愛知で叶える「平屋リノベーション」の魅力|2階建ての減築や1階完結型でリゾートのように暮らす方法と費用相場を解説

「今の家が広すぎて持て余している」「2階はもう何年も使っていない……」
このような悩みから、「平屋リノベーション」を選択する方が増えています。
これまでは「家を直す」といえば、古くなった設備を取り替えるリフォームが一般的でした。
近年の新築住宅価格の高騰で注目されているのが「現在の住まいや中古物件をリノベーションして、理想の住まいへ生まれ変わらせる」という選択肢です。
特に、2階建てをあえて平屋にする「減築」や、1階だけで生活が完結する「平屋のように暮らせる家」へアップデートするリノベーションに注目が集まっています。
そこでこのコラムでは、豊橋・豊川・名古屋を中心に平屋の新築・リノベーションを行うブルーハウスが、平屋リノベーションの魅力や費用相場、成功のポイントを解説します。
<コラムのポイント>
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・「2階建てを平屋にしたい」「1階だけで完結させたい」という住まいのニーズが高まる今、平屋リノベーションは理想の暮らしをかなえるおすすめの選択肢です。
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・2階建ての住まいでも、減築や1階完結型などのリノベーションで、平屋ならではの快適な暮らしを実現できます。
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・間取りやデザインの変更とともに断熱・省エネ・耐震リフォームを同時に行うことで、補助金を活用しながら、自分らしく快適に暮らせる「リゾートのような住まい」を実現できます。
目次
リノベーション市場で平屋の人気が高まっている理由

国交省の建築着工統計によると、全国の平屋率は2015年の約8%から、2024年には17%を超え、わずか10年で2倍以上に増えています。
(参考)政府統計の総合窓口(e-Stat)「建築着工統計調査」
そして、平屋の人気は新築だけでなく、リノベーションでも高まっています。
平屋リノベーションの人気が高まっている理由は、以下の3つにまとめられます。
①世帯人数の変化
結婚や出産に合わせてマイホームを建て、その後、お子さまの独立などで、ご夫婦二人の時間を大切にする「コンパクトで質の高い暮らし」へシフトするために、平屋リノベーションを選ぶ人が増えています。
平屋のリノベーションでは、これまでのお子さまとの暮らしに適した住まいから、現在のご夫婦の「ライフスタイルに合わせて部屋数や間取りを変更したい」「趣味を楽しめる家へしたい」などの需要が高まっています。
②新築価格の高騰
近年、建築材料費や燃油代の高騰などによって、新築住宅の平均価格は年々上昇しています。
さらに、住宅ローンの金利上昇なども相まって、家づくりによる家計への負担はさらに増加すると予想されています。
持ち家のある方は、解体・建て替えするよりも、リノベーションや平屋への減築の方がコストを抑えやすい状況です。
また、新たにマイホームを購入したい方も、リーズナブルな中古住宅を購入し、残りの予算でリノベーションを充実させることで、理想の住まいを実現できるという「賢い住まいの取得方法」へ注目が集まっています。
③将来に備えた住まいのアップデート
年齢を重ねてからも暮らしやすい住まいのために、現在の家を階段がなくワンフロアで暮らせる平屋や、平屋のように暮らせる家にリノベーションしたいという人も増えています。
現在の持ち家や購入した中古住宅を「2階を減築し平屋にする」「平屋のように暮らせる」リノベーションは、コスト面だけではなく、理想のライフスタイルを叶える最適な方法として選ばれています。
「減築」「1階完結型」平屋リノベーション2つのアプローチ

「平屋にしたい」「平屋のように暮らしたい」というご希望がある場合、建物の状態やご予算によって最適な方法は変わってきます。
ブルーハウスでは、「建築家と建てる家」による平屋づくりの実績・経験を踏まえて、2つのアプローチを提案しています。
① 2階をなくし、自然を近くに感じて暮らす「減築リノベーション」
減築とは、2階部分を解体して平屋建てにするリノベーション方法です。
床面積をコンパクトにすることで生活動線の良い住まいになるほか、物理的に建物が軽くなるため、耐震性能が向上するというメリットもあります。
そして、屋根勾配を活かした高い天井や、中庭と一体感のある室内など、平屋ならではの快適性やデザインを追求できるのが最大の魅力です。
平屋の重厚感を活かして、高級感ある外観や内装デザインにこだわることで、街中にありながら、一歩足を踏み入れればリゾートにいるかのようなおしゃれな住まいが実現できます。
② 1階完結型「平屋のように暮らせる」リノベーション
「減築するまでではないけれど、平屋のように暮らせる家にしたい」という方に人気なのが、1階部分にすべての生活機能を集約させる「1階完結型リノベーション」です。
具体的には、2階は収納や予備室として残しつつ、寝室・水回り・LDKを1階に集約するリノベーションになります。
生活空間がコンパクトになることで、動線が短くなり、家事の負担も軽減します。
さらに、減築のような大掛かりな工事がない分、リノベーション費用を抑えられるため、できるだけコストを抑えたい方や、デザインや設備を充実させたい方におすすめです。
平屋リノベーションのメリットとデメリット

平屋リノベーション(減築リノベーション・1階完結型リノベーション)のメリットと、検討する際に知っておきたい注意点について分かりやすくまとめます。
平屋リノベーションのメリット
ワンフロアの暮らしやすさ
平屋の最大のメリットは、生活動線の良さとホテルのようなバリアフリーの快適な暮らしができることです。
生活空間がコンパクトになることで、家族の気配を近くに感じながら過ごせて、コミュニケーションも取りやすい安心感が得られます。
ランニングコストの軽減
2階建てから平屋に減築リノベーションすることで、屋根や外壁のメンテナンス面積が減り、将来の維持費を抑えられます。
また、空調効率が良くなることで冷暖房費の節約になったり、トイレの数が減ることで光熱費削減につながったりするなどのメリットもあります。
耐震性を高めやすい
2階建てを平屋に減築リノベーションした場合、上階がなくなる分、建物にかかる負担が少なくなるため、地震や強風による揺れに強くなります。
そのため、2階建てよりも少ないコストで高い耐震性を達成できる点もメリットです。
和モダンでおしゃれな住まいに
重心が低く安定感がある平屋は、落ち着きのある和モダンデザインと相性の良い住まいです。
和風住宅の高級感ある佇まいと、モダンデザインを融合した、長く愛せるおしゃれな住まいを実現できます。
平屋リノベーションの注意点と対策
プライバシー・防犯に配慮する
平屋は周囲が背の高い2階建てなどに囲まれている場合、視線が気になりがちです。
また、寝室などのプライベート空間も1階になるため、視線だけでなく防犯にも配慮する必要があります。
ブルーハウスでは、建築家がプライバシーや防犯を考慮して窓の配置や外構(植栽や舗装、フェンスなど)を計画します。
水害への備えを考慮する
平屋建ての住宅は、洪水や床上浸水などの災害時に、家の中での逃げ場がないというデメリットがあります。
ハザードマップで水害リスクを把握した上で、リノベーション時に適切な対策を取り入れましょう。
〈戸建てリノベーションの水害対策例〉
- ・周囲を塀と防水門扉で囲む
- ・窓に雨戸を設置けする
- ・防水性・耐久性の高い外壁・屋根に変える
- ・耐久性の高い雨どいに交換する
- ・軒やひさしを設置する
- ・出入口用の止水板を備える など
中心部の採光不足に注意
平屋は建物の奥行きが深い場合、中心部に光が届きにくく、暗くなりがちです。
床面積や建物形状にもよりますが、中庭や高窓を設けることで、部屋の奥まで光を取り入れられます。
平屋リノベーションの費用相場

木造戸建てをフルリノベーションする場合の費用相場は、1㎡あたり10万円〜30万円程度です。
例えば、30坪(約100㎡)の戸建てをフルリノベーションするなら、1,000万円〜3,000万円が目安となります。
リノベーションの総費用は、「物件の状態」「どこまで性能を上げるか」「デザインにどこまでこだわるか」「水回りを移動するか」「設備のグレード」など、さまざまな要素で変わります。
また、中古住宅を購入してリノベーションする場合は、物件費用も含めて予算を考える必要があります。
中古住宅の費用は立地や物件状態によって大きく差があります。
物件費用を抑えられれば、その分リノベーション内容を充実させることができるため、新築よりもリーズナブルに、希望の立地で理想の住まいを実現しやすくなります。
おしゃれで快適な平屋リノベーションを実現するポイント

平屋のような戸建てのリノベーションで後悔を防ぐために知っておきたい、おしゃれなデザインと快適性を両立するためのポイントを紹介します。
断熱・耐震性能をアップデートする
壁や床、天井を剥がして内部の状態を知ることができるリノベーションは、断熱改修や耐震補強で住まいの耐久性や快適性を高めるのにも最適なタイミングです。
壁や床への断熱材追加や、窓交換・内窓設置などのリフォームを合わせて行うことで、室内の快適性を高めるとともに、冷暖房効率もアップし電気代の節約にもつながります。
補助金を有効活用する
リノベーション後の住まいを省エネ・断熱・耐震性能の高い家にすることで、国や自治体の補助金を活用できる場合があります。
長期優良住宅やZEH補助金などを活用すれば、実質的な負担を数十万~百万円単位で軽減できるケースもありますので、必ずリフォームを依頼する工務店やハウスメーカーと相談の上、適用できる制度を見極めて有効活用しましょう。
〈2026年実施予定のリノベーション・リフォーム補助金一例〉
| 補助金事業名 | 補助金額 | 対象工事 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 最大100万円/戸 |
|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 最大100万円/戸 | ・開口部の断熱リフォーム(内窓設置、外窓交換、ガラス交換) |
| 既存住宅のZEH化改修促進支援事業 | 最大250万円/戸 | ・既存住宅のZEH化リフォーム |
| 既存住宅の断熱リフォーム推進事業 | 最大120万円/戸 |
|
| 住宅・建築物省エネ改修推進事業 | 最大70万円/戸 | ・住宅の省エネ基準・ZEHレベルへのリフォーム |
※2025年12月時点の情報です。最新情報は各省庁のウェブサイトで必ずご確認ください。
(参考)
国土交通省ウェブサイト「みらいエコ住宅2026事業について」
環境省ウェブサイト「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)について」
(参考)環境省ウェブサイト「令和8年度 概算要求 脱炭素化事業一覧(住宅の脱炭素化促進事業(経済産業省・国土交通省連携事業))」
(参考)環境省ウェブサイト「令和8年度(2026年度)概算要求額|住宅の脱炭素化促進事業」
中古物件選びは多角的な視点で比較する
古民家や古い平屋を購入してリノベーションする場合の方向けに物件選びのポイントを紹介します。
中古住宅は物件の状態や周辺環境によって、希望のリノベーションを実現するためにかかる総費用が大きく変わってきます。
以下のようなポイントをチェックして、できるだけ少ない変更や修繕で済む物件を選ぶとベストです。
〈リノベーション前提の中古物件のチェックポイント〉
- ・周辺環境や災害リスクの確認
- ・理想の間取りが実現しやすい形状、広さの物件かどうか
- ・水回りの移動ができるか、コストはどれくらいかかるか
- ・外観や配管、設備の状態やリフォーム、修繕履歴
- ・耐震基準(旧耐震・新耐震・2000年基準、耐震等級など)
- ・再建築不可物件に注意(大規模なリノベーションができない場合がある)
ブルーハウスは、リノベーション前提での中古住宅のご購入もお手伝いします。
ご希望のエリアやリノベーションと合わせたご予算を踏まえて、理想の暮らしを実現できる物件探しもご相談ください。
<リノベーション無料相談実施中>
工務店の実績や提案力をチェックする
戸建てのリノベーションはこれまで、表層のリニューアル(内装や水回り設備の交換、外壁塗装など)が中心でした。
しかし、中古住宅の需要増加によって、見た目だけでなく、住み心地や断熱性、耐震性、省エネ性能など、住まいの性能をトータルで高めるリノベーションが必須となっています。
そのため、平屋のリノベーションを依頼する工務店やハウスメーカーには、部分的なリフォームだけでなく、戸建ての性能向上リフォームに関する豊富な知識と高い技術力が求められます。
また、フルリノベーションでは、住まいの外観や内装デザインを生まれ変わらせることも大切な要素です。
戸建てリノベーションの実績や提案力、デザインの傾向などをあらかじめチェックした上で比較検討しましょう。
ブルーハウスは、愛知を中心に戸建てやマンションのリノベーション実績があります。
内装デザインや間取り変更はもちろん、断熱性や耐震性も最新の基準をクリアした、快適性もかなえる平屋リノベーションをご提案します。
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まとめ
「2階建てを平屋にしたい」「1階だけで完結させたい」という住まいのニーズが高まる今、平屋リノベーションは理想の暮らしをかなえるおすすめの選択肢です。
2階建ての住まいでも、減築や1階完結型などのリノベーションで、平屋ならではの快適な暮らしを実現できます。
間取りやデザインの変更とともに断熱・省エネ・耐震リフォームを同時に行うことで、補助金を活用しながら、自分らしく快適に暮らせる「リゾートのような住まい」を実現できます。
豊橋・豊川・名古屋エリアで、持ち家のリノベーションや、中古住宅の購入+リノベーションを検討している方は、ぜひブルーハウスにご相談ください。
豊川で暮らしを楽しむ!豊川モデルハウスで体感ください
ブルーハウスは2024年、豊川市に豊川モデルハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。


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