後悔しないスタディースペースのつくり方|間取り・場所、実例も紹介
「スタディースペースはどこにつくれば良い?」「間取りはどれくらい必要?」などお悩みの方はいませんか。
スタディースペースがあると、お子様の学習の場、調べものをする場所などに利用できるので便利ですが、使い勝手が悪いと「まったく使わない」など後悔することもあります。
今回は、以下のポイントを中心に後悔しないスタディースペースのつくり方を紹介します。
<コラムのポイント>
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- ・「スタディースペースとは何か」おすすめの配置場所・間取りを紹介します。
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- ・優先順位を決めて配置場所を検討するのがポイントです。
- ・スタディースペースの実際の施工実例を紹介します。
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目次
スタディースペースとは
スタディースペースとは、リビングなどご家族で共用する部屋の一角に設けるスペースのことで、以下のような用途で利用できます。
- ・お子様の学習スペース
- ・読書のスペース
- ・仕事など事務作業をする場所
スタディースペースは、お子様の学習スペースとして利用することが多いですが、家事の途中にリモートワークをするなど、仕事のスペースなど多目的に利用できるのが魅力です。
一般的に、リビングに設けることが多いですが、もちろん、ほかの場所にもつくることができ、それぞれ使い勝手が違うので慎重に検討しましょう。
下記の記事では、リモートワークしやすい家の間取りなどを紹介していますのでぜひごらんください。
次章からは、スタディースペースを設けるおすすめの配置場所や間取りのポイントなどを紹介します。
スタディースペースを設けるおすすめの配置場所と間取りのポイント
スタディースペースは、リビングに設けるというイメージが強いですが、リビング以外の場所にも設けることもあります。
また、「スタディースペースはどれくらいの広さが必要?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、スタディースペースを設けるのにおすすめの場所と間取りのポイントについて解説します。
スタディースペースを設けるのにおすすめの場所
一般的にスタディースペースを設ける場所は、以下のとおりです。
- ・LDK(リビング)
- ・階段の踊り場・2階ホール
- ・スキップフロア
- ・階段下
お子様の学習スペースとして利用するなら、キッチンに立ち家事をしながらでも、お子様の様子を見守れるリビングのキッチンから近い場所がおすすめです。
また、階段下などの空間にスタディースペースを設けるなどの工夫で、デッドスペースを有効活用できます。
下記の記事では、LDKのスタディースペースのレイアウトなどを紹介していますので、ぜひごらんください。
スタディースペースの広さはどれくらい?|横幅・奥行き・高さ
スタディースペースの広さは、利用目的やお子様の人数などによって異なりますが概ね以下の広さを目安としましょう。
【横幅】80~200cm 【奥行き】45~60cm 【高さ】70cm程度
お子様が一人なら横幅80cm程度でも問題ありませんが、スペースに余裕があれば150cm以上にすると二人座って一緒に勉強できるので便利です。
また、仕事でパソコンなどを利用するなら、奥行き60cm程度あればストレスなく事務作業が可能です。
スタディースペースをつくる間取りのポイント
以下のようなポイントを意識することで、後悔しないスタディースペースをつくることができます。
- ・十分な収納スペースをつくる
- ・必要なコンセントの数を用意する
- ・必要な照明を確保する(スタンドライトなど)
特に、スタディスペースが物置化すると後悔する理由になりますので、十分な収納スペースを確保するようにしましょう。
例えば、以下のような収納アイデアがあります。
- ・近くにクローゼットを設ける
- ・デスクの上の壁面に収納棚を設置
- ・カウンターの下のスペースを活用する
お子様のカバンなどを収納できるスペースを確保できれば、学校から帰ってランドセルを置いてすぐに勉強など動線がよくなりますのでおすすめです。
特に、平屋の場合には収納スペースが足りなくなりがちです。
下記の記事では、収納の多い平屋の間取りアイデアについて紹介していますので、ぜひごらんください。
スタディースペースを設けた間取り実例を紹介
実際にスタディースペースを取り入れた間取りを見ることで、イメージが膨らみます。
ここでは、スタディースペースを設けた事例を紹介します。
キッチン横にスタディースペースを設けた間取り実例
こちらは、リビングのキッチン横にスタディースペースを設けた間取り実例です。
キッチンのすぐ横に配置してあるので、家事をしながらでもお子様の勉強などを見守れる空間を実現しました。
また、たっぷりと収納できる棚、スタンドライトを設ける、横型のコンセントなどの工夫で、使い勝手がよいスタディースペースになりました。
リビングに半個室のスタディースペースを設けた間取り実例
こちらは、リビングに半個室のスタディースペースを設けた間取り実例です。
塗り壁が目線を遮ってくれるので、仕事にも集中して取り組める半個室のスタディースペースを実現しました。
階段下にスタディースペースを設けた間取り実例
こちらは、階段下にスタディースペースを設けた間取り実例です。
階段下のデッドスペースを有効活用し、仕事にもお子様の学習にも使えるスタディースペースを実現しました。
階段下にコンパクトなスタディースペースを設けた間取り実例
こちらも階段下のスペースを有効活用してスタディースペースを設けた間取り実例です。
横幅は狭めですが、奥行きをしっかりと確保し、コンセントを設けるなど使い勝手の良いスタディースペースを実現しました。
ブルーハウスには今回紹介しきれなかった使い勝手の良いスタディースペースの施工事例が他にもたくさんあります。ぜひごらんください!
スタディースペースを設けるメリット・デメリット
スタディースペースを設けることで、たくさんのメリットがありますが、後悔しないためにはデメリットも把握しておくことが大切です。
ここでは、スタディースペースを設けるメリット・デメリットを紹介します。
スタディースペースを設けるメリット
スタディースペースを設けるメリットは以下のとおりです。
- ・お子様の学習状況を見守ることができる
- ・ご家族のコミュニケーションがとりやすい
- ・学習以外にも多目的スペースとして利用可能
- ・狭い空間でも設置可能
- ・費用が多くかからない
特に、リビングにスタディースペースを設けることで、家事をしながらでもお子様の学習状況を見守れることが大きなメリットです。
また、リモートワークやちょっとした読書など多目的に利用できるのも、スタディースペースのある家の魅力です。
スタディースペースを設けるデメリット
スタディースペースを設けるデメリットは以下のとおりです。
- ・生活音が気になってお子様が勉強に集中できないことがある
- ・物置化することがある
- ・他のスペースが圧迫される
特に、お子様の学習スペースとして利用したい場合には、お子様の目線を意識しましょう。
例えば、以下のような工夫をすることでお子様が勉強に集中できるスペースを実現できます。
- ・左右にパーテーションを設ける
- ・窓に向かわないように配置する
- ・テレビなどから離れた場所に設置する
スタディースペースについてのよくある質問
最後に、スタディースペースについてのよくある質問を紹介します。
Qスタディースペースは何畳くらいですか?
何畳のスタディースペースを設けるかは、用途により異なります。
一般的には、1~2畳程度のスペースがあればスタディースペースをつくれますが、書斎として兼用するのであれば、3畳以上のスペースがあると使い勝手がよいです。
Qスタディースペースは後付けできますか?
スペースさえあれば、後付けは可能ですが、新築の場合なら、あらかじめ設計に組み込んで配置を決めるのがおすすめです。
後付けは別途費用が発生しますし、専門家と相談しながら動線や間取り、収納計画などを進めた方がクオリティの高いスタディースペースが実現できる可能性が高まるからです。
Qスタディースペースはリビングとダイニングどちらに設けるべきですか?
一般的には、以下のような理由でダイニング側に設けることが多いです。
- ・リビングのスペースは広くとりたい
- ・家事をしながらお子様の学習をサポートしやすい
- ・キッチンと近いのでお子様と会話しやすい
リビング側に設ける場合には、テレビなどが見えない位置にするなど学習に集中できる環境をつくるようにしましょう。
ただし、リビングやダイニングだと集中して学習できない場合には、2階の階段ホールなど離れた場所にスタディーコーナーを設けることもあります。
「お子様のご年齢」「お子様の学習以外の利用目的」などによって、スタディースペースの配置を考えることが大切です。
まとめ
「スタディースペースをつくったのに、まったく使わなかった」と後悔しないためにも、事前に家族構成や利用目的を考え、スタディースペースを適材適所に配置することが大切です。
今回紹介した情報がスタディースペースの間取り・配置場所などにお悩みの方の参考になれば幸いです。
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