床下点検口におすすめの場所とは|内装デザインを損なわず点検しやすい位置を解説
「床下点検口」はその名の通り床下を点検するためのもので、すべての家に取り付けられる設備です。
家が建つまでは床下点検口の存在を知らなかったという方も意外といます。
普段はほとんど使わないものですが、設置場所によっては意外と目立ったり邪魔になったりして「失敗した」と感じる意見も多いです。
今回は、床下点検口を設置するおすすめの場所や注意点を紹介します。
<コラムのポイント>
- ・床下点検口はデザイン性を損なわず生活の邪魔にならない位置につけましょう。
- ・ただし、点検のしやすさを第一に考えることが大切です。
【失敗例】床下点検口をつける場所で後悔した理由を紹介
床下点検口の設置場所に関する、よくある失敗例を紹介します。
よく通る場所につけてしまってガタつきが気になる
頻繁に通る場所に採用したら、ガタつきが気になるという失敗例です。
床下点検口の仕様によっては、上に乗るとガタガタとズレることがあります。
キッチンや廊下などに採用する際は注意が必要です。
せっかくおしゃれな内装にしたのに床下点検口が目立つ
内装デザインにこだわったのに、目立つ位置に床下点検口がついていたと後悔する方もいます。
床下点検口の場所は、点検のしやすさ優先で場所を決めてしまう住宅会社もあります。
打合せ時に話題に上がらなかった場合は、忘れずに場所を確認しましょう。
収納の中にしたら急な点検時に荷物が乗っていて大変だった
収納の中に床下点検口を隠したら、点検するのが大変だったという失敗例もあります。
納戸などは目立ちにくく使用頻度も低い場所ですが、物がたくさんありますよね。
床下点検口の上に荷物を置いても問題ありませんが、点検時にはすぐに動かせるようにしておくことをおすすめします。
目立ちにくい場所を選んだら点検しにくい場所だった
住宅会社から提案された設置場所を断り、とにかく目立ちにくい場所を選んだら、点検がしにくかったという失敗例があります。
床下点検口は水漏れやシロアリの被害などをチェックするために必要な大切な設備です。
本来の目的を見失わず、点検がしやすいことを前提として場所を選んでくださいね。
床下点検口の設置をおすすめしたい場所と注意点を紹介
床下点検口の設置をおすすめしたい場所を3ヵ所紹介します。
合わせて、その場所に設置する際の注意点もお伝えしますので、参考にしてみてください。
①キッチン
床下点検口の設置におすすめなのがキッチンです。
キッチンは洗面所や浴室などと近づける間取りにすることが多いため、床下点検口があると水漏れの点検を行いやすいです。
また、床下点検口を収納として使い、食料品の買い溜めや使用頻度の低い調理器具をしまうこともできます。
パントリーがないキッチンを採用する方などにもおすすめです。
【注意点】
キッチンに床下点検口を配置するときは位置に注意してください。
なぜなら、キッチンは毎日何回も使う場所なので、床下点検口のガタつきが気になりやすいからです。
キッチンの足元に設置するのではなく、少しカップボードよりに設置することをおすすめします。
また、ガタつきが気になりそうという方は、厚地のキッチンマットを敷いてもいいでしょう。
②洗面所・脱衣所
洗面所や脱衣所も床下点検口に適した位置です。
LDKほど人目につかない空間のため、内装のデザインが損なわれません。
水回りに点検口をつけることができるため、水漏れやシロアリ被害などの点検もしやすいです。
床下点検口に収納を付ければ、洗剤やシャンプー類の収納としても活用できます。
【注意点】
バスマットを珪藻土にする方は、床下点検口を浴室前の床につけることはやめましょう。
なぜなら、床下点検口には数ミリの段差があるため、珪藻土マットを置いて人が乗ると割れてしまう危険性があるからです。
また、脱衣洗面所はプライベートな空間です。
急に床下点検口を使うと言われて恥ずかしい思いをしたという方もいます。
気になる場合は洗面所と脱衣所を分け、洗面所側に床下点検口をつけても良いでしょう。
逆に、家族以外の人が出入りする洗面所のデザイン性を損ないたくないなら、脱衣所側につけることをおすすめします。
③パントリーやウォークインクローゼット
パントリーやウォークインクローゼットなどの収納の中につけることもおすすめです。
これらの場所は目立ちにくく、内装のデザイン性を損ないません。
また、通路部分に床下点検口を付ければ収納量も維持できます。
床下点検口の収納派、パントリーなら食品庫として、ウォークインクローゼットなら金庫などの使い道もあり便利です。
【注意点】
パントリーやウォークインクローゼットを床下点検口の配置場所にする場合、点検のしやすさを住宅会社に確認しましょう。
床下点検口が建物の端に配置されていたり、水回りと対角あったりすると点検がしにくい可能性があります。
せっかく設置しても意味が無くなってしまいますので、点検が問題なく行える場所を選んでください。
失敗しないための床下点検口の選び方
失敗しない床下点検口の選び方を紹介します。
床に合った床下点検口の色を選ぶ
床下点検口の枠は、床色と近い色を選びましょう。
上の画像は収納棚の下に床下点検口がありますが、馴染んでいるため目立ちませんよね。
採用するメーカーによって茶色や白、黒など様々なカラーがあります。
実際にサンプルを見て床色と合わせると失敗しにくいためおすすめです。
段差がなるべく少ない仕様を選ぶ
床下点検口は段差がなるべく少ないものを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、段差があるとガタつきやすく、さらには子供がつまづいて転倒することがあるからです。
また、枠が金属のタイプや角が尖っている仕様のものは避けましょう。
万が一、枠が外れてしまったときに大けがにつながる危険性があります。
安全性と耐久性に配慮されている床下点検口を選んでくださいね。
気密性に優れたものを選ぶ
キッチンや洗面脱衣所などに床下点検口をつけるなら、気密性に優れたものを選びましょう。
床下点検口は基礎と室内をつなぐ空間なので、冬場は冷気が入り寒く感じることがあります。
気密パッキンが施工された仕様なら、室内と床下の空気を遮断してくれるため快適です。
まとめ
床下点検口は使用頻度が少ない設備ですが、住んでから意外と気になったり後悔したりする方も多いです。
- ・点検のしやすさ
- ・内装を損なわないデザイン性
- ・生活の邪魔にならない場所
これらをイメージしながら場所を選んでみてくださいね。
細かい部分までこだわれるのが注文住宅の良いところです。
床下点検口の位置や仕様もこだわって暮らしやすいマイホームを建てましょう。
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