コンセント設置の考え方とおすすめの設置位置10選
コンセントは、毎日の暮らしで必ず使う住宅設備の一つです。
しかし新築後に「位置が合わない」「高さが使いにくい」「数が足りない」と後悔するケースは少なくありません。
実際、コンセントに関する失敗の多くは、設置位置や高さ、家電の配置を十分に想定していなかったことが原因です。
新築では図面の段階で電気計画を決めるため、生活動線や家具・家電の配置を考えながら計画することが重要になります。
この記事では、コンセントで後悔しないための設置位置や高さの目安、使いやすい配置の考え方を解説します。
ポイントを押さえることで、暮らしに合ったコンセント計画を立てやすくなるでしょう。
<コラムのポイント>
・忘れがちなコンセントの位置や高さについて解説しています。
・ぜひ採用してほしいコンセントの位置を紹介しています。
目次
コンセント設置の考え方の基本

ここでは新築で後悔しないコンセントの数・位置・高さの考え方を解説します。
コンセントの設置数
コンセントの設置数は、生活で使う家電や家具の配置をイメージしながら決めることが大切です。
新築では図面の段階で電気計画を行いますが、実際の暮らしを具体的に想定していないと、数が足りず延長コードが必要になることもあります。
たとえばテレビ周りだけでも、テレビ本体やレコーダー、Wi-Fiルーターなど複数の電源が必要になります。
将来家電が増える可能性も考え、余裕を持って計画しておくと安心です。
コンセントの設置位置
コンセントの設置位置は、家具や家電の配置、生活動線を考慮して決めることが大切です。
新築の図面では壁面に均等に配置されることもありますが、実際にはテレビ裏やキッチン家電の周辺、デスク周りなど、電源が必要な場所は限られています。
位置が合っていないと家具の陰に隠れてしまったり、延長コードが必要になったりすることもあります。
日常生活の使い方を具体的に想像しながら、使いやすい場所に配置することがポイントです。
コンセントの高さの測り方
コンセントの高さは、床からの距離を基準に測るのが一般的です。
住宅では床から約25〜30cm程度の高さに設置されることが多く、この高さが基本の目安とされています。
ただし、家具や家電の種類によって使いやすい高さは異なります。
カウンター上やデスク周りなどでは、使用する家電や作業のしやすさを考えて高さを調整することもあります。
図面を確認する際は、家具の高さや使い方も踏まえて検討することが大切です。
コンセント設置のポイント

ここでは、家具や家電の配置を想定したコンセント位置の考え方を整理します。
家具や家電の配置を想定して決める
家具や家電の配置を想定してコンセント位置を決めることは、新築の電気計画で欠かせないポイントです。
図面の段階でテレビや冷蔵庫、電子レンジ、デスク周りなど家電を置く場所を具体的にイメージしておくと、使いやすい位置にコンセントを配置しやすくなります。
家具の陰に隠れる場所や壁から遠い位置に設置すると使いにくくなることもあるため、どこで電源が必要になるかを考えながら配置を検討しましょう。
生活動線を考えて使いやすい位置に設置する
生活動線を意識してコンセントの位置を決めることも、新築の電気計画では欠かせません。
掃除機をかける場所やスマートフォンを充電するリビング、ドライヤーを使う洗面所など、日常の動きの中で電源が必要になる場面は意外と多いものです。
動線に合った位置にコンセントを設置しておけば延長コードを使う機会が減り、家の中もすっきりします。
実際の生活の流れを思い浮かべながら位置を考えておくと、使い勝手のよい電気計画につながります。
将来増える家電を想定して余裕を持たせる
コンセント計画では、現在使っている家電だけでなく、将来増える可能性も考えておくことがポイントです。
新築時には十分に思えても、生活スタイルや家族構成の変化によって家電が増えることは珍しくありません。
加湿器や空気清浄機、Wi-Fiルーター、在宅ワーク用の機器など、後から設置する家電もあります。
家電を置く可能性のある場所にあらかじめコンセントを設けておけば、延長コードに頼らずすっきり使えるでしょう。
タコ足配線にならないよう設置数を確保する
コンセントの数が足りないと、延長コードや電源タップを使ったタコ足配線が増えてしまいます。
リビングではテレビやレコーダー、ゲーム機、Wi-Fiルーターなど複数の機器を同時に使うことが多く、電源が一か所に集中しやすい場所です。
必要な数をあらかじめ確保しておけば、配線が床に広がるのを防ぎ、室内をすっきり保てます。
家具の裏やテレビ周辺など、家電が集まりやすい場所ではコンセントを少し多めに設けておくと使いやすくなります。
掃除機や充電用のコンセントも考慮する
掃除機やスマートフォンの充電など、日常的に使う電源の位置もコンセント計画では見落とせません。
廊下や階段付近にコンセントがあれば掃除機を使いやすく、部屋を移動しながら掃除する際にも便利です。
また、リビングや寝室ではスマートフォンやタブレットの充電場所を想定して配置しておくのもポイントです。
普段どこで電源を使うのかを思い浮かべながら配置すると、暮らしに合ったコンセント配置が実現します。
採用すべきコンセント位置10選
基本的なコンセントの位置とは別に、忘れがちな場所やぜひ採用してほしい場所を10個紹介します。
自分の生活にも必要だなと感じたら、取り入れてみてくださいね。
玄関【飾り物・掃除用】
玄関ホールにコンセントがあると、電源が必要なインテリアや季節物を飾ることができます。
玄関収納の上にインテリアが飾れるなら、そこにコンセントを施工しても良いでしょう。
また、掃除器具や工具の充電などの用途があるなら、シューズクロークの中にコンセントをつけることもおすすめします。
電気自転車の充電などにも使えて便利です。
キッチンの手元【調理家電・タブレット用】
キッチンの手元にコンセントがあると、調理家電が使いやすくなります。
キッチンにはカップボード側しかコンセントをつけないことが多いです。
しかし、カップボードのコンセントの前には、炊飯器や電子レンジがあり使いにくいこともありますよね。
キッチン側にコンセントがあれば、食材を切ってそのまま調理家電を使えるため便利です。
また、2口コンセントをつけておけば、調理家電を使いつつタブレットやスマホを充電することができます。
スマホなどでレシピや動画を見ながら料理する方にぴったりです。
ダイニングテーブル付近【調理家電・パソコン用】

ダイニングテーブルのすぐ近くにも、コンセントがあると便利です。
ダイニングテーブルの近くにコンセントが無い場合を考えてみましょう。
ホットプレートやパソコンをダイニングで使うときに、延長コードを使わなければなりません。
毎回延長コードを出すのは面倒くさいですし、子供がコードに足を引っかけてケガをする可能性があります。
また、長く伸びたコードは見栄えも良くありません。
ダイニングテーブルのすぐ脇にコンセントがあれば、このようなデメリットがすべて解決します。
リビング【季節物・AV機器用】
リビングには季節によって置くものも多いですよね。
例えば、電源が必要なクリスマスツリーやお雛様、加湿器などを置くことがあります。
そのため、季節物の置き場を考えてコンセントをつけましょう。
また、テレビ周りにはたくさんのAV機器が設置されます。
テレビはもちろん、レコーダー・ゲーム・スピーカーなどがすっきりと収まるコンセント計画が必要です。
特に、壁掛けテレビの場合は、テレビと接続するコードが目立ちやすいので注意しましょう。
壁内にコードを通す隠蔽配管を行えば、すっきりとコードをまとめることができます。
工事士と相談しながらコンセント位置を決め、適切な配線計画を行ってくださいね。
ソファ周り【充電用】
ソファのすぐそばにもコンセントがあると、スマホやゲームを充電しながら使えるため便利です。
注意点は次の2点です。
・ソファに合わせてコンセントの高さを決めないと使いにくい
・ソファを置いたときにコンセントが隠れないようにする
ローソファの場合は、床から25cmの一般的な高さにコンセントをつけても問題ありません。
しかし、高めのソファの場合はコンセントが低く、座りながらのスマホ操作がしづらく感じることもあります。
そのため、購入するソファに合わせてコンセント位置を決めると良いでしょう。
また、ソファによってコンセントが隠れないように十分注意してください。
あらかじめソファサイズを工事士に伝え、図面に落とし込んでもらうことをおすすめします。
脱衣洗面所【冷暖房器具・美容家電用】
脱衣洗面所は意外とコンセントを使う空間です。
そのため、化粧洗面台にもコンセントがついている場合でも、低い場所・高い場所それぞれにコンセントをつけることをおすすめします。
・低いコンセントの使い道:扇風機・電気ヒーターなどの冷暖房器具
・高いコンセントの使い道:複数の美容家電を同時に使うときや充電するとき
特に女性が多い家庭は、洗面所で使う美容家電は多いですよね。
家族構成に合わせて必要なコンセントの位置を考えましょう。
ベット周り【充電・季節物用】
ベッド周りにもコンセントは必須です。
寝る前にスマホの充電をしたり、ベッドサイドの照明用として使えるでしょう。
また、布団乾燥機や電気毛布など、季節によっては使う家電もありますよね。
両サイドにコンセントをつけることで、夫婦それぞれが使いやすくなります。
ただし、将来違うサイズのベッドに買い替えると、コンセントが隠れてしまうため注意が必要です。
ベッドに被らないような位置に、コンセントを施工しましょう。
収納内【掃除家電用】
収納内のコンセントも需要が高まっています。
なぜなら、コードレス掃除機の採用率が上がっているからです。
収納内に掃除機用のコンセントをつけておけば、目に付かない所で掃除機を充電できます。
ロボット掃除機の場合は、階段下などのデッドスペースをうまく利用して、定位置を考えてみてくださいね。
廊下【足元灯用】

廊下のコンセントは掃除機用で採用する方がほとんどでした。
しかし、コードレス掃除機が一般的になった現在は、足元灯用にコンセントをつける方が多いです。
夜に足元灯があれば電気を点けなくていいので、お子さんが1人でトイレに行きやすくなります。
もちろん大人も足元灯があると便利です。
コンセントタイプの足元灯なら気軽に採用できますので、長い廊下にはコンセントを採用しても良いでしょう。
外周り【掃除家電・工具用】
外回りのコンセントは目立たないような位置につけようと考える方も多いです。
しかし、実際は屋外コンセントが家の正面についていてもそこまで目立ちません。
上の画像では、玄関のすぐ右側にコンセントが設置されていますが、大きく目立つ印象はありません。
外回りのコンセントは、目立たない位置にこだわるよりも使い勝手を優先した配置がポイントです。
特に駐車場や玄関付近に設置しておくと、高圧洗浄機を使った掃除などに役立ちます。
さらに、電気自動車の充電や庭のイルミネーションなどを想定して、屋外用コンセントを設けておくと便利です。
コンセントは一般的な位置・高さに囚われすぎないことが大切
コンセントは「どのような空間や位置にどのくらいの量を採用すべきか」の指標が示されています。
また、一般的なコンセントの高さは約25cmです。
そのため、住宅会社からの最初の提案は、一般的な指標に基づいて工事されます。
しかし、家庭によって使う家電の種類や量は異なるため、すべての家庭が指標通りの工事に当てはまることはありません。
そのため、コンセントは普段の生活をイメージしながら、自分たちに合った位置を考えることが必要です。
高い位置のコンセントの方が使いやすいケースもあれば、高くすることで内装デザインが損なわれることもあります。
1つ1つのコンセントの役割を考えながら、一般論に囚われないコンセント位置を計画しましょう。
まとめ
コンセントは、住み始めてから「位置が合わない」「高さが使いにくい」と感じやすい設備の一つです。
新築では図面の段階で電気計画を行いますが、生活を具体的に想定していないと使いにくくなることがあります。
スマートフォンの充電や掃除機、季節家電など、日常生活で電源を使う場面は意外と多いものです。
設置数や位置に余裕を持たせておくと、日々の使い勝手が向上します。
一般的な高さや配置の目安はあるものの、家庭ごとに暮らし方は異なります。
普段の生活を思い浮かべながら、自分たちの暮らしに合ったコンセント計画を考えることが、使い勝手のよい住まいづくりにつながるでしょう。
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