【内装編】ローコスト住宅に学ぶ!名古屋でコストを抑えた住宅の実現法

木の梁や柱、テレビボードなどの造作家具がアクセント

注文住宅での家づくりにおいては、性能やデザインに妥協はしたくない。けれど、コストを抑えるところは抑えて賢く家を建てたいというご要望をいただくことがあります。

これまで、家づくりコラムでローコストに住宅を建てる方法について何度か紹介しました。

今回は、家の内装づくりにおいて、上手にコストを抑えて満足のいく家をつくる方法をご紹介します。

場所に合わせた適切な内装材の選択方法、予算内でも美しく統一感のある内装にするための基本的なルールについて解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

 

内装の基本は「統一感を持たせる」

キッチンまわりの木とタイル使いのバランス

ローコストかどうかということを抜きにしても、快適で美しい内装を実現するには「統一感」を持たせることが大切です。

特に、壁、床、天井の面積の大きな部分の内装材は、部屋のテイストを決める大切な要素です。

木目調の材料一つとっても、樹種や色合いを揃えることで統一感が出ます。

コストの面からも、内装材を揃えることはメリットが大きく、種類をできるだけ揃えることで施工費を抑えやすく、少量の材料を多種類使うよりも材料のロスを減らすことができます。

主な内装材の種類

ビニールクロス 塩化ビニール樹脂などを原料とした安価で水に強い、最も一般的な内装材。壁、天井に使われる。耐久性、メンテナンス性に優れ、施工も比較的簡単で施工コストも低め。調湿機能などを備えた高性能タイプも。
塗装 刷毛やローラーブラシ、エアスプレーなどで塗料を塗る内装仕上げ。カラーが豊富で混ぜ合わせてオリジナルの色を作ることもできる。クロスとは違った質感で個性的な室内になる。部分的な補修も重ね塗りなどで比較的簡単に行える。DIYでも行いやすいが、専門業者による施工費はビニールクロスより高め。
洋紙クロス 洋紙を原紙にしてプリントやエンボス加工などを施した壁紙。欧米ではポピュラーで、輸入住宅のような雰囲気づくりにぴったり。和紙など紙の特徴や質感を活かした製品も。
ウッドパネル 羽目板などの壁材や天井に使われる木製の内装材。存在感があり一部に使用するだけでも木の温かみを感じられる室内になる。天然木の内装材は肌触りや香りもよく、自然の調湿機能で快適な住環境をつくってくれる。
タイル貼り 最近では室内にタイルを部分使いするおしゃれな事例が多く見られる。ブリック(石材、レンガ風)タイルを腰壁のように使ったり、モザイクタイルをキッチンや洗面所、トイレに使用して店舗のような雰囲気を出したりするのによく使われる。
フローリング 床の仕上げで一般的に使われる。特殊な場合を除いて大工工事でできるため専門の職人は不要。
左官 漆喰やモルタル、珪藻土などをコテで塗る仕上げ。熟練の技術が必要で手間がかかるが、つなぎ目のない美しい仕上がりで人気。漆喰や珪藻土、シラス壁などの天然由来の左官材料は、調湿機能、防火性、吸音性などに優れ環境にも優しい。セメントが主原料のモルタル壁はRC造のような雰囲気が出ることで最近人気が高まっている。

 

自然素材と新建材の特徴

無垢材と新建材をうまく使い分けよう

ところで、内装材の仕上がりとコストに大きく関わるのが「無垢材」と「新建材」の違いです。

無垢材は、木材はもちろん、漆喰、珪藻土など自然素材でできている材料のことです。

100%天然の素材でできた無垢フローリングは、コストは高くなりますが肌触りや香りがよく、天然の調湿機能などを兼ね備えています。

経年変化を楽しめ、年数を経るごとに味わいが出てくるのも魅力です。また、傷がついても下に基材がないためヤスリでお手入れすることで味わいを増しながら使い続けることができます。

初期費用はかかりますが、長い目で見ると無垢材ならではの魅力が際立ちます。

無垢フローリングはUNI材や乱尺など種類が豊富!

無垢フローリングの種類は、1本の木から一枚板を切り出すOPC(One Piece)材と、短い丈の無垢材を縦方向につないで、フローリング1枚分(1820mm)の長さに仕立てるUNI(United)材、縦方向にも横方向にも無垢材をつなぎ合わせて床材として加工したFJL(Finger Joint Lamination)材に分かれます。

OPCは、一枚ものとも呼ばれ、つなぎ目が少なく木そのものの木目の魅力がはっきりと分かります。その分貴重であり、価格も高めです。

UNI材は、一枚あたり4~5枚の板をつなぎ合わせています。一枚ものよりも見た目の美しさは劣りますが、その分価格も抑えられ、無垢材の風合いは変わらないのでよく使われています。

FJL材は、一枚ものとは違い細かい板の組み合わせでできているため、1枚1枚色の濃淡が異なり、個性的な床面になります。

また、長さが一定でなく不揃いの長さの板を組み合わせて約1800mmの繰り返しにする「乱尺フローリング」というものもあります。張り合わせると独特のリズム感が生まれるので、工夫次第で「オリジナル」感が出やすい材料です。

新建材は耐久性やお手入れの楽さが魅力

合板を組み合わせて作られた「複合フローリング」は、新建材の代表です。

合板を何層か重ね合わせ、表面に天然木の薄い板を貼り合わせてあるため、無垢材よりも耐久性や清掃性に優れ、収縮や変形が少なく扱いやすいのが特徴です。

無垢材と比較して安価な商品が多いです。また、ビニールクロスも代表的な新建材で、コストが安くお手入れしやすいという特徴があります。

どちらにも一長一短のメリット、デメリットがあります。

内装材の各部位においては、素材の風合いを重視するのか、メンテナンス性や清掃性を重視するのかなどをよく考えた上で選択しましょう。

 

床材は特に快適性を重視しよう

木のぬくもりを感じる無垢フローリング

床材は、壁材や天井材に比べて身体に触れる時間が最も長く、頻繁に目に入る部分でもあるため、住まいの快適性に大きく関わります。また、張り替えやリフォームも壁や天井と比べて手間がかかるため、始めの選択が重要になります。

床材を決めるときは、できるだけサンプルを見て触れて、しっかりと色味、風合いや足に触れた時の感触、香りなどを確認しましょう。試すサンプルはできるだけ大きなものが望ましいです。

また、裸足で触れることも多いので、子どもやペットにも安全で優しい素材かどうか、耐摩耗性や防汚性、防水性、防音性などはどの程度か、床暖房に対応可能かなど性能面も要チェックです。

また、キッチンや洗面所、トイレなど水回りの床材には、濡れてもある程度耐久性のある、湿気に強く防水性の高いもの、拭き掃除や掃き掃除がしやすいものを選ぶなど、使う場所によっても重視する性能は変わってくることも意識しましょう。

 

天井は「見せ梁」にすると開放感と素材の良さを楽しめる

見せ梁で天井が高く広く、木のぬくもりを感じる

天井は、梁の下にボードやパネルなどの下地を貼り、クロスなどの化粧材で仕上げる方法が一般的です。

最近は、あえて梁をそのまま見せるようにする方法も多くなっています。「見せ梁」や「天井あらわし」などと呼ばれる手法です。下地材以降の過程と材料のコストカットになるほか、天井が実際に高くなり、開放感を出すことができます。

梁の木材がむき出しになっているので、木のぬくもりをダイレクトに感じることができます。

 

種類を絞るコツは「テイスト決め」

まるでカフェのようなイメージで統一されたお部屋

これまでにお話したように、内装材を揃えるといっても、部屋や部位ごとに求められる内装材の性能は異なりますし、全てを自然素材にするとコストが上がってしまいます。このように考えると、内装材は「ある程度テイストや色味、質感を揃えて統一していく」のが一番バランスがよいでしょう。

そこで、「モダンテイスト」「カフェ風」「和風」「北欧テイスト」「プロヴァンス風」などの好きなテイストを決めて、一つのテイストに着目して揃えると上手くいきます。

サーファーズハウス風の木の家

さらに、全てを揃えるのではなく、床や大きな家具、ドアなど大きな面を占める部材と、ドアノブや蝶番、照明などアクセントとして部屋を引き締める部材の2種類に分けて、それぞれを大まかに統一していくと、それだけですっきりとして、なおかつまとまりのある空間になります。

 

DIYの塗り壁や壁紙貼りでコストダウン

壁や床の仕上げをセルフで行えば、その分工費もカットできます。塗装仕上げの刷毛塗り、左官のコテ仕上げ、壁紙貼りなどを、出来る範囲で行えば、家づくりの思い出にもなり、完成した家に愛着も増えます。

 

まとめ

内装を美しくまとめ、ローコストを実現する方法は、「使う場所に適した材料を、できるだけ統一感を持たせて選ぶこと」です。

今回ご紹介した様々な内装材の特徴をよく理解し、設計者や施工者から適宜アドバイスを受けながら、自分だけのこだわりの内装をつくってみましょう。

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