【外観事例集】建物の正面に窓がない家10選|窓なしのメリット・デメリットも解説
建物の正面に窓がないシンプルモダンな外観。
生活感を感じさせない洗練されたデザインの家は魅力的ですよね。
窓をあえてなくすことで、建物の素材感や形状が際立ってかっこいい外観に仕上がります。
正面に窓がない家は、デザイン性以外にもたくさんの良い点があることをご存知でしょうか。
反対に、窓をつける範囲が限られるため、工事の難しさを持ち合わせている点も頭に入れておく必要があります。
今回は、窓が無い家のおしゃれな外観実例を紹介し、メリット・デメリットを解説します。
<コラムのポイント>
- ・建物の正面に窓がない家は、洗練されたシンプルモダンな外観を作りやすいです。
- ・窓がない家は断熱性や防犯面にもメリットをもたらします。
- ・窓がつけられる範囲が狭まると間取りが制限されることもあるため注意が必要です。
正面に窓がない家の外観事例集
建物の正面に窓がない家の外観事例を紹介します。
事例① 木目が際立つモダン住宅
窓が無いのに加えて、玄関ドアの位置も正面からはわかりにくい生活感のない外観です。
黒シンプルな外壁に、明るい木目が映えるデザインに仕上げました。
基礎やアプローチのステップも黒に塗装して、外壁と馴染ませている点もポイントです。
建物の内側の木目の壁はドアになっていて、開けると中庭へつながっています。
扉を使って窓を隠し、プライベート空間を確保した平屋のコートハウスです。
実例② 白×ネイビーのガレージハウス
白の外壁を両端に、中央にネイビーの外壁を採用したガレージハウスです。
ガレージのシャッター以外の開口は、正面から見えないように工事しました。
玄関へは建物の横とガレージから行くことができます。
壁に囲われているため、ドアを開けたときに外からの目線が気になりません。
実例③ グレーの塗り壁がおしゃれなシンプルモダンハウス
建物の正面は窓を無くし、外壁の色味や質感を楽しめるような外観にしました。
壁で囲まれた玄関ポーチへ吸い込まれそうな美しい魅力を持つ建物です。
門柱にはタイルを採用して空間のアクセントに。
究極なシンプルさにこだわったデザイン性の高い建物です。
実例④ 2種類の外壁がかっこいい黒の家
角地に建つ家は、2方向の目線を考えて外観を作ります。
こちらの事例では2種類の黒の外壁を採用し、建物の向きによって違った顔を楽しめるようにしました。
建物の内側に窓が見えますが、車を停めてしまえば窓は隠れてしまいます。
画像右側にも窓がありますが、目隠しフェンスを採用して窓を隠しています。
ガレージやフェンス周りのライティングにも工夫し、壁が美しく照らされるようにこだわりました。
実例⑤ 生活感を感じさせない真っ白なキューブ型の家
真っ白な真四角の外観が美しい窓のない家です。
窓を見せないことで直線的な美しさを際立たせることができます。
外観のアクセントには縦格子のルーバーを採用。
シンプルな外観ですが、外構に緑や茶色を取り入れることで、どこか温かみも感じられるような雰囲気に仕上げました。
実例⑥ ルーバーで窓を隠した家
圧倒的な存在感を放つ白い家も、窓をあえて見えないように工事しています。
窓をつけない面は壁にする方法が一般的ですが、こちらの事例はルーバーを付けて窓を隠すという手法を採用しました。
ルーバーがあると家の中の様子がわかりにくいため、目線を気にせずカーテンを開けて過ごすことができます。
適度に光を取り入れられるルーバーを採用すれば、家の中は日当たりの良い空間に。
光を取り入れたい面の窓を無くしたいときには、ぜひルーバーの採用を検討してみてくださいね。
実例⑦ 木目が映える美術館のような家
真四角の壁に斜めのスリットを入れ、木目を加えた美術館やアトリエのような外観です。
白のシンプルな色の中に、無垢材のウエスタンレッドシダーが映えるように工事しました。
窓があると目線がばらけますが、窓を無くすことで木目のアクセントに目線が集まりやすくなります。
アクセントになる面積をあえて少なくして1点に集中させるという、視覚的効果を利用したデザイン工事です。
実例⑧ 三角屋根がおしゃれな白い家
建物の袖壁と軒天部分に板張りを採用した、三角屋根がおしゃれな外観です。
窓を無くして、いくつものハコが重なっているようなデザインになるように工事しました。
駐車スペースに小窓がありますが、車があると隠れてしまう位置なので、窓があっても気になりません。
シンプルさに柔らかさをプラスした、ナチュラルモダンな住宅です。
実例⑨ 外観と室内で大きなギャップがある家
閉塞感・重厚感という言葉が合いそうな、究極にシンプルな窓のない家です。
ガレージのシャッターや外構も無機質な素材で仕上げています。
一方で、室内は開放感あふれる空間に。
LDKの両サイドには大開口の窓をつけ、建物の南側には明るい庭が広がります。
大きな吹き抜けも相まって、開放的な空間に仕上がっています。
住人も遊びに来る人もワクワクさせてくれるような、外観と室内でギャップのあるかっこいい住宅です。
実例⑩ 外構で窓を隠した家
建物の正面に窓はありますが、外構で建物自体を目隠しして窓を見えにくくした事例です。
玄関以外を囲った木目の格子は、目隠しに加えてカーポートとしても使うことができます。
デザイン性も高いため、個性的でおしゃれな外観にしたい方におすすめです。
外観の正面に窓がない家を建てるメリット
窓が無い外観のメリットを紹介します。
メリット① 建物形状や外壁の素材をより楽しめる
窓がない家は外壁の面積が広くなります。
そのため建物の凹凸が目立ったり、外壁の色や素材が際立つようになります。
建物形状や外壁の種類にこだわりるなら、窓を無くして外観そのものを楽しむ家にすると良いでしょう。
メリット② かっこいいシンプルモダンな家が建てられる
窓のない家はシンプルモダンな家を工事しやすいです。
シンプルモダンテイストは窓が多い家よりも、装飾がほとんどない箱型の外観の方が、かっこよく仕上がりやすいです。
窓がなくても外壁や外構でアクセントを取り入れれば、シンプル過ぎないおしゃれな外観を作ることはできます。
窓を極力減らしてキューブ型のハコを組み合わせ、デザイン性の高い外観に仕上げましょう。
シンプルな家の魅力はこちらでも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
メリット③ 防犯対策やプライバシーの確保につながる
窓が建物の正面にない家は、防犯対策やプライバシーの確保にも効果的です。
一般的に、窓が多い家は電気がついているかを見て人がいるかを判断されるため、空き巣に狙われやすいと言われています。
反対に、窓のない家なら道路から家の中の様子がわからないため、犯人が狙いにくなります。
窓がなければ外からの目線も気にならないため、室内でゆったりとくつろぐことができるでしょう。
メリット④ 建物の断熱性・防音性が高まる
室内で発生する熱や音のほとんどは、断熱材が入っていない窓から逃げてしまいます。
そのため、窓が多い家ほど断熱性や防音性は下がってしまいます。
窓がない家では、断熱材や壁で囲まれているため熱や音が逃げにくい状況が作れます。
建物の快適性を上げたいなら、窓の少ない家はおすすめです。
外観の正面に窓がない家を建てるデメリット
建物の正面に窓がない家のデメリットを紹介します。
デメリット① 採光・採風が確保しにくい
建物の1面に窓を付けない場合、残りの3面に窓を配置しなければなりません。
すると、部屋の1方向にしか窓が取れなくなり、採光・採風が確保できないケースも多いです。
外観はかっこよくても、日当たりが悪かったりジメジメした空間になったりしたら嫌ですよね。
外観だけを意識して窓の位置を決めるだけでなく、住み心地も考えることが大切です。
どうしても正面に窓をつける必要がある場合は、窓を小さくしたりサッシを外壁と同色にしたりして外観に馴染ませると良いでしょう。
デメリット② 間取りが制限されることがある
窓がない面を作ろうとすると、間取りが制限されることがあります。
LDKや寝室、子供部屋などは窓が必須の空間なので、窓がない面に配置することができません。
すると、動線が悪い間取りになってしまったり、希望する部屋の広さが確保できないケースもあります。
2面に接する角部屋を上手に利用して、必要な大きさの窓を付けられるように工事しましょう。
デメリット③ 部屋に閉塞感や圧迫感が出ることがある
窓がない部屋は閉塞感や圧迫感が出やすくなります。
実際の畳数よりも狭く感じたり、居心地が悪いと感じる原因になるかもしれません。
トイレや浴室、玄関などに窓を採用しない間取りも増えてきていますが、自然光を取り込めた方が心地良く生活できるという方もいます。
本当に窓が不要かを考えて、間取り・外観を決めてくださいね。
まとめ
窓がない家はスタイリッシュな印象を与えることができ、シンプルモダンなかっこいい外観に仕上げやすいです。
デザイン性だけでなく、防犯性・断熱性・防音性などさまざまなメリットもあります。
しかし、窓がないことによって日当たりや風通しが悪い家になる家になる可能性も高いです。
外観のデザインだけでなく、暮らしやすさを考えて窓の位置や大きさを決めることをおすすめします。
窓がある残りの3面を有効活用して、明るく開放的な家を作ってくださいね。
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ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
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