吹き抜けなしのリビング階段ってどう?メリットデメリットや間取り実例も
リビング階段のある家は、吹き抜け天井を組み合わせることが多い一方で、「吹き抜けなしのリビング階段ってどうなの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
今回は、なぜ「リビング階段×吹き抜け」の組み合わせが多いのかや、吹き抜けなしのリビング階段にするメリット・デメリットについてお伝えします。
さらに、「吹き抜けなし×リビング階段の間取り実例」もたっぷりとご紹介しますので、お家づくりの参考にぜひご一読ください。
<コラムのポイント>
・「リビング階段を取り入れるなら、吹き抜けと相性が良い」と言われるのには、どのような理由があるのでしょうか。
・一方で、吹き抜けなしのリビング階段は、「吹き抜けのデメリットをすべて解消できる」という大きなメリットが。吹き抜けありの魅力と、吹き抜けなしのメリット・デメリットを比較し、あなたにぴったりの間取りを考えてみましょう。
目次
リビング階段って?
リビング階段のある間取りとは、その文字通り「リビング内に、上階へと移動するための階段が設置されている間取り」のこと。
一般的な住宅では、玄関から入ってすぐの廊下に階段が設置されていることが多いですよね。あえてリビング内に階段を設置することで生まれる特徴は、「上階へ移動するには、かならずリビングを通らなければならない間取り」になること。
そうすることで、キッチンやリビングにいながらも、家族が帰宅したり、2階へ移動する様子を見守ることができるというメリットがあります。廊下に階段を配置した場合、子どもが帰宅して2階の子ども部屋へ直接移動すると、帰宅したことすら気が付かないといったことも。
家族とのコミュニケーションが自然と増え、お互いの様子を見守ることができる家づくりには、「リビング階段」がぴったりです。
リビング階段×吹き抜けの相性が良い理由
「リビング階段と吹き抜けの相性が良い」と言われるのには、主に以下3つの理由があります。
・開放的な空間が作れる
上階へとつながるリビング階段の天井を取り払い、上下階がつながるように吹き抜け天井にすると、リビングの天井が高くなるため、開放感のある空間にできるというメリットがあります。
天井が高くなると、それだけでリビングが広くなったような視覚効果が生まれます。「家族が集まる場所であるからこそ、リビングの開放感を大切にしたい」という方には、吹き抜け天井がオススメ。
・採光しやすく明るい室内に
吹き抜け天井にすると、上階のより高い窓からの採光も可能に。そのため、より明るい室内にすることができるメリットがあります。「1階のリビングの窓からだけだと、思うように採光できない」という場合は、吹き抜けとの組み合わせを検討してみましょう。
・おしゃれで高級に見える
リビング階段を設けると、階段のデザインが室内の景観に溶け込んで、それだけでおしゃれなリビングに見えます。そこに吹き抜けの高い天井が加わると、おしゃれなのはもちろん、大空間が広がる高級感のある住まいに。
「家族が多いので、リビングは開放感を重視したい」「リビングが主役のマイホームにしたい」という方には、リビング階段×吹き抜けの家がぴったりです。
リビング階段×吹き抜けなしのメリット
実は、リビング階段×吹き抜けなしのメリットは、「吹き抜け天井のデメリットをすべて解消できる」という大きなメリットが。おもな3つのポイントを見てみましょう。
・冷暖房の効率が上がる
吹き抜けにする最大のデメリットは、上下階の空間がつながるため、冷暖房の効率が下がってしまうこと。
ですが、吹き抜けなしのリビング階段にすれば、こういった心配はありません。夏も冬も快適に過ごせるだけではなく、光熱費も抑えられるでしょう。
・臭いや煙が2階へ広がりにくい
吹き抜けの場合は、料理中の臭いや煙が上階へ広がってしまいやすいのが悩みの種に。
通気性を良くしたり、換気機能を高めたりなど対策はできますが、吹き抜けなしの場合は、1階と2階の空間が天井で仕切られているので、「2階まで臭いが充満してくる」といったことは起こりにくくなるでしょう。
・2階の間取りに余裕ができる
吹き抜けは天井を高くするために、上下階間の天井を取り除くことになるため、2階の間取りが制限されてしまうというデメリットがあります。
広さが十分あれば問題ありませんが、「限られた空間で理想の部屋数や広さを叶えたい」という場合は、吹き抜けなしのリビング階段にすれば、間取りの自由がグッと高まります。
リビング階段×吹き抜けなしのデメリット
反対に、吹き抜けなしにすることで、「吹き抜けの良さが失われてしまう」という点がデメリットとなります。
・開放感は感じられにくい
吹き抜けなしの場合、吹き抜けほど思い切って天井を高くすることはできないため、その分、開放感が得られにくいのがデメリットです。
一方で、天井を高めに設定したり、リビングの間取りを広めに取ることで、開放的な空間づくりは十分可能です。
・採光できる範囲は限られる
吹き抜けなしにすると、吹き抜けにした場合ほどたっぷりと採光することは難しくなります。
とはいえ一般的な住宅では、リビングのある1階の窓からのみ採光するのが普通なため、よほど日当たりが悪い環境でない限りはそこまで心配する必要はないでしょう。吹き抜けなしでより明るい室内にしたい場合は、窓数を増やしたり大開口の窓を設けるのがオススメ。
<関連コラム>
リビング階段×吹き抜けなしの間取り実例
最後に、「リビング階段×吹き抜けなし」の間取り実例をたっぷりとご紹介します。リビング階段を設ける位置やデザインなど、ぜひ参考にご覧ください。
・リビング横から自然とつながるリビング階段
朝、2階の寝室から降りてきて、1階のソファでまったり。と、リビングと2階の自然なつながりが感じられる間取りです。
リビングの奥には、広々としたオープンキッチンを配置。
・階段が主役のおしゃれなリビング
シックなデザインの階段を、リビングの中央に設けたおしゃれな間取り。部屋の中央に階段があるため、リビング、ダイニング、キッチン、どこからでも移動がしやすくなっています。
・広さを最大限に活かした間取り
ダイニングの隅にリビング階段を設置して、間取りの自由度を最大限に高めたお家です。階段下のデッドスペースも、収納スペースにして無駄なく活用。
・キッチン横からつながるリビング階段
こちらは、畳コーナー付きの和モダンなLDK。
キッチン横にリビング階段のある間取りは、料理中でも家族の様子が見守れて安心。
・リビングの背面に階段を設けた間取り
こちらは、リビングの背面にスケルトン階段を設けた、少し珍しい間取りです。
階段が空間の邪魔をせずに、お部屋全体をおしゃれに見せてくれていますね。
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こちらのコラムでは、リビング階段×吹き抜けなしの間取りについて、メリット・デメリットや実例をご紹介しました。吹き抜けなしも、吹き抜けありも、それぞれ良い点・悪い点があるので、ぜひあなたにぴったりの間取りを選んでみてくださいね。
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