自家消費と売電はどのくらいできる?
太陽光発電における発電量は、季節や天候・外気温にも変わってきますが、
全国の住宅に設置された太陽光発電では約3割の電力が自家消費されています。
4.5kwで得られる年間発電量5130kwhのうち1539kwh
を自家消費し、残りの3591kwhを売電している計算になります。
出典:太陽光発電情報
平均1kWあたり年間で900~1400kWhが一般的な目安。
※愛知県の平均は1kwにつき年間発電量は1361kWh
住宅に4.5kwの太陽光パネルを設置すると、年間6124.5kWhの発電ができることになります。
そのうち自家消費は1837.35kWh・余剰売電は4287.15kWh
※住宅用の太陽光パネルのシステム容量は10kW未満で、10kW以上のものは事業用になります。
太陽光パネルって元が取れる?
住宅に4.5kwの太陽光パネルを設置した場合、
2022年時点の売電価格は17円/kWhなので、
年間で約72,880円になります。(余剰売電 4287.15kWh)
また自家消費1837.35kWh×28.4円=52,189.74円 約52,190円
72,880円+52,190円=125,070円(1年間の利益)
今から始めても遅くない?
遅くありません。
①電気代の上昇
電気料金は年々上昇傾向。今後も上がり続ける可能性が高いです。
【5つの理由】
・再生可能エネルギー賦課金の上昇
・原子力発電所の賠償金と廃炉費用
・消費税の増税
・再生可能エネルギー普及の費用
・LNG(液化天然ガス)と原油価格の高騰
太陽光発電の約3割の電力が自家消費されています。
10年目からの買取価格がわからない・・・。
ですが!自家消費分の52,190円/年は、11年目以降から
太陽光パネルが壊れるまで必ず利益が出てきます。
③売電
愛知県の平均は1kwにつき 年間発電量は1361kWh。
発電の約7割りを売電を することができます。
固定買取が終わっても、
自家消費分の利益は、 11年以降も太陽光パネルが壊れるまで続きます。
新築時につけるのがおすすめ
新築は、建物の荷重や地震・風圧など建物にかかる力をもとに構造計算がされます。
そのため、新築時に太陽光パネルを検討していれば、
太陽光パネルの荷重を含めた状態で構造計算を行います。
ですが太陽光を後付けの場合、新築時に耐震等級3を取得しても、
太陽光パネルを載せることによって荷重が変わり、耐震等級3にならない可能性があります。
太陽光パネルを選ぶポイント
メーカーによって少しずつ違いがあります。
モジュール出力保証が20年や25年だったり、
有償での保証の場合があります。
②元を取れるのが保証期間内であること
地域の発電量と設置金額をしっかり計算して、
何年で元が取れるか確認しておきましょう。
太陽光パネルを設置する前に気をつけること
①影になる時間
商品によって異なりますが、シリコン製の太陽光パネルは
少しでも影がかかると発電力が下がってしまいます。
②設置面
南東・南西の間がおすすめです!
設置する方角によって発電量が変わってきてしまうので、気をつけましょう。
南面に設置した時の発電量が100%の場合、
南東・南西 96%
東・西 85%
北 66%
③耐震等級
後付けの場合、再度構造計算をするのがおすすめです。
建物+太陽光パネルの荷重がかかるため、
十分な耐震性が保てるか確認しておきましょう。
将来、太陽光をのせる予定で新築を建てる方は耐震等級3にしておいた方が安心です。
耐震等級3にしておけば、再度構造計算を行なっても大丈夫な場合が多いです。
①設置方法
太陽光の設置方法として、屋根を貫通させて固定をする方法がありますが、
これは雨漏りのリスクが出てしまいます。
なので、屋根を貫通させないで固定するキャッチ工法がおすすめです!
※金属屋根材のみ可能な施工方法
キャッチ工法の場合、屋根材はガルバリウム立平との相性がいいです◎
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