土間のあるキッチンのおしゃれな間取り事例|メリット・デメリットや後悔を防ぐポイントも解説
このコラムでは、床面をコンクリートやタイル仕上げにする「土間キッチン」のおしゃれな間取り・内装事例をたくさん紹介します。
キッチンを土間仕上げにするメリットや、土間のあるキッチンで後悔を防ぐ間取りのポイントも解説。
理想の家づくりの参考にしてくださいね。
<コラムのポイント>
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・床面をコンクリートやタイルなどの土間仕上げにしたキッチンは、水や汚れを掃除しやすく、さまざまな使い方ができるようになります。また、土間床がLDKのポイントになりおしゃれな空間になることもメリットです。
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・土間キッチンを採用する際は、お手入れしやすさやコストを考慮した床材選びや足元の寒さ対策、実現したい使い方に合わせた間取りやレイアウトの工夫がポイントです。
目次
キッチンを土間やタイル仕上げにする魅力・メリット
はじめに、キッチンをコンクリートやタイルなどで土間仕上げにするメリットについて解説します。
水・汚れに強く掃除しやすい
昔の日本家屋の映像や写真を見ると、炊事場の床が土間になっていることも多いですよね。
コンクリートやタイルは、水や洗剤を使った掃除がしやすいため、水はねや油汚れが頻繁にあるキッチンの床面には最適な素材と言えます。
耐久性が高く衝撃に強い
フローリングの場合、頻繁に水濡れしたり汚れを溜めてしまったりすると、カビや劣化が起こりやすく、食器やキッチン用具を落とした時に凹んでしまうことも。
コンクリートやタイル床は耐久性が高い点でもキッチンに向いています。
家事に便利
土間床は汚れや水濡れに強いため、野菜など土や泥が付いているものを置いたり、ごみを集めておいたりするスペースとしても重宝します。
キッチンに勝手口を設けると、まとめ買いした食品をすぐにキッチンに運び込めて、ゴミ出しもしやすくなりさらに便利になりますよ。
おしゃれなLDKになる
土間キッチンとリビング・ダイニングの床面が変わることで空間にメリハリが生まれ、おしゃれなLDKになるのもメリット。
コンクリートやタイルはクールで無機質な印象を演出できるので、インダストリアルテイストが好きな方にもおすすめです。
LDKの内装に合わせた色や柄のタイルを選べば、統一感が出て素敵な空間に仕上がりますよ。
【注文住宅】土間のあるおしゃれなキッチン間取り・内装事例
ブルーハウスが設計・施工した、土間のあるキッチンのおしゃれな間取り・内装事例を紹介します。
キッチン本体と床とのトータルコーディネートや、コンクリートやタイルが持つクール、インダストリアルなデザインを活かした内装デザインに注目してみてくださいね。
タイルと木目キッチンの組み合わせがおしゃれな土間キッチン
木目とステンレスのキッチンに、タイル床を組み合わせた土間キッチンの施工事例です。
タイルとステンレスが持つクールな素材感に、木目のナチュラルが合わさって素敵なダイニングキッチンに仕上がっています。
リビングのデザインとも調和させることで、ナチュラルテイストで統一されたおしゃれなLDKに仕上げました。
こちらの事例は、キッチンに加えて、ダイニングまでタイル床にしています。タイルは椅子を引いた時に傷跡が付きにくい点も良いですよね。
和モダンな土間キッチンのあるLDK
タイル床と、木目の下がり天井がポイントの土間キッチンの施工事例です。コの字型で作業スペースが広く、収納もたっぷり。ダイニングが横並びなので配膳や後片付けもしやすくなっています。
下がり天井と、キッチンに隣接した和室の格子扉が和モダンな雰囲気を演出。グラフテクト社のキッチンはタイルと色味を合わせてスッキリと見せているのもおしゃれですよね。
土間キッチンで後悔を防ぐ設計・間取りのポイント
土間をキッチンに取り入れる際に知っておきたい、設計や間取りのポイントをまとめます。メリットだけでなく、デメリットも知っておくことで後悔を防げますので参考にしてください。
床材選びのポイント
土間キッチンにはコンクリートやモルタルの他、タイル・天然石など水や衝撃に強い床材全般が使われます。
それぞれの床材の特徴をまとめますので、選ぶ際の参考にしてください。
コンクリート・モルタル |
水濡れ、汚れ、衝撃に強く比較的安価に施工できます。 熱と冷たさ、両方を蓄えやすい素材なので、夏はひんやりとした心地よさがありますが、冬は冷たさを感じることもあるため床下や基礎の断熱がポイントになります。 また、経年で多少のひび割れが発生することもあります。 |
タイル |
水濡れに強く耐久性に優れ、掃除もしやすい素材で、部分的に張り替えも可能です。 色や柄、サイズのバリエーションが豊富で、どんなテイストにも合わせやすい点も魅力。 床材に使う際は滑りにくい加工がしてあるタイプを選びましょう。 |
天然石 |
耐久性に優れ、高級感のある仕上がりが最大の特徴です。 コストはコンクリートやタイルよりも高めです。 石材の種類によってお手入れ方法が異なるためしっかり確認しておくことも重要です。 |
フロアタイル(土間風デザイン) |
PVC(ポリ塩化ビニル)素材でできたタイル状の床材で「塩ビタイル」と呼ばれることもあります。 さまざまな素材をリアルに再現しており、コンクリートやタイル風の色柄を選ぶことで土間風の床に仕上げられます。 安価でお手入れがしやすい点も魅力です。 |
床面の寒さ対策
コンクリートやタイルは、フローリング(木材)と比べて熱伝導率が高いため、床下の冷気が伝わって冬は足元から底冷えがすることもあります。
キッチンを土間にする場合は、床下や基礎部分を中心にしっかり断熱施工を行うことで、コンクリートやタイルの床が冷えすぎることを防げます。
日中はキッチンの床に日が当たるようにしたり、床暖房や薪ストーブを採用したりするのもおすすめ。
床下にしっかり断熱施工をしたコンクリートやタイルの床は蓄熱効果が高く、太陽や床暖房、薪ストーブの熱を蓄えてくれるため、じんわりとした暖かさが続きます。
リビングと段差を付ける際の注意点
キッチンとリビング側の間に段差を付けると、自然にゾーン分けできて、ベンチ代わりに使ったり、間接照明を設置したりすることもできます。
ただし、段差があることで移動がしづらくなって後悔するケースもあります。
1つのフロア内で段差を設ける際は、家族の希望や健康状態なども考慮して、全員が使いやすいような設計にするのがベストです。
使い方に合わせた間取り・レイアウトにする
設計の際は、土間キッチンを使って実現したいことに合わせた間取りやレイアウトにすると後悔を防げます。
例えば、デッキテラスや中庭でバーベキューやホームパーティをするなら、キッチンとテラスがひと続きになるような間取りにすると食材や食器などを運びやすくなります。
また、室内のリビングと屋外のテラスをつなげて広いスペースを作りたい場合はキッチン⇒リビング⇒庭とつながるような間取りがおすすめです。
まとめ
床面をコンクリートやタイルなどの土間仕上げにしたキッチンは、水や汚れを掃除しやすく、さまざまな使い方ができるようになります。また、土間床がLDKのポイントになりおしゃれな空間になることもメリットです。
土間キッチンを採用する際は、お手入れしやすさやコストを考慮した床材選びや足元の寒さ対策、実現したい使い方に合わせた間取りやレイアウトの工夫がポイントです。
家づくりをするハウスメーカーや工務店と相談しながら、メリット・デメリットを理解した上で使い勝手の良いキッチンを実現してくださいね。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担が少なく住める家をつくっています。
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- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。
「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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