リビングは「ダクトレール」でおしゃれに|配置場所や計画ポイント
おしゃれな照明として「ダクトレール」をリビングに採用するケースが増えています。
しかし「どうやって計画すればいいか分からない」「暗くないか心配…」と悩んでしまうケースも多いです。
そこで今回は、リビングにダクトレールを設置する際のコツや間取りのポイントを紹介します。
<コラムのポイント>
- ・ダクトレールの種類や照明計画のポイントについてチェックしておきましょう。
- ・リビングにダクトレールを設置することで、インテリアがおしゃれになります。
- ・ダクトレール計画時の間取りポイントについて紹介します。
目次
ダクトレールをリビングに設置したい!
ダクトレールとはレール状の配線器具のことで、器具を付け替えて自由に調整できるのが特徴です。
従来までは店舗や美術館といった施設で使用されていましたが、最近では住宅での導入が広がっています。
ダクトレールをリビングに設置するとおしゃれな雰囲気になるため、インテリアとして人気が高まっていることが理由です。
それだけでなく、照らす位置を自由に変更できる柔軟性も人気のポイントです。
スポットライトやペンダントライトなど複数の照明を取り付けられるため、空間の用途に合わせたライティングができます。
ダクトレールの種類①設置方法
ここでは、ダクトレールの「設置方法」についてご紹介します。
電源の取り方にも違いがあるので、ご自宅の状況に合わせて選びましょう。
直付け
直付けは接地面にビスで固定する方法で、一般的にもっとも多く採用されています。
天井や壁面にしっかりと固定するため、耐久性が高いのが特徴です。
またレールは現場でカットして対応できるタイプが多いため、仕上がりがイメージ通りになりやすいです。
埋め込み
埋め込みは設置面の内部にレールを埋め込む方法で、最もスッキリした仕上がりになります。
ダクトレール本体が目立たず、天井がフラットに見えるのが特徴です。
ただし天井に埋め込むための工事が必要で、施工に手間が掛かる点には注意しましょう。
さらに将来的にダクトレールの位置を変更したくなった場合にも、工事が比較的大変になります。
引掛シーリング
引掛シーリングタイプは、天井の照明用ソケット(引掛シーリング)に取り付ける方式です。
専門的な工事が不要で一般の方でも設置可能なので、リフォームや模様替えで採用されることもあります。
また角度を回転させることも可能なため、状況に合わせて位置を変更したい場合にも便利です。
ただしダクトレール本体が目立ちやすく、インテリア性を損ねてしまうリスクがあります。
ダクトレールの種類②色
ここでは、ダクトレールの「色」についてご紹介します。
ダクトレールの人気に伴ってカラーバリエーションが登場しており、インテリアの雰囲気に合わせて選べるようになっています。
白
一般的な居室では白いクロス天井のことが多いため、白いダクトレールの方が馴染みやすくなります。
シンプルで控えめなため、他のインテリアや照明器具の邪魔をしません。
ダクトレールが目立ち過ぎないことで、空間を広く見せる効果も期待できます。
黒
最近では「ブラックインテリア」が人気で、ダクトレールも黒にしたいという方が増えています。
黒いラインによって天井にアクセントを加えられ、空間が引き締まって見えるのがメリットです。
インダストリアルやヴィンテージ系のインテリアと好相性で、あえて目立たせたい場合におすすめです。
また設置したいペンダントライトのコード色が黒だった場合、それと合わせてダクトレールも黒にするというケースもあります。
シルバー
シルバーのダクトレールは、スタイリッシュな雰囲気になります。
内装材がグレーの場合や、クールな印象に仕上げたい場合におすすめです。
控えめでありながら適度な存在感があるため、全体のインテリアとの取り合わせを考慮して選ぶようにしましょう。
ダクトレールの種類③配置場所
ここでは、ダクトレールの「配置場所」についてご紹介します。
天井の高さや見た目のデザインによって、適したタイプを選びましょう。
天井面
天井面にダクトレールを配置する方法は、一般的に多く採用されています。
引掛シーリングタイプのダクトレールも、天井面への設置が前提とされています。
天井付だと空間全体を均等に照らしやすいのが特徴で、 スポットライト等を複数設置することで部屋全体を明るくしたい場合におすすめです。
具体的にはリビングの中央部分に配置すると、ソファやテーブルを中心に部屋全体が明るくなります。
壁面
特に吹き抜け等の天井が高い空間の場合、ダクトレールを壁面に設置することがあります。
1階~2階の中間部分の壁面にダクトレールを設置することで、メンテナンスをしやすくするのが目的です。
また間取りや建物の構造によっては、梁(はり)の側面にダクトレールを取り付ける場合もあります。
ただし照明器具が目線の高さに近くなるので、感電等のリスクを減らすためにダクトカバーを取り付けるようにしましょう。
ダクトレールの種類④設置する器具
ここでは、ダクトレールに設置する器具の種類についてご紹介します。
メーカーによって多様な器具が登場しており、幅広いタイプから選べるのがメリットです。
スポットライト
スポットライトは角度を自由に変えられる器具で、必要な箇所だけを効果的に照らすことが可能です。
シンプルな見た目で、どんなインテリアにも合わせやすいことから幅広く採用されています。
拡散配光タイプだと均等に明るさを広がり、集中配光タイプであれば机上等を効果的に照らせます。
そのため照らしたい場所や部屋の広さに応じて、適切なタイプを使い分けましょう。
ペンダントライト
ペンダントライトは吊り下げタイプの照明器具で、おしゃれなデザインが多いのが特徴です。
シェードの素材や形状が豊富で、インテリアの主役として活躍します。
ダクトレールを活かして複数のペンダントライトを吊るすことで、個性的な空間に仕上がります。
吊るすコードの高さは調整可能となっており、あえて複数灯の高さに変化を付けるのもおしゃれです。
スピーカー
最近では、スポットライトのようにダクトレールに設置できるスピーカーが登場しています。
BluetoothやWi-Fiで接続可能な製品であれば、特別な配線不要で使えるのがメリットです。
シンプルな外観ながら、高音質の製品が揃っています。
ただし照明器具と同じダクトレールに設置する場合には、回路を分けてスイッチを使い分けられるように配慮しておきましょう。
配線計画について迷ってしまう場合には、工務店や器具メーカーに相談してみるのがおすすめです。
<あわせて読みたい>
リビングのダクトレールをおしゃれにするポイント
ここでは、リビングのダクトレールをおしゃれにするためのポイントについてご紹介します。
少しの工夫を取り入れることで、生活の質を大きく向上させましょう。
調光タイプの照明器具にする
調光機能を搭載した照明器具を選ぶことで、リビングのシーンに合わせた明るさに調整できます。
具体的には映画鑑賞や食事など、用途に応じて最適な空間を演出できるのがメリットです。
ただし調光機能を使うには、ダクトレールにつなぐスイッチを調光タイプにしておく必要があります。
配線計画の段階で手配しておく必要があるため、検討されている場合にはなるべく早めに要望を伝えるようにしましょう。
適切な長さを選ぶ
ダクトレールの長さは、リビングの広さに合わせて選ぶことが大切です。
長すぎると圧迫感を与え、短すぎると照明範囲が不十分になります。
大きなリビングの場合には、複数のダクトレールを並行に配置するとおしゃれで実用的です。
また部屋の形状によっては、L字型やロの字型に計画する場合もあります。
天井クロスの色と合わせる
天井クロスの色とダクトレールの色を調和させることで、リビング全体が統一感のあるおしゃれな空間になります。
一般的な白いクロスには白いダクトレールがよく合いますが、あえて黒にすることで空間を引き締める効果を狙う場合もあります。
また最近流行している木目模様の天井には、黒いダクトレールの方がしっくりと馴染みます。
色選びに迷ってしまう場合には、ぜひ工務店等に相談してみましょう。
まとめ
本記事では、リビングのダクトレール計画方法についてご紹介しました。
ダクトレールの人気が高まっており、幅広い種類から選べるのが魅力です。
ご紹介した注意点やポイントを参考に、ぜひおしゃれなリビング計画を立ててみてください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
豊川で暮らしを楽しむ!豊川モデルハウスで体感ください
ブルーハウスは2024年、豊川市に豊川モデルハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。