換気による清浄な空気環境
全館空調は機械による強制換気で温度だけでなく、清浄な空気環境を保つことができます。
全館空調の特徴として「第1種換気システム」という機械換気を使用するメーカーがほとんどです。
第1種換気とは機械で給気し、機械で排気するシステムなので、3種換気と比べて計画的に給気・換気がなされています。
※換気の種類についてはこちら→https://bluehouse.co.jp/28111-2/
また、高性能フィルターを使用するなど工夫されているものが多く、
花粉除去もできる商品もあるので、花粉症の人でも安心して洗濯物の室内干しができます。
室内や室外に露出する冷暖房機器が少なくなる
全館空調の室内機は、収納の中に設置されますので室内に出てくる事はありません。
それに対して、エアコンなどは取り付け場所に気をつけなくてはなりません。
アクセントウォールや吹き抜けの場所を避けながら、循環の良い場所に設置していきます。
全館空調は、内装デザインを邪魔をすることがないので、すっきりとさせることができます。
外観も同じく室外機が減るため、外観のデザインに干渉することがありません。
またストーブ・ファンヒーターを設置しなくて済むので、個別の掃除や不使用時の
出し入れの手間がなくなります。
全館空調を取り入れる時の注意点
全館空調を取り入れる際は下記の注意点に気をつけておきましょう。
1.電気代
2.空気が乾燥しやすい
3.定期的なメンテナンス
電気代
これも非常に心配される要素です。
しかし、高気密・高断熱の住宅であれば小さいエネルギーで十分な冷暖房環境を得ることができます。
どんなに優れた空調システムでも住宅の気密性や断熱性能が低いと、
暑い(冷たい)外気が室内に入り、空調が常時最大稼働していては電気代はとんでもなく高くなります。
高気密・高断熱であれば全館空調だけでなく、エアコンなどの冷暖房器具を
効率よく稼働させることができるので、ランニングコストを抑えることができます。
乾燥しやすい
全館空調は、家の中が乾燥しやすい特徴があります。
なので加湿器や加湿機能つきの全館空調を使って対策しましょう。
定期的なメンテナンス
全館空調は本体が故障すると、家中の冷暖房機能が止まってしまいます。
またメーカーの保証期間が過ぎていると、本体を修理するために何十万と費用がかかってしまいますので、
定期的なメンテナンスをしましょう。