トイレの間取りで失敗を避けるコツとおすすめの間取り例は?
間取りといえば、リビングやキッチンなど家の中心となる居住スペースに何かと集中してしまいがち。ですが、清潔感のある住み心地の良い家を実現するには「トイレ」の間取りも忘れてはいけないポイント。
こちらでは、トイレの間取りでありがちな失敗を避けるためのポイントや、おすすめの間取り例を解説します。
「トイレの間取りで気をつけるポイントや、定番の間取りが知りたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
<コラムのポイント>
・トイレの間取りで失敗しないために、特に抑えておきたいのは「数」「配置」「広さ」の3点。この3つのポイントを中心に、間取りの注意点を知っておきましょう。
・トイレの定番の間取り例には、主に4つのパターンがあります。各間取りのメリット・デメリットを知っておき、あなたのライフスタイルにぴったりな配置を選んでみましょう。
トイレの間取りで失敗を避けるコツ
こちらでは、よくある失敗例をもとにトイレの間取りを考えるうえで意識しておきたい6つのチェックポイントを解説します。
・必要なトイレの数は?
「トイレを2箇所に設置すればよかった‥」と後悔する人の声もあるため、トイレの数は慎重に決めるようにしましょう。
平屋の場合はトイレが1つでも困らないかもしれませんが、2階建ての場合はトイレを1階と2階の2箇所に設けたほうが住みやすい家になるでしょう。
1階にのみトイレを設ける場合、2階から1階へ下がったり上がったりするのが面倒に感じることも。特に2階の寝室で寝ている間にトイレに起きたときには、夜中に1階まで移動しなければなりません。
トイレを2つ設ける場合はその分、間取りのスペースが取られてしまいますが、生活のしやすさやバリアフリーの観点からみるとメリットはたくさん。
・音や臭いが気にならないか?
トイレの配置を考えるうえでもっとも意識しておきたいのが、「音」や「臭い」の問題。たとえば、リビングにいるときにトイレの音が聞こえたり、臭いが気になってしまうといった事態はどうしても避けたいもの。
1階にトイレを取り入れる場合のポイントは、LDKに音や臭いが伝わらない位置にトイレを設けること。さらに2階のトイレの配置を考える際には、寝室の近くや1階のリビングの真上にあたる位置は避けるようにしましょう。寝ている間にトイレを流す音が気になったり、1階のリビングに音が伝わってしまうことがあるためです。
・換気がしやすい場所か?
トイレは小さな個室空間になるため、湿気や臭いがこもりやすい場所になります。そのため、換気のしやすさも気をつけておきたいポイント。
具体的には窓がつけられる場所や、換気口が設置可能な場所に設けるのがおすすめです。どうしても家の真ん中に設けたい場合は、消臭性能の高いトイレを取り入れることで対策することも可能です。
・リビングから遠すぎないか?
音や臭いに注意しつつも、リビングから遠すぎない場所にトイレを設けることを忘れないようにしましょう。リビングからあまりにも遠い場所に設置してしまうと、「いちいちトイレまで移動するのが面倒…」と後悔することも。
リビングとトイレの間には、廊下やしっかりとした間仕切りを設けつつ、生活導線にも配慮して配置を決めると快適に過ごせる家が叶います。
・広さや収納は十分?
一度に何度も利用する場所でもあるトイレは、快適に使える広さと収納量を確保することも成功のコツ。
トイレの一般的な広さは、0.8〜1.5畳程度となっています。最低でも0.8畳は必要で、1畳程度がもっとも標準的、1.2畳以上になると余裕のある広さが確保できるでしょう。
また収納に関しては、実際に収納したい物をどこにどう収納するかを具体的にイメージしたうえで決めると、無駄なく使い勝手の良い収納が叶います。また、すっきりとした清潔感のある印象に見せるには、中身が見えない扉付きの造作収納を設置するのがおすすめ。
・風水で避けた方が良いのは?
風水においてトイレは、家の中でももっとも悪い気が集まりやすい場所のひとつとされています。そのため、縁起が良いとされている方角は特にありません。
ですが、トイレ内を常に清潔に保つことで邪気を和らげることができると言われています。整理整頓を心がけて、不衛生な状態にならないように日頃から気をつけるようにしましょう。
トイレのおすすめの間取り例
続いては、トイレのおすすめの間取り例を4つご紹介します。
・玄関の近く
玄関から入ってすぐの場所にトイレを設ける間取り。玄関横は、もっとも人気のある間取りとなっています。
リビングを含めた生活空間からは適度に距離を置くことができ、音や臭いが気になることはないでしょう。この間取りにする際の注意点として、玄関を開けたときにトイレが丸見えになってしまう位置は避けるようにしましょう。
・リビングの横
リビングから出て廊下をはさんだ位置にトイレを設けるのも、よくある定番の間取りの一つ。
リビングとトイレの間に廊下があるため、水を流す音がリビングまで聞こえてくる心配はありません。さらにトイレまでの距離がもっとも近い間取りになるため、トイレの行き来がしやすいというメリットが。
・洗面所の隣
洗面所の隣にトイレを設けて、水回りを一箇所にまとめるパターンもよくある間取りの一つ。
洗面所の近くに浴室を設けるのが基本なため、トイレ、洗面所、浴室が一箇所にまとまることで家事のしやすい間取りとなります。また、トイレを使用したあとにすぐ洗面台で手を洗えるため、導線の観点からもメリットの大きい間取りに。
ただし、リビング横や玄関の近くの間取りと比較すると、トイレの音や臭いが洗面台にいる人に伝わってしまう可能性もあるため、音や臭いへの配慮が多少必要になるでしょう。
・階段の下
階段下にトイレを設ける間取りも、基本の配置の一つです。
階段下のスペースを有効活用し、その分リビングを広くしたりなど間取りの自由度を上げたい人におすすめです。一方で、階段の設け方によって天井が低くなったりまったり、天井に階段の形状が露出してしまうといったデメリットも。
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今回のコラムでは、トイレの間取りで失敗しないためのコツやおすすめの間取りパターンを解説しました。
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