畳コーナーで失敗しないためのポイントを解説|実際の施工事例やメリット・デメリットを紹介
畳コーナーは、お子様の遊び場・ちょっとした休憩スペース・洗濯物をたたむ場所など多目的に利用できる便利な空間です。
しかし、広さや種類、デザインなどをしっかりと検討しないと、「いらなかった・・」と後悔することもあるようです。
今回は、「畳コーナーを取り入れてよかった」と思えるように、失敗しないためのポイントをくわしく紹介します。
<コラムのポイント>
・畳コーナーの種類や広さなどについてくわしく解説します。
・畳コーナーの広さは2~4畳を目安としましょう。
・畳コーナーで後悔する理由と失敗しないポイントを解説します。
・おしゃれで使い勝手の良い畳コーナーの施工事例を紹介します。
目次
畳コーナーとは|種類・広さ
「畳コーナーって何?和室とは違うの?」と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、畳コーナーには「フラット型」と「小上がり型」があり、それぞれ特徴がありますので事前に把握しておきましょう。
畳コーナーとは|和室との違い
畳コーナーとは、リビングやダイニングなどのフローリングの一角に設けた畳のスペースのことを指し、一般的に4.5畳以下の間取りでつくられます。
畳コーナーと和室の違いは以下のとおりです。
【畳コーナー】
・部屋の一角に設けられたスペース
・一般的に4.5畳以下の間取り
【和室】
・壁やふすまで区切られた独立した部屋
・一般的に4.5畳以上の広さがある
畳コーナーの種類
畳コーナーには、フラット型と小上がり型があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
フラット型:床と同じ高さでつくられる
小上がり型:20~40cmほどの段差を設ける
段差のないフラット型は安全性が高く、お子様の遊び場としても安心です。
これに対し、小上がり型は段差を利用して収納スペースを設けられるメリットがあります。
畳コーナーの広さ
一般的に、畳コーナーの広さは4.5畳以下とされていますが、目的や用途によって適切な広さは異なりますので、注意しましょう。
(例)
・2畳(3.24㎡):洗濯物をたたむスペースとして利用
・3畳(4.86㎡):大人1人がギリギリ寝ることができる、お子様の遊び場として利用
・4畳(6.48㎡):大人1人が余裕をもって寝ることができる
畳コーナーを来客用の客室として使うなら4畳以上は必要で、布団を2枚ひけるスペースは、4.5畳以上です。
使い勝手の良い畳コーナーにするためには、2~4畳の間取りを目安としましょう。
畳コーナーを間取りに取り入れるメリット・デメリット
畳コーナーを間取りに取り入れることでたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。
失敗しないためには、事前にメリット・デメリットを把握しておくことが重要です。
畳コーナーのメリット
畳コーナーのメリットは以下のとおりです。
・お子様の遊び場として活用できる
・洗濯物をたたむ・アイロンをかけるなど家事のスペースとして利用可能
・来客用の寝室として利用できる
・デザインのアクセントになる
このように、多目的に利用できるのが畳コーナーの大きなメリットです。
また、単調になりがちなリビングに畳コーナーを設けることで、デザインのアクセントになることも魅力的です。
畳コーナーは、和モダンなテイストの住宅と相性が良いです。
以下の記事では、和モダンやかっこいい外観にするポイントを紹介していますので、ぜひごらんください。
<コラムのポイント>
畳コーナーのデメリット
畳コーナーのデメリットは以下のとおりです。
・フローリングと比較すると掃除がしにくい
・手入れをしないとカビ・ダニが発生する
・小上がりの畳コーナーは圧迫感がでる
畳は、掃除もやさしくする必要があり、目に沿って掃除機がけや乾拭きを行わないと「目の間にホコリが詰まる」「畳が傷む」などの原因になりますので注意しましょう。
また、畳は湿気を吸収しやすいので、年に2回は畳干しをする必要があるなど、掃除だけでなく定期的なメンテナンスが必要になることがデメリットです。
畳コーナーで後悔する理由と失敗しないためのポイント
畳コーナーを間取りに取り入れることで、「いらなかった・・」と後悔することがあります。
事前に後悔する理由を把握することで、失敗しないための対策を講じることができますので、見ていきましょう。
部屋全体が狭く感じる
使い勝手の良い畳コーナーをつくるには、2畳以上のスペースがほしいところですが、その分部屋全体が狭く感じることがあります。
特に、小上がりの畳コーナーは圧迫感があるので、開放的な空間を重視するのであれば、フラット型の畳コーナーを検討しましょう。
子どもがけがをしないか心配
小上がりの畳コーナーは段差があるので、小さなお子様が落ちてけがをする危険性があります。
以下のような対策を講じることで失敗しない畳コーナーを実現できます。
・段差を低くする
・フラット型の畳コーナーを検討する
・段差の下にクッションを配置する
ライフスタイルの変化とともに使わなくなった
例えば、お子様の遊び場として畳コーナーを取り入れたものの、大きくなるにつれて畳コーナーの使用頻度が少なくなり、「いつの間にか物置になってしまった」と後悔することがあります。
お子様が成長し、使わなくなったあとにも畳コーナーの利用用途があるかどうかを検討する必要があります。
広すぎた、狭すぎた
「畳コーナーが狭すぎて使い勝手が悪い」「こんなに広くなくてもよかった」と後悔することがあります。
住宅の設計時に「畳コーナーを設ける目的」を明確にして、施工業者と相談しながら用途に合った広さを検討しましょう。
動線が悪く、使いにくい
デザインにこだわった結果、動線が悪く使いにくい畳コーナーになることがあります。
畳コーナーの間取りは、生活動線を意識して適切な場所に配置することが重要です。
以下の記事では、生活動線の考え方などをくわしく紹介していますので、ぜひごらんください。
<あわせて読みたい>
畳コーナーを間取りに取り入れた施工事例を紹介
ここでは、実際に畳コーナーを間取りに取り入れた施工事例を紹介します。
広い畳コーナーを取り入れた間取りの施工事例
こちらは、リビングに広い畳コーナーを取り入れた間取りの施工事例です。
畳スペースを広めにとることで、ゆったりとくつろげるリビングを実現しました。
フラットな琉球畳コーナーを設けた間取りの施工事例
こちらは、リビングにフラットな琉球畳コーナーを設けた施工事例です。
スタイリッシュなリビングに和のテイストを取り入れることで、デザインのアクセントになります。
階段下に畳コーナーを設けた間取りの施工事例
こちらは、階段下に畳コーナーを設けた間取りの施工事例です。
階段下のデッドスペースを有効活用し、お子様の勉強机や本棚などを配置しました。
ブルーハウスには、今回紹介しきれなかった使い勝手の良い畳コーナーの施工事例がたくさんありますので、ぜひごらんください。
まとめ
今回は、畳コーナーで失敗しないためのポイントについて紹介しました。
用途や目的に合わせて、適切な畳コーナーの広さ・種類・動線を設けることができれば、失敗するリスクは軽減できます。
今回紹介した情報がおしゃれで使い勝手の良い畳コーナーをつくるための参考になれば幸いです。
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