中庭のある家|快適な間取りの考え方とは?家の形別にメリット・デメリットも解説

中庭のある家

「中庭のある家を建てたいけれど、間取りはどうすればいい?」

中庭付きの家に憧れる方の中には、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

そこでこちらのコラムでは、中庭のある家の代表的な形について、それぞれのメリット・デメリットを解説します。また、快適に暮らすための間取りの考え方もご紹介していますので、ぜひ家づくりの参考にご覧ください。

<コラムのポイント>

・代表的な家の形を知ってメリット・デメリットを比較し、最適な形はどれか考えてみましょう。
・快適に過ごせるマイホームづくりに向けて、間取りのポイントを学んでみましょう。

 

中庭のある家のメリット

 中庭のある家は、メリットがたくさんあります。

 

・日当たりや風通しが良くなる

中庭のある家は、家の中心にも外の空間ができるため日差しが入る範囲が広くなり、日当たりが良くなります。さらに、窓の数も増えることで、風通しの良い開放的な空間をつくることができます。

 

・プライベートな空間でアウトドアが楽しめる

家の敷地内にある中庭は、外の目を気にすることなく、完全プライベートな空間をつくり出すことができます。週末などは家族揃ってBBQを楽しんだり、水遊びをしたり、日を浴びながらゆっくり読書を楽しむこともできます。

 

・防犯面を気にせずに、子どもを遊ばせられる

中庭は一般的な庭とは異なり、家の中からしか立ち入ることはできません。そのため、防犯面で安心して過ごすことができます。時間がなくて外出ができない日でも、家事をしながら子どもを外で遊ばせることができます。

 

 

中庭のある家のデメリット

反対に、中庭のある家にはこのようなデメリットがあります。

 

・コストが高くなる

一番のデメリットは、さまざまな面でコストが高くなってしまうこと。家の表面積や角の数が増えるため、その分建築コストも高くなります。さらに、建物が中庭を取り囲むような形となるため、冷暖房の効率も下がり、光熱費も高くなる傾向に。

 

・生活導線が長くなる

中庭の家は、中庭を中心にして家の中をぐるぐると回るような間取りになります。そのため、生活導線が長くなってしまうのがデメリットに。家の中での移動が増えるため、育児・家事をする主婦・主夫の方にとっては負担に感じるかもしれません。

 

・生活空間が狭くなる

庭の面積が必要となるため、広い敷地がないと生活空間が狭くなってしまうというデメリットもあります。快適な家にするために中庭を設けたのに、家の中で窮屈さを感じてしまったらもったいないですよね。

 

 

中庭のある家にはどんな形がある?

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中庭のある家の形には、大きく3つのパターンがあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

・ロの字型

完全に家が中庭を取り囲んでいるタイプの形で、上から見ると「ロ」の字の形をしている家です。

屋内からのみ中庭に出ることができるため、防犯面ではもっとも安全な形となります。人目に触れることもないため、完全プライベートな空間がほしい、という方にはぴったりです。

一方で、より広い敷地が必要となることや、中庭に湿気や熱がこもりやすいというデメリットがあります。

 

・コの字型

家を「コ」の字型に建てて、中心に中庭を設ける家の形です。

中庭全体が建物に囲まれているわけではないため、広々とした中庭にできるほか、日当たりもさらに良くなり開放感が生まれます

反対に、通行人の視線が気になったり、外部からでも中庭に入れるような形となるため、防犯面では「ロ」の字型に劣ります。できる限りプライベートな空間を保ちたい方は、道路に面していない側に中庭を設けて、外からの視線を避けるようにすると良いでしょう。

 

・L字型

建物を「L」の形に建てて中庭を設ける方法です。

建物に囲まれている部分が少なくなり、もっとも開放感が生まれる形です。中庭を広く取りたい、開放感を重視したい、という方にはおすすめです。

反対にプライベートな空間が保ちにくいため、人目を気にせずに思いっきりアウトドアをしたい、という方には向いていないでしょう。

 

快適に暮らすための間取りの考え方

土間のある家の間取り事例

住まいは、人生のもっとも多くの時間を過ごす場所。そのため、家づくりにおいて大切なのは、長く快適に過ごせるかどうかがポイントとなります。

こちらでは、中庭付きの家において、住みやすい間取りにするためのポイントを3つご紹介します。

 

・生活導線を考慮し、回遊できる間取りに

屋内での移動距離をできる限り短くするため、生活導線を考慮した間取りにしましょう。

生活導線を短くするには、トイレ、洗面所、お風呂などの水回りを一箇所にまとめるのがおすすめです。また、洗濯機は中庭の物干し場所の近くに設置すると、洗濯も楽チンに。

 

・室内から中庭をフラットにして一体感を

室内と中庭の境目は、段差を付けずにフラットにすると、見た目に一体感が生まれて行き来もしやすくなります。

「憧れで中庭の家にしたけれど、結局あまり活用できなかった」という声も少なくないため、境目をフラットにすると、気軽に中庭に出ることができるのでおすすめです。

 

・理想のライフスタイルに合わせた間取りに

理想の家づくりにおいて、ライフスタイルに合わせた間取りを考えるのも大切なポイントの一つ。

たとえば、家事をしながら子どもを自由に外で遊ばせたいなら、リビングと中庭を隣接させて、リビングやキッチンからでも中庭の様子を見守れるような位置関係にしてみましょう。

友人や親戚を呼んで、大勢でBBQやパーティーを楽しみたいという方は、キッチンやダイニングに繋がるようにウッドデッキを設けると、食べ物や飲み物が持ち運びしやすくなります。

 

二階建てに中庭を設ける際の注意点は?

中庭のある平屋

二階建ての家に中庭を設けたい場合に注意すべきことは、日当たりです。

二階建ては建物に高さが出るため、ロの字型にしてしまうと、中庭にも家の中にも光が届きにくくなってしまいます。プライベートな空間は作りにくくなってしまいますが、日当たりの良さや開放感を求めるなら、コの字型やL字型がおすすめです。

 

平屋に中庭を設ける際の注意点は?

もともと広い敷地が必要となる平屋ですが、中庭を設けるとなると、さらに広い土地が必要となります。そのため、注意すべきポイントとしては、中庭と生活スペースのバランスです。

中庭を大きくしすぎてしまうと、間取りに制限が出てきたり、一つひとつの部屋が狭くなってしまいます。まずは住居スペースの確保を優先して間取りを考え、そのうえで中庭の広さを決めると良いでしょう。

 

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こちらのコラムでは、中庭のある家について、家の形別のメリット・デメリット、間取りのポイントを中心にご紹介しました。敷地面積や、ご自身の理想のライフスタイルを考慮したうえで間取りを決めて、快適に過ごせる中庭付きの家を建てましょう。

ブルーハウスでは、中庭のある家の実績が豊富にございます。家づくりのリサーチを始めたばかりの方、まず何から始めたら良いか分からない方は、ブルーハウスのブルーハウスの家づくりセミナー・オープンハウスにぜひご参加ください。

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