注文住宅で叶えるランドリールームのある暮らし|家事の負担が軽くなる間取りと空間デザイン

注文住宅にランドリールームを取り入れる方が増えています。
ランドリールームは、洗う・干す・たたむ・しまうを一か所に集約できるため、負担が軽くなるのが利点です。
一方で、計画が甘いと「使いづらい」「湿気が気になる」と感じる場合もあります。
そこで今回は、使いやすい間取りや広さ、乾燥方法の工夫や、後悔しないための設計の考え方を解説します。
<コラムのポイント>
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・ランドリールームを注文住宅に取り入れるメリットを解説します
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・洗う・干す・たたむ・しまうがスムーズにつながる間取りのコツをご紹介します
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・家族構成に合わせた広さの目安と、使いやすいレイアウトのポイントも確認しましょう
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・室内干しや乾燥機など、暮らしに合う乾燥方法を選ぶことがストレスを減らすコツです
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・後悔しないための湿気・動線・収納計画についても解説します
ランドリールームとは|快適に洗濯できる空間

ランドリールームは、洗濯に関わる作業をまとめるための専用スペースです。
従来の「洗面脱衣室の一角」から独立させることで、家事動線がすっきりします。
暮らしの変化から高まったニーズ
ランドリールームは、次のようなことを背景に求められるようになりました。
- ・花粉やPM2.5で外干しが難しい季節が増えた
- ・共働き世帯の増加で、夜間や室内干しの需要が高まった
- ・家事時間を短縮したい声が強まり、効率化への関心が広がった
「室内干しを前提にした設計」を取り入れると、時間帯に縛られず快適に洗濯できます。
家事の中でも工程が多い洗濯は、一連の流れをスムーズにすることがストレス軽減の鍵です。
注文住宅のランドリールームの間取り|家事動線をデザインする

作業の時短が求められるランドリールームは、配置とつながり方が重要です。
「洗う→干す→たたむ→しまう」の流れが途切れない間取りを計画しましょう。
使いやすいランドリールームの間取り例
ランドリールームは、以下のような間取りにすると快適性が向上します。
- ・洗面脱衣室と直結させる:脱いだ衣類をすぐ洗えて便利
- ・ファミリークローゼットに隣接させる:乾いた後の収納が一歩で完了
- ・サンルームやバルコニーとつなげる:天気が良い日は外干しに切り替え可能
ランドリールームを単独で配置せず、家事動線に組み込むのがおすすめです。
「洗う→干す→しまう」をワンストップで完結させる動線計画を意識しましょう。
ランドリールームの広さ|快適に使うための目安

必要な設備と作業内容を先に決め、広さを逆算しましょう。
洗濯機・乾燥機・物干し・カウンター・収納の配置を具体化してから面積を決めるとスムーズです。
家族構成別の目安
ランドリールームの広さは、ライフスタイルや家族構成を基に決めましょう。
一般的な目安は、以下の通りです。
| ランドリールームの広さの目安 |
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広すぎて不便にならないよう「手を伸ばせば取れる距離感」を軸に、使い勝手を優先したレイアウトに整えましょう。
こちらの記事では、限られた空間を有効活用したランドリールームの施工事例をご紹介しています。
間取りや収納アイデアも、合わせてご確認ください。
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ランドリールームの乾燥方法|天候に左右されないためには

ランドリールームの快適性とコストバランスを両立させて、ライフスタイルに合う乾燥方法を選択することも大切です。
天候に左右されず、洗濯がスムーズに進むように、複数の乾燥方法を組み合わせましょう。
注文住宅×ランドリールーム|主な乾燥方法とポイント
注文住宅のランドリールームは、主に以下のような乾燥方法が取り入れられています。
快適に活用するポイントは、次の通りです。
- ・自然乾燥(室内干し)|2方向の開口にすれば、通風採光も確保しやすい
- ・除湿機+サーキュレーター|湿気を素早く排出でき、乾燥時間の短縮につながる
- ・ガス衣類乾燥機|短時間でふんわりと仕上がり、家事の時短が叶う
- ・ヒートポンプ式乾燥機|省エネ性が高く衣類へのダメージを抑えやすい
さらに木質天井やアイアンバーを取り入れると、意匠性が高く機能性にすぐれたランドリールームが実現します。
見せる室内干しは、日常の景色が整い生活感を抑えられるのも利点です。
ランドリールームにサンルームを取り入れる

注文住宅にランドリールームを設置する際に、サンルームを併設すると自然乾燥もしやすくなります。
例えば、 南面に大きな開口を設け、晴天は外干し、雨天は室内干しへ切り替えるといった流れもスムーズになるためおすすめです。
ランドリールームにサンルームを併設するメリット
サンルームは、通風と採光にすぐれたスペースです。
天気に左右されず洗濯しやすいだけでなく、以下のようなメリットがあります。
- ・自然光と通風で乾きが早まる
- ・その結果、電気代が抑えやすくなる
- ・観葉植物のお手入れや家事以外の用途にも広がりが生まれる
- ・趣味の時間を過ごすスペースにも
「洗う」と「暮らす」の境界を近づける設計にすれば、家事時間が心地よくなります。
サンルームによって、多用途に使える空間が増えることも利点です。
ランドリールームで後悔しないための対策

注文住宅におけるランドリールームに対する不満の多くは、動線と湿気対策の不足が原因です。
事前に課題を想定し、設計で解消しましょう。
後悔しがちな課題と具体策
以下のようなことが、後悔しがちな点です。
具体的な対策も合わせて、ご確認ください。
- ・乾きにくい|換気扇と窓の位置を見直し、空気の流れをよくする
- ・暗くて作業しづらい|天井照明に加え、手元の補助照明を取り入れる
- ・収納不足|可動棚や引き出しを造作し、洗剤・タオル・ハンガーの定位置をつくる
こちらの記事でも、ランドリールームの乾きづらさを解消するアイデアを解説しています。
ぜひ、ごらんください。
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成功へ近づく設計のコツ
ランドリールームを快適にする設計のコツは、次の通りです。
- ・風の入口と出口を2か所以上に設定する
- ・クローゼットまでの距離を短縮する
- ・水や湿気に強い床・壁材を選び、メンテナンスしやすくする
見た目だけでなく、使い続けたときの整いやすさまで想定する姿勢が重要です。
こちらの記事でも、ランドリールームの施工事例を詳しく解説しています。
合わせて、ごらんください。
まとめ|日常をデザインするランドリールーム
ランドリールームは、家事効率向上と居心地のよさが合わされば、後悔のない空間になります。
間取りの連携、適切な広さ、乾燥方式の選択、素材のメンテナンス性までをていねいに検討することが、成功の鍵です。
施工実績豊富な工務店に依頼することで、ご家族のライフスタイルに合った注文住宅×ランドリールームが叶います。
家事が少しでもラクで楽しい時間になるように、あなたも快適なランドリールームを取り入れませんか。
ブルーハウスでは、洗練されたデザイン性と快適性を備えたランドリールームの施工実績が多数ございます。
プロ目線から、ライフスタイルに合うランドリールームをご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担が少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。
「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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