帰宅動線の良い平屋・2階建ての間取りの実例を紹介|間取りの作り方のポイントも解説
帰宅動線とは、家に帰ってから、手洗い・荷物の片づけ・着替えなどをしてリビングでくつろぐまでの動線のことを指します。
マイホームを建てる際には、住宅デザインや内装などを中心に間取りを考えがちですが、ご家族がストレスなく暮らせる家づくりには、帰宅動線の良い間取りにすることが重要です。
しかし、「帰宅動線の良い間取りとはどのようにすればいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、平屋・2階建ての帰宅動線が良い間取りの実例や作り方のポイントなどを紹介しますので参考にしていただければ幸いです。
<コラムのポイント>
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- ・帰宅動線の良い間取りとはどのようなものか解説します。
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- ・実際の平屋・2階建ての帰宅動線が良い間取りの実例を紹介します。
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- ・実際の動線をイメージし、使い勝手が良い間取りにするのがポイントです。
目次
帰宅動線の良い間取りとは
帰宅動線の良い間取りとは、玄関で靴を脱ぐ→荷物を置く→手を洗う→着替える→リビングへというような帰宅してからの動線を効率的にすることが重要です。
例えば、下記のような間取りは帰宅動線が良いです。
- ・玄関から洗面所・バスルームへ直行できる間取り
- ・玄関土間→パントリー→キッチンへ向かえる間取り
また、土間収納やシューズクローゼット、ファミリークローゼットなど便利な収納を動線上に設けることで帰宅動線の良い間取りになります。
このような帰宅動線の良い間取りについては、実際の施工実例を見ることでイメージが湧きます。
そこで、次章からは平屋と2階建ての帰宅動線の良い間取りの実例を見ていきましょう。
帰宅動線の良い平屋の間取り実例を紹介
ここでは、帰宅動線の良い平屋の間取り実例を紹介しますので、家づくりの参考にしてください。
玄関→洗面台→脱衣所に直行できる動線を取り入れた平屋の間取り実例
こちらは、玄関→洗面台→脱衣所に直行できる動線を実現した平屋の間取り実例です。
玄関に入ってすぐ正面に見えるのが脱衣室でその手前には洗面台があります。
玄関途中にある洗面台は、生活感が出やすいのであえて玄関から見えにくい配置になっています。
また、帰宅後にすぐに手を洗えるので便利です。
特に、夏場などは帰宅後すぐにシャワーを浴びてリビングに向かえるスムーズな帰宅動線が快適な暮らしにつながります。
玄関から直でキッチンにつながる平屋の間取り実例
こちらは玄関から直でキッチンにつながる平屋の間取り実例です。
買い物帰りにもすぐにキッチンに向かえる動線は、効率的に家事を行うことが可能です。
すぐ隣にはファミリークローゼットとランドリースペース、洗面台を配置してあるので帰宅動線も抜群です。
玄関からリビングを通らずに直接パントリーに行ける平屋の間取り実例
こちらは、玄関からリビングを通らずに直接パントリーに行ける平屋の間取り実例です。
玄関には土間収納があり、出かける時は土間に下りなくても靴が取れるように工夫してあります。
また、入ってすぐに洗面台を配置することで帰宅→手洗いの動線が良い間取りを実現しました。
洗面台の周辺には、トイレ、脱衣室、パントリーが集約されていてリビングを通らずに、玄関から直接パントリーにつながる間取りになっています。
帰宅動線の良い2階建ての間取り実例を紹介
ここからは、帰宅動線の良い2階建ての間取りの実例を紹介します。
2階建ての場合は、例えば、生活動線を1階に集中させるなどのアイデアで帰宅動線の良い間取りになります。
玄関からすぐに洗面台とファミリークローゼットがある2階建ての間取り実例
こちらは、玄関からすぐに洗面台とファミリークローゼットがある2階建ての間取り実例です。
帰宅してすぐに、部屋着に着替えてリビングに向かえる帰宅動線が良い間取りを実現しました。
吹き抜けのリビングから鉄骨階段を使って2階に行けますが、生活動線を1階に集中させて、平屋のように暮らせる効率の良い間取りになっています。
LDKに行く通り道に水回りが揃えてある2階建ての間取り実例
こちらは、LDKに行く通り道に水回りが揃えてある2階建ての間取り実例です。
玄関からLDKに行く通り道に水回り・トイレ・洗面・脱衣が横並びで並んでいるので、帰宅して綺麗にしてからLDKに向かえる帰宅動線となっています。
また、脱衣室と隣り合わせに配置したファミリークローゼットも便利です。
ブルーハウスには、今回紹介しきれなかった帰宅動線の良い間取りの施工事例が他にもありますので、下記からぜひご覧ください。
帰宅動線の良い間取りの作り方
一般的には、家に帰ってきたらまず手洗いをして部屋着に着替えて、アウターやカバンは仕舞うというような流れをイメージできます。
したがって、帰宅→手洗い→着替え又は入浴→リビングへというような動線を意識した間取りを作ることがポイントです。
玄関から洗面台へ直行できる間取りにする
まず、玄関から洗面台に直行できるような間取りにすると、帰宅動線が良くなります。
特に、お子様がいらっしゃる場合には、帰宅→手洗いの動線がスムーズになるようにすることで、手洗いの習慣も自然と身につきますのでおすすめです。
洗面台・脱衣室・浴場・トイレなど水回りを集約する
できることなら洗面台で手を洗ってそのまま脱衣室で着替えられる、又はそのままお風呂に入れるように洗面台の近くに脱衣室・浴場を配置することでストレスのない間取りにすると良いでしょう。
このような間取りにすることで、玄関→洗面台で手を洗う→脱衣室で着替える→リビングへと言う動線がスムーズになります。
また、上記のように水回りを一カ所に集約させることができれば、建築時のコストも抑えられます。
玄関土間収納やファミリークローゼットを設ける
帰宅時に最初に行うのは、「靴を脱ぐこと」ですからシューズクローゼットや土間収納を設けると便利です。
また、玄関からファミリークローゼットに直行できる間取りにすると、帰宅してすぐにアウターやカバンを置くことができます。
さらに、近くに脱衣所を配置すれば、帰宅→洗面台で手洗い→ファミリークローゼットで荷物を置く→脱衣室で着替えるまでの動線がスムーズになります。
ファミリークローゼットの間取りについては、下記の記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
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2way玄関を採用する
2way玄関とは、玄関から2方向へ出入口がある間取りのことですが、このような間取りを採用することで、片方はリビングへアクセスでき、もう一方はキッチンへ直行できるようにすることも可能になります。
このように、買い物帰りと仕事帰りでは最初に向かいたい場所が違いますが、2way玄関にすることで、状況によって使い分けられるので、帰宅動線の良い間取りになります。
2階建ての場合は生活を1階に集約する
帰宅動線など生活動線を優先したいのであれば、2階建ての場合に生活を1階に集約し、基本的な生活は1階だけで完結できるような間取りにすることをおすすめします。
2階建ては、帰宅動線が悪くなりがちですが、1階に生活を集中させれば、わざわざ階段を上がって着替えるなどの煩わしさがなくなります。
帰宅動線の良い間取りについてのよくある質問
最後に、帰宅動線の良い間取りについてのよくある質問をまとめましたので、それぞれ見ていきましょう。
Q動線と導線の違いは何ですか?
「動線」とは、人や物が移動する経路のことを指します。
これに対し、「導線」とは、単に移動経路を指すのではなく、客を誘導するという意味合いが強い言葉です。
Q動線にはどんな種類がありますか?
家づくりの動線には、帰宅動線の他に家事動線、来客動線、衛生導線、回遊動線などがあります。
- ・家事動線:住宅内で炊事・洗濯・掃除などの家事をする人の動線
- ・来客動線:来客が玄関から客間まで移動する動線
- ・衛生動線:トイレや浴室など衛生面についての動線
- ・回遊動線:家の中に行き止まりがなく、グルグルと回れる動線
それぞれ、優先順位を決めてシュミレーションをしながら住宅の間取りを決めていくと、使い勝手の良い間取りになる可能性が高まります。
例えば、下記の記事では家事動線が良い「平屋」の実例を紹介していますので、ぜひご覧ください。
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まとめ
今回は、平屋・2階建てなどの帰宅動線の良い間取り実例を紹介すると同時に、間取りの作り方のポイントも解説しました。
家づくりは、デザインだけではなく帰宅動線などを意識することでストレスなく暮らせる理想の住宅が実現できます。
そのためにも、設計の段階から動線を意識した間取りの提案ができる施工会社を選定し、相談しながら進めることが重要です。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
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愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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