下がり天井がある家のおしゃれな建築実例|おすすめの空間と色や照明の選び方
注文住宅のデザイン性を高めたいなら「下がり天井」を採用してはいかがでしょうか。
天井の一部を下げることで、重厚感が出てリラックスできる空間に仕上がります。
今回は、下がり天井の施工実例を紹介し、デザイン性を高める下がり天井の作り方を解説します。
壁面のアクセントクロスやタイルとは一味違った、おしゃれな空間に仕上げたいという方は必見です。
<コラムのポイント>
・おしゃれな下がり天井の施工事例を紹介します。
・下がり天井がおすすめの空間、色・照明選びのコツを解説します。
・下がり天井の圧迫感が気になるなら「折り上げ天井」を採用する方法もおすすめです。
下がり天井とは?
下がり天井とは、空間の一部の天井高を低くする建築手法です。
内装にアクセントを作るための手法で、デザイン性を高めたり高級感のある空間に見せることができます。
また、天井が低い空間は落ち着くという効果があるため、ゆったりと過ごしたい空間に採用することもおすすめです。
一方で、下がり天井の面積が広すぎたり濃い天井の色を選んだりすると、圧迫感を感じることもあるため注意しなければなりません。
下がり天井がある家のおしゃれな建築実例
下がり天井を採用した家のおしゃれな建築実例を紹介します。
【キッチン】木目 × ダウンライトの下がり天井
キッチン全体に下がり天井を採用した事例です。
ポイントは、下がり天井に2種類の木目を採用したこと。
ダウンライトがついている天井部分は、通常の天井と同じ板張りを採用しました。
一方で、下がり天井の側面はキッチンの腰壁と同素材にしています。
部分的に統一感を持たせることで、デザイン性の高いまとまりのある空間に仕上がりました。
【キッチン】白 × ダウンライトの下がり天井
白いベースクロスで下がり天井を仕上げた事例です。
下がり天井の他にアクセントがある場合は、あえてシンプルな色を採用して存在感を抑えても良いでしょう。
こちらの事例では、大きめのペンダントライトやキッチンカウンターがアクセントになっています。
広範囲で下がり天井を採用していますが、白いクロスで仕上げたため圧迫感のない空間に仕上がりました。
【キッチン】白 × 間接照明の下がり天井
キッチンの周辺だけを下がり天井にした技ありの空間です。
白いクロスで仕上げていますが、間接照明を取り入れることで自然と視線が集まるポイントに。
キッチン上にはダウンライトを施工しているため、明るさも問題ありません。
シンプルだけどアクセントになる下がり天井を作りたいなら、白クロス×間接照明がおすすめです。
【リビング】木目 × 間接照明の下がり天井
窓回りに板張りの下がり天井を採用した事例です。
ウッドデッキの天井と同素材でつなげることで、内と外の一体感が生まれます。
電球色の間接照明を採用し、リラックスして過ごせるリビングに仕上げました。
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【LDK】木目 × 間接照明の下がり天井
一直線のLDKに合わせて、窓際全体を下がり天井にした事例です。
フローリングと同じ向きで下がり天井の板張りを施工することで、空間に奥行きを感じさせることができます。
また、細長いLDKですが軒天も同素材で仕上げたため、外まで視界が広がって窮屈さもありません。
下がり天井を採用することで、視覚的に奥行きや広がりを作りだしたおしゃれなLDKです。
下がり天井と相性の良い空間は?
下がり天井と相性の良いのは次のような空間です。
- ・キッチン
- ・リビング
- ・寝室
キッチンに下がり天井を付けると、広い空間の中のアクセントになります。
リビングに隣接した和室なども同様です。
リビング・ダイニングと一続きの空間になっているが、別空間のように見せたいときなどに効果的です。
また、落ち着ける空間にしたい場合にも下がり天井をおすすめします。
人間は狭い空間の方が落ち着くという習性があるため、リビングや寝室を下がり天井にすることで、リラックスできる空間を作ることができるでしょう。
注意したいのは、コンパクトな空間に下がり天井をつけるケースです。
狭い部屋に下がり天井を採用しても範囲が少なすぎて、おしゃれに仕上がらないこともあります。
必ずイメージパースなどを作成してもらって完成形を確認し、デザイン性が高まる空間に採用しましょう。
天井が下がった部分のカラーは何色にすべき?
下がり天井は木目や白がおすすめです。
白なら広範囲に施工しても圧迫感を与えませんし、木目はフローリングとの統一感が生まれます。
アクセントカラーを下がり天井に採用すると、まとまりのない内装になりやすいため注意が必要です。
下がり天井は視界に入りやすいため、空間に馴染みやすいベースカラーやメインカラーを取り入れることをおすすめします。
最近はグレーの下がり天井も人気がありますよね。
ベースカラーやメインカラーがグレーの場合は、統一感のある美しい空間に仕上がるでしょう。
ただし、濃いグレーを採用すると圧迫感が出る可能性もあり、暗い印象を与えかねません。
全体のカラーバランスを考えながら、下がり天井の色を考えてみてくださいね。
下がり天井は間接照明でさらにおしゃれに!
下がり天井をさらにおしゃれに仕上げたいなら、間接照明を取り入れることをおすすめします。
通常の天井と下がり天井の間に間接照明を施工し、天井に向けて光を当ててください。
光が天井に反射して、空間に優しい明かりが降り注ぎます。
リビングや寝室などのくつろぐための空間なら、間接照明の明るさだけでも十分でしょう。
天井に照明がなくてすっきりとするため、空間をスタイリッシュに見せる効果もあります。
効果的に間接照明を取り入れて、デザイン性の高い下がり天井に仕上げてくださいね。
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周りの天井を高くして「下がり天井」のように見せる手法もある
下がり天井の圧迫感が気になるなら、折り上げ天井を採用して下がり天井のように見せる手法もあります。
こちらの家では、LDKに折り上げ天井を採用しています。
通常の天井高の部分が「下がり天井」のように見えますよね。
しかし、天井高が下がっているわけではないため、閉塞感や圧迫感はありません。
むしろ開放的な空間に見えるでしょう。
こちらも同様の手法を採用した事例です。
折り上げ天井部分はベースの白いクロス、通常の高さの天井に板張りを施工しています。
上の画像だけ見ると、下がり天井の施工事例のように見えますよね。
こちらの画像をみると、リビングダイニングの天井だけが高くなっていることがわかると思います。
通常の2m40cmの天井から30cm高くした、2m70cmの高さの折り上げ天井を採用しています。
暗めなカラーの板張りを施工していますが、天井が高いため圧迫感はまったくありません。
濃い色の下がり天井を採用したいけど空間は広く見せたいなら、「折り上げ天井」を採用して下がり天井のように見せる手法を取り入れてみてくださいね。
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まとめ
下がり天井を採用することで、空間デザインを高めることができます。
広い部屋のアクセントとして取り入れたい場合や、落ち着ける空間にしたいときに採用してほしい手法です。
天井の色選びや照明にもこだわって、おしゃれな下がり天井に仕上げましょう。
また、下がり天井の圧迫感が気になるなら、折り上げ天井を採用する方法もおすすめです。
天井の高低差をうまく生かせば、開放感を出しつつ「下がり天井」のように見せることができます。
採用する空間に合わせて、効果的に天井の高さを変えてみてくださいね。
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