寝室にクローゼットはいらないと言われる理由(デメリット)とは| メリット、仕切りのアイデアと便利な使い方を解説
寝室にクローゼットを設置することで便利に使えるかは、家の間取りやライフスタイルによって変わります。
「クローゼットがあると便利」と感じるご家庭もあれば、「スペースを圧迫する」「動線が悪くなる」と、あえて設置しないケースもあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、寝室にクローゼットはいらないと言われる一般的な理由やデメリットを解説するとともに、設置するメリットや仕切りアイデア・活用方法についてもご紹介します。
寝室の収納にお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
<コラムのポイント>
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・寝室にクローゼットはいらないと言われる理由と、対策を解説します。
- ・寝室にクローゼットを設置するメリットも確認しましょう。
- ・クローゼットの生活感を抑えるために、仕切りを設置するアイデアもあります。
- ・寝室のクローゼット衣類や布団を収納すれば、便利に活用できます。
目次
寝室にクローゼットはいらないと言われる理由|デメリット
はじめに、この章では寝室にクローゼットを設置するデメリットをご紹介します。
寝室は、眠ることに集中できる環境づくりが大切です。
そのため一般的に「クローゼットはいらない」と言われがちな理由を挙げながら、対策も合わせて解説します。
寝室が狭く感じられる
クローゼットを設置すると扉の開閉スペースなどが必要になるため、寝室が狭く感じやすくなる可能性があります。
特に狭い寝室では、クローゼットをなくすことで部屋を広く使うことができ、圧迫感を軽減できます。
また、家具の配置の自由度が上がるため、レイアウトのバリエーションが増えることも魅力です。
対策|収納場所、省スペース収納を検討
寝室を広く使いたい場合は、クローゼットを設置せず、下記のように省スペース収納を検討しましょう。
- ・ベッド下収納や壁面収納を活用し、クローゼットなしでも十分な収納スペースを確保する。
- ・キャスター付きのハンガーラックなどを取り入れ、圧迫感を軽減しつつ収納スペースを作る。
- ・コンパクトな収納家具を選び、空間を有効活用する。(スリムなチェストや壁掛け収納など)
寝室で身支度するのが不便に感じる
寝室で身支度をするのが不便に感じるため、「クローゼットはいらない」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寝室にクローゼットがあることで、扉の開閉音や身支度の音が気になる可能性があります。
対策|静音設計や自動点灯の採用
寝室にクローゼットを設ける必要がある場合は、静音や自動点灯照明など下記の点を意識して設計しましょう。
- ・音が小さな静音設計のスライドドアや、開閉がラクなソフトクローズ機能付きの扉を採用する。
- ・クローゼット内の照明を自動点灯式にし、スムーズに身支度できるようにする。など
湿気やホコリがたまりやすい
寝室は、換気が十分でないと湿気がこもりやすい場所です。
特にクローゼット内は通気性に課題があるケースも多く、カビやダニの発生リスクが高まる可能性があります。
その理由から、「寝室にはクローゼットを置かず、別の収納スペースを確保する」ケースも考えられます。
対策|クローゼット内の換気や保護を検討
寝室にクローゼットを設置した際の湿気やホコリ対策として、下記のようなアイデアがあります。
- ・扉を閉めっぱなしにせず、こまめに空気を入れ替える。
- ・クローゼット内に換気口を設置する。
- ・扉を引き戸やルーバータイプにして、風通しを良くする。
- ・除湿剤や湿気取りシートを活用し、定期的に交換する。
- ・ハンガーにかける衣類にはカバーをかける。など
こちらの記事でも、ウォークインクローゼットの扉の有無による使い勝手の違いや施工事例などを解説しています。
合わせてご確認ください。
寝室×クローゼットのメリット
寝室にクローゼットを設置することにはデメリットもありますが、ご家族構成やライフスタイルによっては、「あると便利」と感じられるケースもあります。
この章では、寝室にクローゼットを設置するメリットを3つご紹介します。
動線が短く身支度がスムーズになる
寝室にクローゼットにあることで、動線が短くなり、起床後や就寝前の着替えがスムーズにできます。
特に朝の忙しい時間帯に、短い移動距離で身支度を済ませられるため、時短につながることも魅力です。
個人専用の収納スペースを確保できる
家族で共有するファミリークローゼットとは異なり、寝室内のクローゼットは個人専用の収納スペースとして活用しやすいこともメリットです。
ルームウエアや寝具、小物なども整理しやすく、ご自身のスタイルに合わせた収納が実現します。
こちらの記事では、寝室のクローゼットと合わせて検討したい、ファミリークローゼットの間取り実例などを解説しています。
合わせてご確認ください。
<あわせて読みたい>
家具を最小限に抑えられる
寝室内にクローゼットがあることで洋服タンスや収納棚を減らすことができ、部屋を広くすっきりと使えます。
シンプルなインテリアを好む方にとって、家具を減らせる点は大きなメリットではないでしょうか。
寝室の広さや家全体の収納計画によって、クローゼットの有無を決めるのがおすすめです。
寝室×クローゼットの仕切りのアイデア
寝室とクローゼットの仕切りを工夫することで、眠る場所から収納が見えづらくなり生活感を抑えた空間づくりが叶います。
部屋の広さやデザインに合わせて、お好みの方法を選びましょう。
スライドドア(引き戸)を設置する
寝室のクローゼット内をすっきりと見せたい場合には、スライドドア(引き戸)を取り入れるのがおすすめです。
静音タイプを選べば、開閉時の音を抑えられます。
スライドドア(引き戸)を設置するメリットは下記の通りです。
- ・開閉スペースが不要で、コンパクトに設置できる。
- ・デザインや素材(木製、ガラス、ルーバータイプなど)を選びやすい。
- ・防音・遮光性を高められる。など
カーテンやロールスクリーンで仕切る
気軽に取り入れやすいのは、カーテンやロールスクリーンなどで寝室とクローゼットを仕切るアイデアです。
開けたままにすると、ウォークインクローゼット風にもできます。
カーテンやロールスクリーンの仕切りには、下記のようなメリットもあります。
- ・手軽に設置でき、コストを抑えられる。
- ・ファブリックのデザインを変えることで、模様替えがしやすい。
- ・開閉がしやすく、通気性も確保しやすい。など
寝室のクローゼットの便利な使い方
寝室のクローゼットを使いこなせていないとお悩みの方は、無駄なスペースを作らずすっきりと片付く収納アイテムを活用しましょう。
最後にこの章では、寝室のクローゼットの便利な使い方をご紹介します。
衣類の収納スペースに|シーズン毎に服を整理する
先ほども触れたように、寝室のクローゼットに衣類を収納すれば身支度がラクになるメリットがあります。
下記のようなアイテムを活用し、快適な衣類収納を実現しましょう。
- ・衣類に合わせて、ハンガー収納と引き出し収納を使い分ける。
- ・省スペースになるよう、衣類収納袋や圧縮袋を活用する。
- ・ハンガーバーを多めに設置すれば、洋服の出し入れがラクになる。など
寝具の収納スペースに|布団やシーツ類など
寝具の出し入れがしやすい場所にクローゼットを設置すると、布団の入れ替えやカバーの付け替えなどがラクになります。
下記の点を意識して、寝具を収納しましょう。
- ・季節ごとに使う布団を分けて収納する。(夏布団・冬布団)
- ・使わない寝具は布団圧縮袋などを活用して、省スペース化する。
- ・シーツやカバー類は一緒に収納し、取り替えやすくする。など
まとめ
この記事では、寝室にクローゼットはいらないと言われる一般的な理由やデメリット を解説するとともに、 設置するメリットや仕切りアイデア・活用方法についても紹介しました。
寝室にクローゼットを設置することで収納が便利になるケースもありますが、湿気・ホコリ・音 問題などのデメリットが生じる可能性もあります。
換気・収納方法・静音対策を取り入れることで快適に活用できるため、寝室にクローゼットを設置する際はプロの施工業者に相談しましょう。
ブルーハウスは一流の建築家がお客様のライフスタイルやご要望をお伺いし、使いやすくおしゃれな寝室にクローゼットのある家をご提案しております。
クローゼットの施工事例も多数ございますので、ぜひお気軽にご相談ください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
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