失敗例から学ぶ!二世帯住宅を成功に導くコツ、間取りの工夫とは
「二世帯住宅でマイホームづくりを検討中だけれど、失敗するのが怖い…」
二世帯住宅はメリットもたくさんありますが、親子二世帯が同居するからこそ生まれるトラブルや、閉塞感もあることから、あまり良いイメージを持てない方も多いのではないでしょうか。
二世帯住宅を成功に導くためには、よくある失敗例から学びトラブルが起こらないように事前に対策をしておくことが最も大切なポイントとなります。
こちらの記事では、二世帯住宅でよくある失敗例とその対策、成功するためのコツについて解説します。二世帯住宅に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
・二世帯住宅の失敗例から学び、間取りや家づくりの進め方のコツを学びましょう。
・二世帯住宅で成功するためには、親・子世帯が遠慮せずにじっりと話し合いを進めていけるかがポイントです。
耐えられずに別居?!とならないために失敗例から学ぼう
せっかく二世帯住宅で暮らすなら、毎日楽しく居心地のよい空間で過ごしたいですよね。親子で暮らす中でストレスが溜まり、しまいには別居‥なんてことにならないように、失敗例から家づくりのコツを学んでおきましょう。
・マスオさん状態で親からの干渉がつらい
「マスオさん状態」とはサザエさんに出てくるマスオさんのことで、「夫が妻の実家で同居する」形態のことを言います。二世帯住宅で言うと、「子世帯と妻の親世帯が同居する」形です。妻の親世帯と同居することで、生活や子育てについて色々と干渉されて「ストレスを感じて辛い…」という夫の声も聞かれます。
「義理の両親から言われると、なかなか言い返すこともできずに遠慮してしまう」という場合も多いかと思います。そんな窮屈な生活になってしまわないように、親からの干渉をできるだけ避けたい場合には、「完全分離型」の二世帯住宅がおすすめです。または「一部共有型」にしてプライベートな空間を作りつつ、お互いに干渉しすぎない適度な距離感を保つのも良いでしょう。
・共用スペースでのトラブルが多発
「好きな時にお風呂に入れない」「キッチンの使い方が汚くて不満‥」といったように、共用スペースでトラブルが頻繁に起こってしまい困っているということも。
対策として、完全共用型の二世帯住宅を建てる場合は、特にキッチンやお風呂などの水回りについては、事前にルールを決めておくのがおすすめです。また一部共有型にする場合は、お互いの生活スタイルを考えたうえで、どこを共用部分にするのかを決めるのが良いでしょう。たとえば、子世帯は夜遅くに家の出入りが多く、親世帯は早めに就寝することが多い場合は、玄関を共用にせず各世帯に設けるなどの工夫が必要です。
・生活音が気になって眠れない
よくあるのが、「子供の騒ぐ声が聞こえたり夜遅くにお風呂に入っている音が聞こえたり、生活音が気になって眠れない」という親世帯のお悩みです。
お互いの就寝時間にズレがある場合は、子供部屋や浴室を寝室から離すなど間取りを工夫したり、防音機能を高めるなどをして対策をするのがおすすめです。
・遠慮して気軽に人を呼べなくなった
頻繁に友人を家に呼んで、ちょっとした食事会やお茶会をするのが好きな人も多いでしょう。しかし、二世帯住宅にしたことで、相手に気を遣わせたくないという気持ちから「気軽に人を呼べなくなってしまった」という不満の声も。
「二世帯住宅にしたことで人付き合いを我慢しなければならない」なんてことにならないように、玄関は親・子世帯それぞれ別々に設けるようにするのが良いでしょう。さらに、専用のゲストルームを設けると、家族が集まるリビングを使用する必要がないため、気を遣うことなく友人や知人を家に呼ぶことができるでしょう。
・費用負担の割合に納得がいかない
二世帯住宅にする場合、住宅にかかる固定資産税や毎月かかる水光熱費などの生活費を、二世帯で負担することになります。親子世帯の間でこういった費用の負担割合に不満をかかえる人もいるでしょう。
お金に関するトラブルはできるだけ避けたいため、住み始める前に費用負担の割合はどうするかを話し合っておきましょう。
・離婚した時のことを考えていなかった
あまり考えたくないものですが、離婚することになって「住宅のローンや財産分与はどうなるのか」について揉めてしまい、「二世帯住宅を建てる際に、万が一離婚したときのことも考えておけばよかった」と後悔する人も少なからずいます。
基本的には、土地も建物も親名義の場合、二世帯住宅は親の所有物であるため夫婦共有財産ではありません。そのため、夫婦が離婚した場合は財産分与の対象にはなりません。一方で、土地も建物も夫(または妻)名義の場合は、二世帯住宅が夫婦の共有財産となり、離婚時の財産分与の対象にもなります。
二世帯住宅で成功するためのコツ
最後に、二世帯住宅で満足のいく家づくりをするための成功のコツを3つご紹介します。
・生活スタイルに合わせて間取りを工夫する
親子二世帯がお互いに気持ちよく暮らせるように、お互いの生活スタイルに合った間取りにすることが、まず一つ目のポイントです。生活習慣が共通する点、異なる点を洗い出し、まずは「完全分離型」「完全共有型」「一部共有型」どれが一番適しているのかを決めましょう。その次に、「完全共有型」「一部共有型」にする場合は、各間取りの配置や、共有場所はどこにするのかなど、詳細について話し合いを進めていくのが良いでしょう。
・共有スペースや費用面のルールを決めておく
最もトラブルが起きやすいのが、「共有スペース」と「費用面」についてです。この2点については、家に住み始める前の段階から、細かなルールやお互いの意向を共有しておくと、その後トラブルへ発展しにくくなるでしょう。
・住宅を建てる前に納得するまで話し合う
二世帯住宅では、親世帯・子世帯の希望をすべて叶えることは難しいでしょう。ですが、お互いの理想を最大限に叶えるためには、事前の話し合いの中で、遠慮せずに素直に思っていることを伝え合うことが何よりも大切です。「本当はこう思っていたけれど、気を遣ってしまって言えなかった」となると、あとで後悔することになってしまうでしょう。
「身内だけだと思っていることを伝えにくい」という場合は、ハウスメーカーや工務店の担当者など第三者も交えて、納得するまで話し合うのも良いでしょう。
二世帯住宅を建てるなら…
いかがでしたか?二世帯住宅は、二つの世帯が同じ屋根の下に暮らすことになるため、どうしても気を遣ってしまったりトラブルが起こってしまうこともあるでしょう。ですが、事前に懸念点を洗い出して間取りの工夫や家族同士の話し合いを重ねれば、お互いが快適に生活できる環境が叶います。
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