注文住宅の予算をシミュレーション|住宅ローンや相場から見る資金計画
注文住宅を新築するなら、外観デザインや間取りも大切ですが、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物となる家づくりでは、妥協のない予算で納得のいく住まいを実現させることが大切です。
そのためには、どのくらいの費用が必要なのか、どこに費用をかけるのかといった価格シミュレーションを行うことで後の後悔や失敗を避けることができます。
そこで今回は、建築予算の決め方や見直しに役立つ、住宅ローンの種類や建築相場について解説していきます。
ブルーハウスのおしゃれな実例もご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・建築予算を組む前に把握しておきたい項目を知ることができます。
- ・住宅購入費用の相場と内訳を解説します。
- ・注文住宅の予算計画に役立つシミュレーション方法やおすすめ間取りの実例をご紹介します。
注文住宅の購入前にチェック
注文住宅購入の予算シミュレーションを行うために必要な「自己資金とローン返済額」「注文住宅の相場」「土地・建物価格の内訳」を確認してみましょう。
自己資金とローン返済額
まず、自己資金やローン返済額の見方について解説します。
・自己資金を知る
注文住宅購入の検討を始めるにあたり、まずは「自己資金」の把握を行います。
住宅ローンで借りる額を決めるためには、自己資金の中から用意できる頭金を知る必要があり、その額によって借入総額や毎月の返済額を算出します。
例えば、借入可能額の上限でローンを組んでしまい、毎月の支払いが家計を圧迫してしまう、ということがないようしっかりと借入前にシミュレーションしておくことが大切です。
・ローン返済額について
金利の種類
マイホームを購入する方の多くが「住宅ローン」を利用します。
そのため、住宅ローンの金利や返済方法によって毎月の返済額が変わることを知っておく必要があります。
まず、ローンの返済額は元金と利息で構成されています。
金利は主に「変動金利」「全期間固定金利」「固定金利期間選択」の3つのタイプがあり、どれを選択するかによって総返済額をはじめ、金利変動の確認や見直しの必要性が変わってきます。
返済方法
また、この金利は「元利均等返済」「元金均等返済」の2つの返済方法によって特徴が異なります。
- ■「元利均等」…総返済額から元金+利息を均等に返済するため、毎月の返済額が同じ金額になる。
- ■「元金均等」…総返済額のうち元金のみの均等返済+毎月その残額にかかる利息を返済するので、毎月の返済額はローン残高が減るごとに利息も減るが、返済開始当初の負担は大きくなる。
返済年数
また、毎月の返済額は、借入総額を何年かけて返済するかによっても変わってきます。
一般的には、年収の5倍以内に借入額を抑えることで家計を圧迫せずに返済できると言われています。
住宅ローンを組む際は、借入する金融機関とよく相談して、よりご家族の家計に合った商品プランを選択するようにしましょう。
注文住宅の相場を知る
注文住宅の相場を知るには、住宅金融支援機構の「2021年度フラット35 利用者調査」を参考にするといいでしょう。
注文住宅建設費の全国平均価格は、約3,570万円、土地付き注文住宅の場合は、約4,456万円でした。
【地域別:建設費と建設費+土地取得費】
地域 | 土地なし | 土地付き |
---|---|---|
首都圏 | 3,896万円 | 5,133万円 |
近畿圏 | 3,776万円 | 4,658万円 |
東海圏 | 3,650万円 | 4,379万円 |
その他地域 | 3,369万円 | 3,980万円 |
土地・建物価格の内訳
注文住宅を建てる場合、トータルでかかる費用の内訳は「建物本体工事費」「付帯工事費・別途工事費」「諸費用」となっています。
【家づくりにかかる費用の内訳】
- ■「建物本体工事費」…約70% (建物本体にかかる工事費)
- ■「付帯工事費・別途工事費」…約20% (地盤改良や外構工事・照明の設置費や建物周りに必要な工事費)
- ■「諸費用」…約10% (印紙代や仲介手数料、登記費用、ローン手数料、引っ越し費用など)
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注文住宅の費用シミュレーション
住宅ローンの仕組みや注文住宅の相場、内訳が分かったところで、予算計画の進め方について解説していきましょう。
月々の返済額から予算計画を立てる
家計に負担をかけず、安定した住宅ローン返済を続けるためには、予算計画時から無理のない返済プランを検討しておくことが大切です。
そのためには、「借り入れできる上限額」ではなく「無理なく返済できる額」を見るようにしましょう。
一般的には、年収の約25%を12か月で割った額を月々の返済上限額として、予算を決めると安心です。
借入額をシミュレーション
厚生労働省による「2021年(令和3年)国民生活基礎調査」(2022年11月現在)では、1世帯当たり平均所得金額の2020年(令和2年)欄で「児童のいる世帯」は813.5万円となっています。子育て世代の35歳で返済期間30年としてシミュレーションしてみましょう。
また、先ほど紹介した住宅金融支援機構データによる土地付き注文住宅の全国平均価格約4,456万円も参考に見てみましょう。
以下は、住宅保証機構株式会社の「住宅ローンシミュレーション」を使って試算した結果です。
- ・世帯年収:800万円
- ・年齢:35歳
- ・返済期間:30年
- ・返済金利:1.5%(固定)
- ・返済方法:元利均等
- ・返済負担率:25%
- ・借入可能額:4,829万円
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ブルーハウスの注文住宅間取り実例
最後に、希望する予算内で叶えたいオリジナル間取りの実例をご紹介します。
自宅サロンのある間取り
白を基調としたナチュラルな仕上がりがおしゃれな自宅サロンのある間取り。
ドア1つで仕切られたサロンと家族の住居スペースは、無駄のない工事でありながら、しっかりと視線を遮る工夫がなされています。
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自分だけの趣味室がかっこいい間取り
自分だけの時間を楽しむおしゃれな趣味の部屋は、コンクリート調のクロスでかっこよく仕上げました。
仕事や調べものをするのにいい落ち着きのある空間が一家に一部屋あると、集中したい時やオンライン会議時にも便利です。
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プライバシー性と開放感のある中庭間取り
二階リビング×青空リビングのある間取り。
アウトドア家具を揃えて、いつでも家族が集まりやすい素敵なプライベートスペースに仕上げました。
まとめ:無理のない予算計画で理想の暮らしづくり
注文住宅を新築するなら、マイホームの建築費用だけでなく住宅ローンの返済や用意できる頭金、予算の内訳など、それぞれの相場を知り、無理のない資金計画を立てることが大切です。
せっかく理想の暮らしを注文住宅で叶えるのですから、住み始めてからも家計を締め付けない、余裕のあるプランニングも同時に進めていきましょう。
ブルーハウスでは、さまざまな間取りや外観の施工事例を数多くご紹介しています。ぜひ、理想の家づくりの参考にしてみてくださいね。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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ブルーハウスは2021年、豊橋市に平屋コートハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。
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