狭いスペースを活かすランドリールームの実例集|間取り・物干し・収納アイデアを解説
ランドリールームは、限られたスペースでも工夫次第で、洗濯や家事がしやすく快適な空間になります。
特に狭いスペースにランドリールームを作りたい場合は、家事動線を意識した間取り、物干し設備の配置、収納を工夫することが重要です。
そこで今回は、狭いランドリールームを快適にするアイデアと、デザイン性にもこだわった実例集をご紹介します。
洗濯の時間が楽しくなる、機能的でおしゃれなランドリールームを実現しましょう。
<コラムのポイント>
-
・機能性とおしゃれさを両立したランドリールームの実例をご紹介します。
-
・ランドリールームの設計は、間取り決めの段階から家事効率を意識しましょう。
-
・物干しスペースを作れば、部屋干し、夜干しをしたいご家庭でも便利に使えます。
-
・より快適なランドリールームを作るために、換気設備を整えましょう。
目次
狭いスペースを活かすランドリールームの実例集
はじめに、この章ではデザイン性と快適性にこだわったランドリールームの実例をご紹介します。
狭いスペースを活かすために、ハンガーバーを吊るしたり、造作カウンターを設けたりと工夫をこらしています。
テイストやデザイン、色使いなどインテリア性も高い実例ですので、ぜひ参考になさってください。
施工事例1.|吊るす物干しと作業台を設置
天井から吊るすタイプの物干しを導入した、ランドリールームの施工事例です。
必要な時にだけ天井から降ろせるため、空間を有効活用できます。
木製の作業台の下は空洞にし、お好みの収納アイテムを使えるよう工夫しました。
施工事例2.|スチールハンガーバーとカウンターを設置
室内物干しができる、スチールハンガーバーを設置したランドリールームの施工事例です。
洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりと作業しやすい、横長のカウンターを設置しました。
施工事例3.|スチールハンガーバーとオープンシェルフを設置
空間の色合いになじむ、白いハンガーバーと木目のオープンシェルフを設置したランドリールームの施工事例です。
狭いスペースでも、白×木目でまとめれば明るさと広さを演出できます。
施工事例4.|スチールハンガーバーと高窓を設置
ハンガーバーの横に、高窓を設置したランドリールームの施工事例です。
換気対策として、ランドリールームに窓を設置するのはおすすめのアイデアです。
高窓にすることで、下部の壁を有効活用し収納・作業スペースを設置しやすくなります。
施工事例5.|スチールハンガーバーを2本設置
スチールハンガーバーを2本並べ、物干しスペースを充実させたランドリールームの施工事例です。
ご家族が多いご家庭や、週に数回まとめて洗濯を行うご家庭でも、便利にお使いいただけるアイデアです。
生活感を抑えるよう、モノトーン配色と大理石調の床材を採用しモダンさを演出しました。
こちらの記事でも、平屋にフォーカスしてランドリールームの施工事例を解説しています。
合わせてご確認ください。
使いやすいランドリールームの間取り
ランドリールームの動線や収納などにこだわり、使いやすい間取りにすることで家事効率がよくなります。
この章では、ランドリールームを作る際に知っておきたい間取りの基礎知識を解説します。
スムーズな動線設計
ランドリールームは、洗濯機、物干しスペース、収納が離れすぎない配置が理想的です。
家事動線を整えれば、繰り返される洗濯の工程がラクに感じられるため、一連の動きがスムーズになるよう配置しましょう。
例えば、下記のように動線を整えるのがおすすめです。
- ・洗濯機と乾燥機を横並びまたは縦型に配置し、濡れた洗濯物の移動を最小限にする。
- ・洗濯機と物干しスペースを隣接させる。
- ・物干しスペースや乾燥機と衣類収納スペースを近づける。 など
十分な収納スペース
洗剤やタオル、衣類を収納できる棚や引き出しを設置し、洗濯用品が散らからない環境が保てるよう収納スペースを設計しましょう。
ランドリールームとウォークインクローゼットが隣接した間取りにし、洗濯から片付けまでの流れを一体化するのもおすすめです。
快適な作業スペース
ランドリールームに、小さくてもアイロンをかけたり、洗濯物をたたんだりする作業台が設置できれば、作業がよりスムーズになります。
狭いスペースでも、小さなカウンターテーブルを造作するなど設計段階から検討しましょう。
こちらの記事でも、ランドリールームの間取りを検討する際のポイントを解説しています。
合わせてご確認ください。
<あわせて読みたい>
ランドリールームに物干しを設置するメリット
洗濯からアイロンまでを1箇所で行えるランドリールームに、物干しスペースまで備えるとより家事効率がアップします。
ランドリールームに物干しを設置することで、得られるメリットは下記のとおりです。
天候に左右されずに干せる
ランドリールームに物干しがあれば、雨の日や湿気が多い季節でも室内に洗濯物を干せます。
花粉や大気汚染物質などが気になる時期も、安心して洗濯ができるのもメリットです。
また、共働きのご夫婦などで洗濯を夜に行うご家庭でも、「夜干し」ができ便利です。
洗濯動線がスムーズになる
洗濯機と干す場所までの距離は、短い方が効率的です。
ランドリールームに物干しを設置することで、濡れた洗濯物を持って家の中を移動する手間が減り、作業時間を短縮できます。
プライバシーの確保
プライバシーの確保としても、室内干しスペースは役立ちます。
洗濯物を外に干す必要がないため、洗濯物が人目に触れる心配もありません。
ランドリールームに物干しを設置するデメリット
一方で、狭いランドリールームに物干しを設置することには、下記のような注意点もあります。
ランドリールームを作って後悔しないためにも、確認しておきましょう。
湿気や部屋干し臭が気になる可能性がある
狭く換気が不十分なランドリースペースの場合、湿気や洗濯物の臭いが部屋にこもる可能性があります。
また湿気がこもることで、カビが発生するなど衛生上の問題もあるため、換気設備の導入は必須です。
物干し用にスペースが必要
物干しを設置するには、十分なスペースが必要です。
狭いランドリールームの場合、設置することで収納スペースなどが狭まる可能性があります。
コストがかかる
物干しバーや換気設置などを設置するために、追加費用が必要になります。
特に電動タイプの物干しバーを選択した場合は、価格が高くなる傾向があるため予算を確保しておきましょう。
また室内物干し用の設備や換気扇、除湿器などを追加すると、初期費用やメンテナンスコストがかかります。
ランドリールームのデメリットを解決する設計ポイント
ランドリールームは多くのメリットがありますが。上記のようなデメリットから住まいに取り入れるのをためらう方も少なくありません。
この章では、ランドリースペースのデメリットを解決するために知っておきたい、設計ポイントをお伝えします。
湿気や臭い対策のための換気設備
先ほどもふれたように、快適な環境づくりにはランドリールームの湿気対策が必須条件です。
カビの発生を防ぐためにも、下記のポイントを確認しましょう。
換気対策のポイント |
|
必要な設備を整えるための広さを確保
理想のランドリールームをかなえるために、どのくらいのスペースが必要かを、あらかじめ検討して間取り設計しましょう。
乾燥機を置くのか、ハンガーバーを何本設置するのかなど、ランドリールームに求める機能を整理しておくと役立ちます。
狭いランドリールームの場合は、下記のようなアイデアを取り入れると使いやすくなりますよ。
狭いランドリールームを有効活用するアイデア例 |
|
こちらの記事でも、ランドリールームの広さを検討する際のポイントを解説しています。
合わせてご確認ください。
<あわせて読みたい>
コストを抑えるポイント
ランドリースペースは洗濯に便利ですが、広さや予算に余裕がない場合はあきらめる方も多いかもしれません。
ランドリールームをできるだけ、コンパクトにコストを抑えて作りたい場合は下記を参考になさってください。
コストを抑えるポイント |
|
ランドリースペースの収納アイデア
最後に、この章では快適に使えるランドリースペースを実現するために、取り入れたい収納アイデアをご紹介します。
収納スペースを整えることで、家事効率や利便性がアップするだけでなく、美観も整うためぜひ参考になさってください。
壁面に可動棚やフックを設置
設計段階から、収納スペースを浮かせると下部をフレキシブルに活用できます。
壁面に可動式のオープン棚を設置したり、吊るして収納できるフックを取り付けたりなど、下部に家電や引き出しケースなどを置けるよう工夫しましょう。
さらに洗剤やハンガーなどの洗濯用品の収納場所を確保し、作業台を広く使えるよう設計すると家事がスムーズになります。
スリムラックを活用
洗濯機横のデッドスペースになりがちなすき間を活かし、洗濯ばさみなどの洗濯小物をしまえるスリムラックを設置すると便利です。
すき間や奥行きを無駄なく使うことで、狭いランドリールームを有効活用し美しい状態を保ちやすくなります。
カゴやボックスで仕分け収納
タオルや小物などを、カゴやボックスを使ってカテゴリ分けするとモノが迷子になることを防ぎます。
細々とした洗濯用品やパッケージが派手な生活用品も隠せるため、統一感のある仕分け収納グッズを取り入れましょう。
ラベリングすることで中身が一目瞭然となり、ランドリールームが雑然とするのを防げるだけでなく整理整頓もしやすくなります。
まとめ
ここまで、狭いランドリールームを快適にするアイデアと、実例集を解説してきました。
家事動線を意識した間取り、物干し設備の配置、収納を工夫することで、狭いスペースでも快適なランドリースペースは作れます。
ただし、快適で清潔なランドリールームを保つためには、窓の配置や換気設備の導入などが重要です。
ブルーハウスでは、機能的でおしゃれなランドリースペースの施工実績が多数ございます。
プロ目線から快適なランドリースペースをご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担が少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。
「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
豊橋で暮らしを楽しむ!平屋コートハウスで体感ください
ブルーハウスは2021年、豊橋市に平屋コートハウスをオープンしました。
ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。