30坪2階建ての「平屋風2階建て」のご紹介

「30坪で平屋を建てたいけれど敷地が足りない」、「平屋のように暮らせる2階建ての間取りや外観を知りたい」とお悩みの方へ。
ゆったりとワンフロアで暮らせる平屋は人気ですが、コンパクトな敷地ではスペースが足りなかったり、家族間のプライバシー確保が難しかったりする懸念があります。
そんな悩みを解決するのが、平屋と2階建ての良いとこ取りをした「平屋風2階建て」です。
今回の記事は、30坪で実現する平屋風2階建ての間取り・外観実例、メリット・デメリット、注意点について詳しく解説します。
将来を見据えた、暮らしやすい平屋風2階建てを実現したい方は、ぜひ参考にしてください。
<コラムのポイント>
- ・平屋のような暮らしができる平屋風2階建ては多くの魅力があります。
- ・平屋風2階建ての間取りや外観を見てイメージを膨らませましょう。
- ・メリットやデメリットを知り、平屋風2階建てが自分の暮らしに合っているか確認しましょう。
目次
30坪2階建ての「平屋風2階建て」とは?

平屋風2階建てとは、1階部分の床面積が大きく、反対に2階は床面積が小さな家のことです。
1階の広い床面積を有効活用してクローゼットや寝室を配置すれば、ワンフロアな暮らしを送ることができます。
脱衣所・ランドリースペース・屋外の物干し場・クローゼットが全て1階にあれば、家事動線の良い間取りの完成です。
また、1階の面積が広い家は庭と接する幅も広くなるため、外とのつながりがある間取りが作りやすくなります。

LDKと庭がつながっていれば、子供やペットが自由に出入りできる開放的な空間が作れます。
庭は、フェンスなどで囲えば安全性も問題ありません。
2階の居室とLDKは階段で仕切られます。

子供部屋が2階にあれば家族間のプライバシーが保たれやすいです。
平屋のデメリットである音などの問題も気になりにくくなるのは、2階建ての良いところですよね。
ちなみに平屋風2階建ては、2階に天井高1.4m以上の部屋があるため、建築基準法上では2階の扱いです。
部屋の面積はどんなに小さくても、1.4m以上の天井高なら2階建てになるので覚えておきましょう。
こちらで紹介した家はご夫婦とお子様、ワンちゃんと暮らす平屋風2階建ての家です。
他にも実例写真を掲載していますので、ぜひご覧くださいね。
【約30坪】おしゃれな平屋風2階建ての間取りと実例

続いては、約30坪の平屋風2階建ての間取りと外観・内装の実例を写真付きで詳しく紹介します。
1階の間取り【21.41坪】

1階にファミリークローゼットと4.5畳の洋室を作りました。
洋室は現在、ご主人様の趣味部屋として使っていますが、将来的には夫婦の寝室としても活用できます。
水回りは建物の東側にまとめ、家事動線を良くした点がポイントです。
ファミリークローゼットは出入り口を2ヵ所作り、玄関・脱衣所・LDKからアクセスしやすいように工夫しています。
2階の間取り【9.51坪】

2階は1階の半分以下の床面積で、寝室と子供部屋2つの計3部屋を作りました。
将来は1階の趣味部屋を寝室にすることを考え、寝室は小さめにしてトイレもなくしています。
1階にファミリークローゼットがあるため、収納も必要最低限にしました。
実例写真
続いては、こちらの住宅の内装・外観の実例写真を見ていきましょう。
玄関は広めのスペースを確保し、全体を白でまとめて開放感が出るようにしました。

オープンタイプの靴収納は出し入れしやすいです。
リビングドアは採用せず、玄関ホールからリビングや洗面所へ直接行けるようにしました。
リビングは平屋を感じさせるような広々としたスペースに。

窓枠は奥行きがあるタイプを採用し、日当たりの良い空間でゆったりと腰をかけて過ごすことができます。
キッチンの食器棚は扉を付けて生活感を隠した点も、室内を広く見せるためのポイントです。
以下の写真は、ご主人様の好みを詰め込んだ趣味部屋です。

コンクリート打ちっぱなし風のクロスが目を惹きます。
エアコンや室内物干しも完備していて機能性も十分な空間です。
将来はご夫婦の寝室としても使える4.5畳の洋室です。
洗面台をオープンスペースに配置した点も、内装のこだわりポイントになります。

1階のどこからでもアクセスしやすいため、帰宅後の手洗いや朝・夜の準備もスムーズに行えます。
幅広いカウンターを選び、家族が並んで使えるようにしました。
玄関とリビングの間の階段から2階につながります。

リビング階段でコミュニケーションを取りやすい間取りにしつつ、各居室を2階に配置することでプライベート空間を独立させました。
外観は、白をベースに木目をアクセントにした美術館のようなデザインを採用しています。
北面には窓を配置せず、生活感をなくしました。
建物の正面からだと真四角に見えるため、一見すると個性的な平屋をイメージさせるおしゃれな外観になっています。
横から見ると、南側は2階がないことがわかります。

道路からの見え方にもこだわった、おしゃれな平屋風2階建ての住宅です。
こちらの実例は、ご夫婦とお子様2人で暮らす家です。
約30坪のコンパクトハウスですが、家の中は開放感が感じられます。
また、夫婦がご高齢になったらワンフロアでも生活できるため、将来も安心です。
以下のページでは、動画や写真でこちらの事例を詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
30坪2階建ての平屋風2階建ての実例
平屋風2階建ては、1階の面積が大きくて2階が小さいため個性的な外観を実現することができます。
この章では、平屋風2階建てのおしゃれな実例を紹介します。
実例① 左半分だけ2階建てのキューブ型の外観

全体を薄いグレーの外壁にし、茶や黒をアクセントにした外観です。
建物の左半分だけ2階を作り、凹凸の少ないすっきりとしたデザインに仕上げました。
実例② 奥側が2階建てのモダンな外観

建物の手前側は1階だけ、奥側は2階建ての間取りにした家。
黒のガルバリウム鋼板の外壁に、木目が映えるモダンスタイルな外観です。
実例③ 白い箱が重なった片流れ屋根の外観

こちらは、1階と2階で外壁のデザインを分けた事例です。
箱が重なり合ったような、ナチュラルモダンのおしゃれな外観が完成しました。
実例④ 三角屋根が可愛いカフェ風の外観

こちらは、急勾配な三角屋根を採用した事例です。
切妻屋根にすることで、デザイン性を高めています。
カフェ風の可愛い外観デザインを再現したい場合に、おすすめの屋根形状です。
30坪2階建ての平屋風2階建てのメリット
ここからは、30坪の平屋風2階建てのメリットについて解説します。
限られた敷地でも平屋のような暮らしが送れる

平屋風2階建ては、一部の部屋を2階に配置することで1階の床面積が小さくなります。
土地がコンパクトで平屋を諦めていたケースでも、平屋風2階建てを建てることで「平屋のような暮らし」を実現できます。
家事動線の良い間取りになる

ファミリークローゼットや洗濯物の干し場などを1階にまとめれば、家事動線の良い間取りを作ることが可能です。
階段の上り下りをしなくても家事が完結する間取りを目指すことで、身体への負担軽減や家事の時短につながります。
平屋と比べて生活音が気になりにくい

子ども部屋のみを2階に配置することで、家族間のプライバシーを保つことが可能です。
音や話し声などが気にならないため、お子様の友達が遊びに来てもお互いストレスなく過ごせます。
お子様が寝てからリビングで映画などを見ることもできるため、ご家族が充実したプライベートの時間を過ごせるのです。
将来的にも暮らしやすい間取りになる
ワンフロアで生活のほとんどが完結する間取りにすることで、階段を上り下りする頻度が下がり、快適に暮らせます。
また、LDKを中心に各空間がつながる間取りなら、部屋ごとに温度差が生まれにくいため、ヒートショックなどが起こりにくい室内環境を作れます。
建てるときだけでなく、将来的な暮らしやすさを考えた間取り計画を意識しましょう。
大きな吹き抜けを作ることができる

平屋風2階建てなら、通常の平屋では採用が難しい大きな吹き抜けを作ることができます。
吹き抜けによって1階と2階の空間がつながっていれば、平屋のように家族間のコミュニケーションが取りやすい家になります。
さらに、室内に開放感が生まれるため、ゆとりのある暮らしを送れるのです。
30坪2階建ての平屋風2階建てのデメリット

続いては、30坪の平屋風2階建てのデメリットについて解説します。
将来2階の部屋は使われない可能性が高い

子ども部屋を2階に配置した場合、将来的にその部屋は使われなくなる可能性があります。
1階に全ての部屋がある平屋なら、お子様が巣立った後でも夫婦の趣味部屋などの用途で使いやすいです。
しかし、階段の上り下りを伴う2階の部屋は使い勝手が悪いため、使われない部屋になるケースがあるのです。
お子様が里帰りしたときの宿泊部屋や、使用頻度が低いものを収納する場として賢く活用しましょう。
2階建てと比べて水災時の被害が大きい
平屋風2階建ては、家のほとんどの設備や居住空間が1階にあります。
そのため、水災で床上浸水したときの被害が大きくなりやすいです。
家を建てるエリアのハザードマップを確認し、水害時のリスクも考慮して、平屋風2階建ての間取りを検討しましょう。
価格が割高になることがある

平屋風2階建ては、間取りによっては平屋よりも割高になる可能性があります。
理由はシンプルで、1階の面積を広げると基礎・屋根面積が増えるのに加えて、2階があることで外壁面積も増加するからです。
また、建物の形状が複雑になる場合は、さらにコストアップにつながります。
結果的に、「広い敷地に通常の平屋を建てた方が良かった」と後悔につながるケースもあります。
平屋風2階建てを建てるときは、デザイン面だけでなく、費用や使い勝手などを総合的に判断することが大切です。
30坪2階建ての平屋風2階建ての間取りのポイント

理想の「平屋風2階建て」を実現するためには、限られた30坪という面積をいかに有効活用するかが鍵となります。
ここでは、30坪の平屋風2階建ての間取り計画のポイントを解説します。
LDKを広く確保する
平屋風2階建ての魅力である「ワンフロアの開放感」を最大限に引き出すためには、LDKにゆとりを持たせる設計が重要です。
30坪という限られた敷地であっても、1階のリビングの設計しだいで開放的な空間を実現可能です。
例えば、対面キッチンやアイランドキッチンを採用したり、リビング階段や勾配天井を組み合わせたりすることで、視覚的にも広がりを感じる空間を演出できます。
家族が自然と集まり、長時間過ごしたくなるような居心地の良いLDKを中心に間取りを考えてみましょう。
収納スペースをしっかり確保する
ワンフロアに近い生活を送る平屋風2階建てでは、生活用品の多くが1階に集中するため、適切な収納計画が不可欠です。
キッチンの横に大容量のパントリーを設けたり、玄関周りにシューズクロークを作ったりすることで、生活感が出やすいLDKを常にすっきりと保つことができます。
また、家族全員の衣類をまとめて管理できるファミリークローゼットを設ければ、毎日の片付けの負担も大きく軽減されます。
「どこで何を使うか」という生活動線を具体的にイメージしながら、適材適所の収納計画を行うのが成功のポイントです。
家事動線を意識した間取りにする
毎日の家事の負担を減らすには、「家事動線」を意識した間取りづくりが重要です。
例えば、キッチン、洗面脱衣所、ランドリールームといった水回りを一直線に配置するだけでも、移動の無駄を排除できます。
さらに、行き止まりのない回遊動線を意識することで、ご家族がストレスを感じにくいスムーズな暮らしを実現できます。
将来を見据えた部屋数にする
家は長きにわたって住み続けるため、今のライフスタイルだけでなく、数十年後の生活を見据えた部屋の計画が不可欠です。
お子様がまだ小さいときは大きなプレイルームとして使い、成長に合わせて間仕切り壁を追加して個室にするなど、可変性を持たせた間取りが効果的です。
お子様が独立して家を出た後は、間仕切り壁を外してセカンドリビングや趣味の部屋として再活用する方法もあります。
将来的に1階だけで生活が完結できるように寝室を1階に配置するのも、老後の安心につながる設計のポイントです。
採光や風通しを考えた窓配置にする
1階の床面積が広くなる平屋風2階建てでは、建物の中心部分まで光が届きにくくなる点に注意が必要です。
採光と風通しを確保するためには、窓の配置を工夫しましょう。
屋根の段差を利用して高い位置に窓を設けたり、吹き抜けや天窓を採用したりすることで、家全体に明るい光と心地よい風を届けることができます。
また、中庭をコの字やロの字型で囲むように配置すれば、外からの視線を遮りつつ、全室に自然光を取り込むプライベートな空間が完成します。
30坪の2階建ての間取りを考えるときの注意点

30坪の平屋風2階建てを採用するにあたって、必ず押さえておくべき注意点があります。
住み始めてから「もっとこうすれば良かった」と後悔しないために、5つのポイントを押さえておきましょう。
廊下や階段スペースを取りすぎない
限られた坪数を最大限に有効活用するためには、廊下や階段スペースをできるだけ減らす工夫が大切です。
廊下や階段スペースの必要性を考えたうえで最小限の範囲に設置することで、浮いた分の面積をLDKや収納スペースに回すことができます。
また、リビング階段を採用すれば、階段スペースをリビングの一部として取り込めるため、限りある空間を効率的に活用できます。
部屋数を増やしすぎない
30坪の平屋風2階建てで部屋数を無理に増やそうとすると、一つひとつの部屋が狭くなり、全体的に圧迫感のある窮屈な家になってしまいます。
コンパクトな家づくりでは「個室は寝るだけの最小限の広さにする」、「LDKに家族が集まる前提で、リビングを広く設計する」といった割り切りも必要です。
本当にその部屋数が必要なのか、広めの多目的ルームを作って兼用できないかなど、優先順位をつけて間取りを計画しましょう。
収納不足にならないよう計画する
家づくりでは、「収納不足」にならないように注意が必要です。
居住空間を広げることを優先するあまり収納を削ってしまうと、結局リビングに物があふれてしまい、かえって狭く感じてしまいます。
このような収納不足を防ぐためには、階段下収納や小上がり和室の下など、デッドスペースを徹底的に活用する収納の工夫が不可欠です。
また、持ち物の量に合わせて造作家具を設置するなど、無駄のない収納計画を行いましょう。
家具の配置を考えて間取りを決める
図面上では広く見えても、実際に家具を置いてみると思いのほか狭く感じ、生活動線が塞がれてしまうことがあります。
設計の初期段階から「設置する家具のサイズ」をシミュレーションしておくことが重要です。
窓の位置やドアの開き、コンセントの場所が家具と干渉しないよう、生活を具体的にイメージしながら間取りを調整しましょう。
将来のライフスタイルの変化を考える
家を建てるタイミングでの快適さだけでなく、数十年後のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるかを考慮しておくことが大切です。
例えば、介護が必要になった際に車いすでもスムーズに移動できるような広めの廊下幅の確保、手すりを後付けできるよう壁に下地を入れておくなどの工夫が大切です。
家づくりの段階からバリアフリー化を考慮し、年齢を重ねても負担が少なく、長く愛着を持って住み続けられる住まいを目指しましょう。
まとめ
今回の記事では、30坪の平屋風2階建ての間取りと実例、メリット・デメリット、設計のポイント、注意点について詳しく解説しました。
平屋風2階建ては、平屋の暮らしやすさと、2階建てのプライバシー保護を両取りできる魅力的な住宅です。
30坪という限られた広さでも、建築家の知恵を借りることで、広々とした開放感とおしゃれなデザインを諦めることなく快適性を追求できます。
今回の内容を参考に、ご家族の理想の平屋風2階建てを実現してください。
平屋と2階建てでお悩みの方は、以下の記事を参考にしてください。
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