今「平屋ベースの2階建て」が人気!住みやすい理由と間取り・外観事例を紹介
平屋を建てたいという方の中には、「土地面積が限られていて居住スペースが十分にとれないかもしれない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そのような方におすすめなのが、平屋住宅をベースにして子ども部屋など足りない部屋だけを2階につくる「平屋ベースの2階建て」です。
平屋ベースの2階建ては、限られた敷地でも平屋のような暮らしが送れて、家事動線も良い間取りになるなどメリットがたくさんあります。
今回は、そんな人気の平屋ベースの家の特徴や住みやすさについて解説します。ブルーハウスで施工した平屋ベースの2階建ての間取りや外観事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・「平屋ベースの家」とは、1階に基本的な生活スペースをまとめ、2階には必要な個室をコンパクトに作った家のことです。
- ・平屋ベースの2階建ては、平屋のようなバリアフリーで動線の良い暮らしはそのままに、限られた土地面積でも希望の部屋数を実現しやすい家です。
- ・平屋ベースの家なら、建坪が20~25坪前後でも、3LDK~4LDKの間取りも実現可能です。
目次
「平屋ベースの家」ってどんな家?
平屋ベースの家とは、その名の通り平屋をベースにした家で、平屋に1階部分の半分程度のコンパクトな2階部分をプラスした家のことです。
部分2階建てと呼んだり、平屋風二階建て、半平屋などと呼ばれたりすることもあります。
最近の平屋ブームで、平屋の動線の良さや暮らしやすさが注目され、平屋を建てる人も年々増えていますが、平屋にしたいけれどなかなか難しいという人もいらっしゃいます。
お客様にお話を聞くと、平屋に関するお悩みは、
- 「平屋だと部屋数が足りない」
- 「土地面積が限られているので余裕のない平屋になってしまいそう」
- 「平屋は各空間のつながりが強いので家族同士でプライバシーが保てるか気になる」
- 「1階に寝室は防犯上心配…」
などのお声が多いです。
そんなお悩みを解決するプランとして人気になのが、「平屋ベースの2階建て」です。
1階はLDKや水回りなど日常生活のメインとなるエリアにして、平屋のような動線の良い暮らしやすさや家事ラクを実現しつつ、子ども部屋や寝室のために2階をプラスすることで、部屋不足を補うという方法です。
平屋ベースの家の魅力・メリット
メリット①:ワンフロアの暮らしやすさを活かせる
平屋ベースの家は、1階部分で基本的な生活が完結するので、平屋ならではのバリアフリーで動線の良い暮らしやすさを実感できます。
さらに、洗濯機のある洗面脱衣所のそばにファミリークローゼットや洗濯物の干し場などをまとめるなどの工夫をすれば、それぞれの場所まで数歩で行き来できます。
1階に水回りやキッチンがまとまることで、階段の上り下りをしなくても家事が完結するので、年齢を重ねても身体への負担も少なく、家事が効率的にこなせるようになります。
メリット②:土地を有効活用して部屋不足を解消
2階建てにすることで、同じ土地でも平屋よりも広い家を建てられるので、お部屋が足りないというお悩みを解決できます。
例えば、70坪の土地で建ぺい率60%、容積率200%の条件(第一種中高層住居専用地域など)の場合、
・平屋…延べ床面積45坪の家が上限
・2階建て…延べ床面積90坪の家が上限
となり、2階建ての方がより広い家が建てられます。
では、同じ70坪の土地で建ぺい率60%、容積率100%の条件(第一種低層住居専用地域など)の場合はどうでしょうか。この場合は
・平屋…延べ床面積45坪の家が上限
・2階建て…延べ床面積70坪の家が上限
となり、こちらも2階建ての方がより広い家が建てられます。
ただし、駐車場や庭の面積も考えると、延べ床面積は上限ギリギリよりもゆとりを持って建てることが多くなります。
例えば下の写真は70坪の土地に30坪・2LDKの平屋を建てた実例です。
この事例でも、玄関の前面は駐車スペースをとっています。このように、家づくりは家以外の外構の要素も踏まえて考えるので、平屋だと部屋数が足りないなど、理想の間取りの実現が難しいというケースもよくあります。
そこで、「平屋ベースの2階建て」にすることで、土地面積や条件のために平屋を諦めていた方も、理想の間取りを実現できます。
〈合わせて読みたい〉
・【平屋の坪数の目安】床・土地の面積から解説します|何坪あればいいか知りたい人へ
メリット③:家族同士のプライバシーに配慮できる
平屋はお部屋同士の距離感が近く、つながりを感じる間取りが魅力です。しかし、二人以上の家族がいる場合や、30坪以下のコンパクトな平屋の場合は、家中の話し声や物音が聞こえてきやすいため、家族1人ひとりが完全にプライベートな空間を確保するのが難しいこともあります。
例えばお子さんがお友達を招いた時など、思春期の頃は特に親に会話を聞かれたくない、と思うお子さんもいるかもしれません。そこで、子ども部屋や遊び場が2階で別フロアにあれば、お子さんのプライバシーにも配慮できます。
「平屋ベースの2階建て」外観・間取り例
生活動線を考えた平屋ベースの家事楽なお家
LDKと水回りを1階にまとめて、2階に子ども部屋・寝室を作った平屋ベースの2階建ての実例です。1階でほぼ生活が完結するので、平屋のような暮らしやすさを実感できるようになっています。
LDKは22畳あり広々と使えます。また、玄関から手洗い場へすぐに行ける動線や、手洗い場を抜けてキッチンへ行く動線など、生活の流れに合わせた間取りで、ストレスなく、家事もラクに行えます。
こちらの事例はYouTubeでルームツアー動画をアップしています。動画では家の間取りや動線を詳しく見られますのでぜひご覧下さい。
勾配天井のあるL字型の家(30坪・3LDK)
白とグレーのツートンカラーがおしゃれな平屋ベースの家の実例です。
グレーの部分には20畳の広々リビングがあり、天井を屋根勾配に沿って高くし、大開口の窓を付けることで開放感を出しています。
〈間取り図〉
1階の間取りはこれぞ平屋といえる生活動線の良さがポイントです。そして2階部分には子ども部屋が2つと主寝室を配置。プライベートゾーンと共用のゾーンがしっかり分かれているので落ち着いて暮らせます。
外観にもこだわったおしゃれな平屋ベースの2階建て(30坪・4LDK)
正面から見ると住宅には見えないような、まるで美術館?と思わず眺めてしまうスタイリッシュな外観のお家。こちらも、平屋をベースにした間取りの家です。
上のように、横から見ると2階は一部分だけということが分かりますね。
1階はリビングと水回り、趣味室をつくり、子ども部屋と主寝室を2階に配置することでプライベート空間を独立させました。リビング階段なので2階は断絶した感じはなく、コミュニケーションも取りやすくなっています。
〈間取り図〉
1階はオープンキッチンを中心とした回遊動線が特徴で、玄関から洗面、キッチン、リビングをグルグル回れるようになっています。
2階は1階の半分以下の床面積で、寝室と子供部屋2つの計3部屋を作りました。
1階に大容量のファミリークローゼットを作って、2階のクローゼットは必要最低限にしています。
こちらのお家もYouTubeルームツアーで間取りや外観を詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい。
まとめ
今回は、平屋の暮らしやすさはそのままに、必要なスペースを2階にプラスする、人気の「平屋ベースの家」の魅力や間取り、外観実例をご紹介しました。
平屋ベースの家は、平屋に憧れるけれど土地の制約で希望の間取りが難しいという方や、コミュニケーションのしやすさもプライバシーも大切にしたいという方にぴったりなプランです。
工夫次第で、2階建てでも平屋のように暮らせる家は実現可能です。今回ご紹介した事例も参考にしていただき、理想の家づくりを実現してくださいね。
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ブルーハウスは、地域でNo.1の平屋ビルダーを目指し、質の高い平屋住宅をご提供します。
家づくりにあたってはお客様一人ひとりの家族構成やライフスタイル、ご趣味、将来希望する暮らし方など様々な事柄をヒアリングさせていただきます。
そして、永きに渡って住み継いでいただける、おしゃれで飽きのこないデザインや様々なシーンに対応できる可変性のある間取り・プランニングにこだわっています。
さらに、全棟構造計算・気密測定を実施し、耐震等級3やZEH以上の断熱性能・省エネ性能を持つ平屋を施工しています。
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