大屋根の外観をおしゃれに見せるポイントとは|平屋・2階建て間取りの工夫と注意点
大きな一枚屋根が住まいを包み込む「大屋根の家」に憧れる方は多いのではないでしょうか。
昔ながらの日本家屋を思わせる安心感と、現代的なデザイン住宅としてのおしゃれさを兼ね備えたスタイルが人気です。
そこでこの記事では、大屋根の外観の魅力、平屋・2階建ての間取りアイデア、注意すべきデメリットや後悔しやすいポイントまでを解説します。
<コラムのポイント>
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・大屋根の外観は、堂々とした佇まいと安心感を住まいにもたらします。
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・平屋と組み合わせることで、勾配天井の開放感や庭との一体感を楽しめます。
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・2階建てでは屋根勾配に沿った間取りの工夫が求められるため、吹き抜けや屋根裏活用も検討しましょう。
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・外壁や窓、軒下空間、植栽の工夫によって、より洗練された大屋根の家の外観が実現できます。
目次
大屋根とは|外観デザインの特徴
大屋根とは、建物全体を一枚の大きな屋根で覆うデザインのことです。
切妻屋根や寄棟屋根をベースにしながらも、勾配を深く取り、軒を長く伸ばすのが特徴で、以下のように多くの魅力があります。
- ・外観の存在感:大きな屋根が印象的で、住宅街でも目を引く佇まいになる
- ・安心感:屋根が建物全体を守るイメージがあり、落ち着いた雰囲気を与える
- ・デザインの幅広さ:和風からモダンまで、素材や色次第で印象を変えられる
特に最近では、大屋根のおしゃれさが注目され、ナチュラルモダンや北欧風デザインとの調和もポイントです。
大屋根の平屋|開放感とつながりを楽しむ間取り
平屋住宅と大屋根は、好相性です。
勾配のある屋根を活かして勾配天井(吹き抜け)を設けることで、縦方向に広がりを感じられます。
さらに、夏は直射日光を遮り、冬は暖かな日差しを取り込むのも、大屋根の家の魅力です。
南側に大きな窓と深い軒を組み合わせることで快適性が向上します。
また大屋根の平屋の外観は、以下のように「平面の広がり+屋根の迫力」でシンプルながらダイナミックな印象に仕上がる点が大きな魅力です。
以下のような、間取りも工夫も求められます。
大屋根の平屋を快適にする間取りの工夫例 |
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こうした工夫により、外観の魅力だけでなく「平屋だけれど、広々暮らせる」と快適性が向上し満足感が得られます。
大屋根の2階建て|間取りの工夫で快適に
2階建てに大屋根を取り入れると、独特のフォルムが生まれます。
ただし、以下のように2階部分の天井が屋根の勾配に沿うため、間取り設計には工夫が必要です。
大屋根の2階建てを快適にする間取りの工夫例 |
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大屋根の家の場合でも2階部分の快適性は、重要な検討ポイントです。
収納を屋根裏にまとめたり、低天井部分をワークスペースにしたりと、ライフスタイルに合わせた工夫が求められます。
大屋根の家のデメリットと後悔しやすいポイント
大屋根の家にはメリットが多い一方で、以下のように後悔しがちな注意すべき点もあります。
検討の段階で、よく確認しておきましょう。
建築コストが高くなりやすい
屋根面積が大きくなる住宅は、必然的に材料の使用量が増えます。
屋根材だけでなく、防水シートや断熱材、雨樋など付帯部材も多く必要になるため、全体の工事費が高くなる傾向があることも知っておきましょう。
また、屋根の形状が複雑になると職人の作業工程も増えるため、施工費も上がりやすい点にも注意が必要です。
メンテナンス費用がかかる
屋根勾配が急な場合、定期的な点検や修繕時に必ず足場を組まなければならないケースがあります。
足場設置だけでも数十万円単位の費用がかかる場合があり、結果的に長期的な維持管理コストが大きくなりがちです。
特に瓦屋根など重量のある屋根材を採用している場合は、交換や補修の難易度が上がるため、メンテナンス性を考慮して計画しましょう。
2階空間の使い勝手が制約される
屋根の勾配によっては、2階部分に天井の低いスペースができる可能性があります。
そのため収納や居室として利用しにくく、デッドスペースが増えてしまうことも少なくありません。
小屋裏を有効活用するプランも可能ですが、十分な採光や換気を確保できない場合、居住性に影響が出ることもあります。
ライフスタイルに合った空間設計を行うことが重要です。
断熱・気密性の確保が難しい場合がある
屋根裏空間が広いほど、断熱材を隙間なく施工することが難しくなります。
特に複雑な屋根形状では熱が逃げやすく、冷暖房効率が下がる原因となります。
また、気密性を十分に確保できないと、湿気がこもり結露やカビのリスクが高まる場合もあるため注意が必要です。
快適な室内環境を維持するためには、設計段階から断熱・気密計画を緻密に立てましょう。
大屋根の家の外観をおしゃれに見せる工夫
最後に、この章では大屋根の家をおしゃれに見せるための工夫もご紹介します。
理想の外観を叶えるヒントに、ぜひお役立てください。
外壁とのコーディネート
外壁とのコーディネートは、大屋根の家をおしゃれに見せるための鍵になります。
木目×ブラック、ホワイト×グレーなど、素材感と色のバランスが重要です。
こちらの記事でも、配色や玄関ドアの組み合わせなど、おしゃれな外観に仕上げるポイントなどを解説しています。
合わせてご確認ください。
窓の配置
窓の配置によって、外観の印象は大きく変わります。
大きな窓を南側に配置し、外観にリズムをつけましょう。
軒下空間の活用
アウトドアリビングや玄関ポーチを軒下に取り込むことで、おしゃれさと快適性が向上します。
軒下空間を生活の場の一部として活用しましょう。
植栽との組み合わせ
大屋根のシンプルさを引き立てる、庭づくりも外観の一部と捉えてこだわることも、重要なポイントです。
これらの工夫により「ただ大きい屋根がある」だけではなく、大屋根の外観がより洗練された佇まいに仕上がります。
ブルーハウスには、大屋根を採用した外観の施工実績も多数ございます。
お気軽に、お問い合わせください。
まとめ|大屋根の家で叶える理想の暮らし
この記事では、大屋根の外観の魅力、平屋・2階建ての間取りアイデア、注意すべきデメリットや後悔しやすいポイントまでを解説してきました。
大屋根の家は、安心感を与える外観と、暮らしを包み込む設計が大きな魅力です。
平屋であれば勾配天井の開放感や庭とのつながりを楽しめるだけでなく、2階建ての場合勾配を活かした間取りによって独特の居心地が得られます。
一方で、建築コストやメンテナンス、収納不足などのデメリットもあるため、設計段階で十分に検討することが欠かせません。
外壁や窓のデザイン、軒下空間や植栽との組み合わせを工夫することでおしゃれな大屋根の外観を実現できます。
大屋根の家に憧れる方は、理想の暮らしを具体的に思い描きながら、信頼できる建築家や工務店とじっくり相談してみましょう。
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