトイレに入っている人を待つこともできますが、子どもは我慢できず、漏れてしまうことも。
トイレが2つあれば、子どものおしっこに対する悩みもひとつ解消できるでしょう。
(6)高齢になると使用回数が増えてしまう
逆に「高齢になったときの尿トラブル」に対しても、トイレが2つあることで安心感につながります。
高齢になると、筋肉が衰えてしまったり、膀胱が過活動になることで蓄尿・頻尿についての悩みが多くなります。逆に排尿が困難になるケースもあり、トイレに時間を要することも。
2つのトイレで、子どもにとっても大人にとっても、安心できる住まいになるのです。
(7)現在の住まいでトイレ1つに不満を感じている
トイレの個数を議論するとき大切な視点は「現時点(トイレが1つの賃貸住宅を想定)でトイレの個数に不満を感じているか」ということです。
夫婦二人、または子どもも含めた家族が1つのトイレを使用する環境で、不満を感じているならトイレは2つにした方が満足度は高くなるでしょう。
(8)ゆっくりトイレを使いたい人へ
人によっては「トイレの中でゆっくりしたい」人もいるでしょう。
衛生面は置いておいて、トイレの中で本を読んだり、新聞を読む時間を大切にする人が家族の中にいるなら、トイレは2つ作るべきかもしれません。
トイレが1つしかないなら、くつろぎたい人は急かされますし、トイレに行きたい人は焦りを感じるからです。
(9)大きい方の残り香が消えるまで待たなくてよい
トイレは使用中の人が出た瞬間に使える訳ではありません。「大きい便をした人が出た後の残り香が消える」まで、待つ必要があります。
特に朝は複数の人がトイレを使うので、残り香が消えるのを待つのも手間です。
2つトイレがあれば、こうした悩みを感じずに済むでしょう。
「平屋に2つのトイレは不要」7つの意見
一方で「トイレは2つもいらない」とする意見もあります。
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(1)同じフロアに2つもトイレはいらない
1つ目の理由は、平屋の場合「同じフロアに2つのトイレはいらない」とするもの。
二階建てであれば、トイレに行くために夜中に1階まで降りることに手間を感じる人もいるでしょう。しかし、平屋であれば寝室とトイレは必ず同じフロアにあります。
階段を使用する必要もないので、トイレは1つで十分とする意見です。
(2)掃除するべきトイレが増えてしまう
続いて「掃除するべきトイレが増えてしまう」という意見です。
トイレは使用するうえで必ず汚れていくので、定期的に掃除が必要です。
汚れの性質上、リビングやダイニングと同じように掃除できず、便器をタワシでこするなど掃除自体も手間がかかります。
トイレの個数を増やすほどに掃除の手間が増えるので、気になる人は1つにしておくべきかもしれません。
(3)トイレの分のスペースを他の間取りにしたい
一般的に、トイレを設置するための寸法は910mm×1,820mmです。もしもトイレがなければ「他のスペースに活用できる」可能性があります。
大型の収納を設けることも、小型の書斎を作ることもできるでしょう。トイレよりも魅力的な間取りがあるなら、比較して検討しましょう。
(4)トイレのために間取りが制限されてしまう
トイレはどこにでも設置できる訳ではありません。排水の勾配を確保するために道路側に設ける必要があったり、水音の響きを制限するために寝室から離して設置したりします。
こうして「トイレがあることで、間取りが制限されてしまう」点もデメリットです。
(5)トイレの数が増えれば施工費用が高くなる
トイレを増やす場合、設備費用や配管の敷設手間などが必要で「施工費用は高額に」なります。
選択するトイレの品種にもよりますが、30万円~の費用が必要になるでしょう。
その分の費用を他に振り分けたり、引越し後の生活に充てるのも選択肢のひとつです。
(6)トイレの数が増えればメンテナンス・交換費用が高くなる
トイレは設置すると普段の掃除以外にも手間・費用がかかります。たとえばパイプが詰まったときや、水の出が悪くなったとき、交換が必要になったときです。
こうして「メンテナンス・交換費用が高額になる」点は留意しておきましょう。
(7)将来トイレが不要になる可能性も
トイレを2つ設ける場合の理由で大きなものは、トイレでの混雑解消です。しかし子どもが独り立ちしたとき「トイレが余ってしまう」場合も考えられます。
使われなくなっても、封水(トイレに常に水を貯めて、配管から匂いが上ってこないようにする機能)を切らさないよう定期的に流す必要があります。さらに掃除を行う必要もあるので、大きな手間に感じてしまうかもしれません。
まとめ│平屋に2つのトイレ→ライフスタイルによる
平屋にトイレが2つ必要なのか「必要である」という意見と「不要である」という意見、双方から考えてみました。
結論としては、どちらを選択してもメリット・デメリットはあるので「ライフスタイルに合った選択」を取ることが大切になりそうです。
もしも平屋のトイレで迷っているなら、自分と家族の生活スタイルを見直すところから始めてみましょう。
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