【平屋の洗濯物】干す場所の候補6選│悩みの原因・適した環境も解説
平屋は階段を使用せずに暮らせるので、家事がしやすい間取りを実現できます。
一方で二階建て住宅と比べて、洗濯物を干す場所を確保しづらいという声も聞かれます。
本記事では、どうして平屋を選ぶと洗濯物に悩んでしまうのか、理由と対策を紹介、平屋で洗濯物を干す場所として考えられる場所を6つ紹介します。
洗濯のこと考えて、暮らしやすい平屋を実現しましょう。
▶関連コラム:【実例あり】使いやすいランドリールームは何畳?使い方に合わせた広さを解説
<コラムのポイント>
- ・平屋で洗濯物。問題になるのは「プライバシー・砂・生活感」
- ・問題を全て解決するのは「ランドリールーム」
平屋を選択したとき「洗濯物で悩む」4つの理由
はじめに、平屋を選んだとき洗濯物について悩んでしまう理由を考えてみましょう。
主な理由は次のとおりです。
- ・車・通行人から洗濯物を見られやすい
- ・地面と近いので砂がつきやすい
- ・防犯面で不安を抱えてしまう
- ・LDKから見えると生活感を感じる
車・通行人から洗濯物を見られやすい
1つ目の理由は「洗濯物を他人から見られる」ことです。
二階建て住宅にベランダを設置して洗濯物を干す場合は、車や通行人が道路を移動する際に視線に入ることはありません。
一方で平屋の場合は、自然体で庭に干してしまうと、道行く車・通行人の目線と合ってしまい、恥ずかしく感じてしまいます。
地面と近いので砂がつきやすい
2つ目は「砂がつきやすい」ことです。
洗濯物を二階に干せる場合は地面から距離を稼げるので、風の強い日でも洗濯物に砂が付着することは少ないでしょう。
平屋で洗濯物を干す場合は、干す場所の周囲の環境によっては風が強ければ砂が付着してしまいます。
二階建てと比べたときに洗濯の手間を少なくできるはずが、平屋にしたことで逆に手間が増えてしまう可能性もあります。
防犯面で不安を抱えてしまう
平屋で外に洗濯物を干す場合は「防犯面での心配」も抱えてしまうことになります。
二階に洗濯物を干せる場合は洗濯物を盗もうとすると、外壁を登るなど目立つ行動を取る必要があります。
平屋の場合は道路から物干し場まで簡単にアクセスできるので、衣類を盗難しやすい環境にあると言わざるを得ません。
LDKから見えると生活感を感じる
リビング・ダイニングの外部に洗濯物を干す場合は、LDKでくつろいでいる時に洗濯物が見えてしまい「生活感を感じてしまう」かもしれません。
おしゃれな暮らしをしたいと思う人にとっては、生活感を消すことは雰囲気づくりの面で大事な要素です。
コンパクトな敷地・家で物干し場が限られる場合にはデメリットになる可能性があります。
平屋で洗濯物を干す「どんな環境が適しているの?」
では、平屋で洗濯物を干す場所を考えるなら、どんな環境を求めるべきなのでしょうか。
考えるべきは、次の4つです。
- ・プライバシーが守られる場所
- ・風は当たるが砂はつかない場所
- ・洗濯物を干すのに十分なスペース
- ・LDKから見えない場所
プライバシーが守られる場所
平屋で洗濯物を干す場所を考えるなら、まずは「プライバシーが守られるか」という視点を持ちましょう。
洗濯物が見られるのが恥ずかしいと感じる中、外に洗濯物を干すとストレスを感じてしまいます。
物干し場が道路から見えないか、隣家から見えないか、外部からの視線を意識して設計に反映させてみましょう。
風・光は当たるが砂はつかない場所
続いて「風・光は当たるが砂はつかない場所」という意識です。
自宅や隣家が砕石や土のままの庭だったり、畑に囲まれた環境だと洗濯物が砂ぼこりを受けてしまいます。
一方で砂がつかないように、室内で干してしまうと風・光が当たらないので乾きづらく生乾きの匂いがつくでしょう。
土はつかないが風・光は当たる。そんな環境を目指しましょう。
洗濯物を干すのに十分なスペース
洗濯物を取り巻く環境とともに大事なのは「十分なスペース」です。
洗濯物がしっかり乾くための条件は、温度と気流です。洗濯物同士の間隔を十分に取れば、どちらも確保できます。
家族の分の洗濯物を全て干しても、十分に間隔が取れる広さの物干し場を確保しましょう。
LDKから見えない場所
生活感を感じずに洗濯物を干すためには「LDKから見えない場所」に物干し場を作る必要があります。
しかし洗濯物へは太陽光を当てたいので、南向きに物干し場を設置したいもの。リビング・ダイニングに光を取り込むため、南側に大きな開口部を設けたい思いとバッティングしてしまいます。
外だけでなく、中庭・浴室・ランドリールームなど、室内で乾燥させる場を作るのも手です。
平屋の洗濯物「考えられる選択肢」6選
こうした条件に叶う、平屋の洗濯物を干す場所の選択肢はどのようなものがあるのでしょうか。
具体的に6つの選択肢を紹介します。
▶関連コラム:ランドリールーム・サンルームのある間取り|新築注文住宅実例|家事動線の良い家で快適に室内干し
(1)視線を遮りながら庭・ウッドデッキで干す
1つ目は「外部からの視線を遮りながら庭で干す」ことです。
道路や隣家の窓を避けたり塀を立てたりして、外部から洗濯物が見えないように干せれば、平屋の洗濯物の弱点は少なくなります。
風が強い日に砂が付着する問題だけは残ってしまいますが、風の強い日を避ければ問題ありません。
日差しを活用しながら洗濯物を干せるのは、大きなメリットです。
ウッドデッキを設けてデッキ上を物干しとして活用してもよいでしょう。
(2)中庭に洗濯物を干す場所を設ける
コの字・ロの字型の家なら「中庭に物干し場を設ける」のも手です。
中庭であれば、外からの視線は感じませんし、風も弱まるので砂が付着することも少なくなります。
南に面した庭やウッドデッキと比べると、日差しは弱くなってしまいますが、選択肢のひとつとして考えられます。
(3)サンルームを用意する
物干し場を完全に囲う「サンルームを用意」してもよいでしょう。
サンルームは、壁面や天井がガラスで覆われた温室のようになっていて、洗濯物を干すのに適しています。ガラスはすりガラスを選択することもでき、道路に面していても視線を感じずに洗濯物を干せます。
デザインよりも実用性を重視した設備なので、おしゃれさを重視した家庭には向かない可能性があります。
(4)LDK・居室で部屋干しする
LDKや居室など室内で「部屋干し」するのも選択肢に挙げられます。
特に吹き抜けのある間取りでは、日差しや風通しが確保できるので、想像以上によく乾くでしょう。
ただし生活感が出てしまうこと、洗濯物に匂いが移ることなどデメリットを感じる場合もあるので注意が必要です。
(5)ランドリールームで除湿機を利用
洗濯・乾燥専門の部屋である「ランドリールーム」に除湿機を設置すれば、洗濯についての悩みは解決する可能性があります。
室内で干すため、プライバシーの問題や砂の問題、生活感の問題は一挙に解決します。
夜中でも洗濯・乾燥できるので、メリットの多い選択肢といえるでしょう。
▶関連コラム:ランドリールームで家事ラクに〜メリット・デメリットや新築間取り例を紹介
(6)乾燥機を利用する
最後に「乾燥機」を利用して乾燥する方法も考えられます。
近年はガス・電気と乾燥機の選択肢が増えていて、乾燥機を導入する家庭も増えています。
洗濯機と一体になった洗濯乾燥機を導入すれば、洗濯物を干す手間すら感じずに済むので、特に都市部に居住する人にとって有力な選択肢となるでしょう。
まとめ│平屋は洗濯動線も考えておこう
生活のしやすさに定評のある平屋で、悩みのタネのひとつである「洗濯」について解説しました。
平屋でストレスなく洗濯物を洗濯・乾燥させるためには、設計段階において十分な洗濯動線の想定が必要になります。
注文住宅を建築する際は、おしゃれさとともに、洗濯も含めた機能性の面にも配慮しながら家づくりをしましょう。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
豊橋で暮らしを楽しむ!平屋コートハウスで体感ください
ブルーハウスは2021年、豊橋市に平屋コートハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。
「建築家とつくる家」施工事例カタログプレゼント
「建築家とつくる家」施工事例コンセプトBOOKや、建築家の詳しいプロフィールを紹介したシートを無料でお送りします。豊橋でこだわりの家づくりをお考えの方はお気軽に「資料請求・問い合わせ」ボタンからご請求ください。
愛知で建築家と人生を最高に楽しむ家づくりをするなら