「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

LDKのスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

「スイッチニッチ」は、インテリア性と利便性を兼ね備えたアイデアです。

生活感が出やすいスイッチ類をまとめて配置できるため、注文住宅やリノベーションで注目されています。

一方で「いらなかった」「思ったより目立つ」など、慎重に計画しなければ後悔しかねません。

そこでこの記事では、スイッチニッチの特徴と設計の工夫、寸法や費用、暮らしに合った配置の考え方について詳しく解説します。

<コラムのポイント>

  • スイッチニッチとは何か、設置目的やメリットをわかりやすく解説します

  • ・おしゃれに見せるためのデザインや寸法の工夫を具体的にご紹介します

  • ・後悔しがちなケースや失敗例と、設計上の注意点も確認しましょう。

  • ・ライフスタイルに合わせた配置場所や形状の選び方を解説します。

  • ・仕様別の費用相場も参考になさってください。

 

スイッチニッチとは|基本と設置目的

キッチンのスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

スイッチニッチとは、壁の一部をくぼませたスペースに、照明スイッチやインターホン、給湯リモコンなどをまとめて配置する設備を指します。

壁に凹みをつくることで、壁面からの出っ張りが抑えられ、視覚的にスッキリとした印象になります。

暮らしに寄り添うデザイン|スイッチニッチの設置メリット

スイッチニッチを取り入れる利点は、以下のようなことが挙げられます。

  • ・見た目が整う
  • ・スイッチが集約され操作しやすい
  • ・小さなお子様の手の届きづらくなる
  • ・来客の目に触れにくい位置へまとめられる

とくに間取りや生活動線を整えやすい注文住宅では、スイッチニッチのようなディテールのこだわりが暮らしやすさや美観を高めます。

こちらの記事では、間取りやデザインの自由度が高い建築家と建てる家の魅力にについて解説しています。

ぜひ、参考になさってください。

おしゃれに見せるスイッチニッチのデザインと寸法

LDKのスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

スイッチニッチを設ける際は、デザインや寸法の工夫で仕上がりの印象が大きく変わります。

実用性を損なわず、空間に溶け込むデザインに整えることが大切です。

スイッチニッチの寸法例

スイッチの数や機器の組み合わせにより、寸法は調整が必要です。

以下で、高さや幅などの目安をご紹介します。

  • ・高さ:約25〜35cm(スイッチ3個分程度)
  • ・幅 :約20〜30cm(インターホンを含める場合は広めに)
  • ・奥行:壁厚と同程度(90mm前後)

リモコン類が多い場合は、縦長に設けると視線が分散せず整理された印象になります。

おしゃれなスイッチニッチ|デザインのポイント

スイッチニッチをおしゃれに仕上げるために、以下の点を押さえましょう。

  • ・クロスや塗り壁で質感を変える
  • ・小さな棚やマグネットボードを設ける
  • ・照明やモールディングでアクセントを加える

空間に合ったデザインであれば、スイッチニッチは単なる設備ではなくインテリアの一部として成立します。

後悔・失敗しがちなポイントと対策

LDKのスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

おしゃれで利便性も高いスイッチニッチですが、暮らしに合った設計でない場合は後悔しかねません。

この章では考えられる失敗例と、その対策をご紹介します。

高さや位置が使いづらい

設計段階では最適と思えた場所でも、家具の配置や生活動線と干渉する場合があります。

スイッチニッチは一度つくると簡単に移動できないため、暮らしのシーンを具体的に想定した高さと位置が必要です。

生活感が目立ちやすい

リビングや玄関まわりにスイッチニッチを設置した結果、リモコンやスイッチの存在感が出てしまうケースもあります。

デザイン性だけでなく、設置面の向きや視線の流れを考慮することで、スイッチニッチが主張しすぎなように調整可能です。

機器のサイズ違いでレイアウトが不均一になる

機種変更や仕様変更でサイズにばらつきが出ると、統一感が崩れる場合もあります。

将来的な入れ替えの可能性も踏まえ、最初から余白をとったデザインにしておくと安心です。

「スイッチニッチがいらない」と感じるケース

造作棚のあるリビング|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

住む方のライフスタイルと設計が一致しなかった場合、スイッチニッチが「いらなかった」と感じることもあります。

この章では、不要になるケースの例をご紹介します。

不要になるケースの例

  • そもそもスイッチの数が少なく、分散配置で十分だった
  • 壁面に造作収納があり、設置スペースと重なってしまった
  • インターホンやリモコンが別の機器に統合されている

すべての住宅にスイッチニッチが必要というわけではなく、「何をまとめたいか」「どこで使いやすいか」をシミュレーションすることが重要です。

使いやすくなる縦長・横長・場所の工夫

玄関のスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

スイッチニッチの形状や配置場所には、暮らしやすさに直結する工夫がいくつもあります。
この章では、縦長・横長・場所など使いやすくなる工夫をご紹介します。

縦長デザインの場合

スイッチを縦に長くつくることで、スイッチやリモコンの数が多くても見やすく整理できます。

とくにお子様の手が届く高さと、大人が操作する高さを分けるなどの工夫も可能です。

使いやすい設置場所とは

使う頻度が高い場所、見えすぎない場所、この2つのバランスをとることが、ストレスのない設計につながります。

スイッチニッチの設置場所 使いやすさの具体例
玄関ホール 照明や電気錠のスイッチなどをまとめやすい
リビング入口 照明・給湯・床暖房など多機能に対応しやすい
キッチン横 リモコンやインターホンを集約しやすい

 

スイッチニッチの費用相場|設置方法の例

リビングのスイッチニッチ|「スイッチニッチ」の費用相場と設計ポイントを解説|後悔しないための寸法・配置・活用法

スイッチニッチの費用は、設置方法や仕様によって異なります。

設置方法の例と、費用の目安は以下の通りです。

クロス仕上げの簡易ニッチ

壁を軽くくぼませ、スイッチをまとめるシンプルな設計で、3万〜5万円程度が一般的です。

下地補強やボード処理、クロス施工も含みます。

棚付き・塗り壁・照明付きのニッチ

 マグネットパネル、塗り壁、間接照明などを組み合わせた場合は、6万〜12万円前後が目安です。

造作の手間や素材の種類により価格が変動します。

特注サイズ・高級素材のニッチ

エコカラットや木製パネルなど高級素材を使用した大きめのニッチでは、18万円以上かかるケースもあります。

特注設計や間接照明の配線などが加わることで、施工コストが上がります。

スイッチニッチは追加コストだと考えられがちですが、複数のスイッチ・機器をまとめることで、配線や取付作業が効率化される場合もあります。

施工業者との打ち合わせの中で、内装全体のバランスとコストを見ながら検討しましょう。

こちらの記事では、平屋の注文住宅を建てる際の費用相場をご紹介しています。

ぜひ、参考になさってください。

まとめ|スイッチニッチは暮らしに合わせた設計が鍵

この記事では、スイッチニッチの特徴と設計の工夫、寸法や費用、暮らしに合った配置の考え方について詳しく解説してきました。

スイッチニッチは、日々の使いやすさと住まい全体のデザイン性を高める役割を担うアイデアの一つです。

ただ設けるのではなく、寸法・形状・場所・操作性をていねいに検討することで、後悔のない仕上がりにつながります

ご家族のライフスタイルに合った設計をするためにも、設計士や建築家と相談しながら、最適なスイッチニッチの形を見つけていきましょう。

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