高気密高断熱が得意なハウスメーカーの特徴7選|ローコストで住宅性能を高めるコツや建築実例を紹介

平屋のように暮らす2階建

「高気密高断熱の住宅を建てたいけど、どんなハウスメーカーを選べば良いのか分からない。」とお悩みの方へ。

快適な住環境と省エネルギー性能への関心が高まる昨今、高気密高断熱住宅が人気を集めています。

高気密高断熱とは、外気の進入を防ぎ、熱の出入りを抑えることで、少ないエネルギーで年中快適な室温を維持する住宅性能です。

実際に家づくりを検討すると、多くのハウスメーカーが高性能住宅を謳っているため、業者選びに頭を抱えるお客様は少なくありません。

そこで本記事では、高気密高断熱が得意なハウスメーカーの特徴7選とローコストで住宅性能を高めるコツ、建築実例を詳しく紹介します。

<コラムのポイント>

・高気密高断熱の家づくりが得意なハウスメーカーの特徴7選を解説します。

・ローコストで気密性・断熱性を高める3つのコツを紹介します。

・【C値0.3/Ua値0.46以下】高気密高断熱住宅の建築実例を紹介します。

ハウスメーカー選びで後悔したくない方、理想の高気密高断熱住宅を叶えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

高気密高断熱の家づくりが得意なハウスメーカーの特徴7選

29坪で実現した究極の平屋

高性能な住宅を実現するには、設計から施工、換気計画に至るまで、総合的な専門知識や技術力を持つハウスメーカー選びが重要です。

ここでは、高気密高断熱が得意なハウスメーカーの特徴を7つ紹介します。

項目ごとに詳しく解説していくので、ご自身のハウスメーカー選びにぜひお役立てください。

気密性・断熱性の基準を公表している

ハウスメーカーを選ぶ際は、自社の気密性・断熱性の基準値を明確にしているかを必ず確認しましょう。

性能基準の公表は、ハウスメーカーの技術力に対する自信と、お客様への誠実さを表します。

気密性は、住宅全体にどれくらいの隙間があるかを表す「C値(相当隙間面積)」で示されるのが一般的です。

一方、断熱性は、建物の表面からどれくらいの熱が逃げるかを表す「Ua値(外皮平均熱貫流率)」で示されます。

C値やUa値は、どちらも数値が低くなるほど性能が高いことを意味します。

具体的な数値基準は、ハウスメーカーの公式サイトやカタログに記載されているケースが多いです。

気になるハウスメーカーで基準値の記載が見当たらない場合は、担当者に直接確認しましょう。

全棟で気密(C値)測定を実施している

全棟で気密(C値)測定を実施しているハウスメーカーは、高性能な家づくりが得意なケースが多いです。

家づくりで本当に重要なのは、設計上の数値ではなく、完成した建物の実数値です。

この実数値は、洗練された技術を持つ職人の丁寧な施工によって、初めて実現します。

全棟測定は、ハウスメーカーの施工品質を証明する重要な要素のため、契約前に必ず確認しましょう。

ブルーハウスでは、全棟気密測定を実施し、高気密高断熱の住宅をご提供しています。

ブルーハウスの住宅性能や仕様を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

<あわせて読みたい>

ブルーハウスの家の性能や標準仕様を詳しく紹介しています。

ブルーハウスの家づくり|住宅仕様・性能

高気密高断熱住宅の施工実績が豊富にある

ハウスメーカーを選ぶ際に重視すべきなのが、高気密高断熱住宅の施工実績です。

高気密高断熱住宅の建築には、専門的なノウハウや技術力が求められます。

実績が豊富にあることは、高気密高断熱の家づくりが得意という何よりの証拠です。

気になるハウスメーカーの実績を見たい場合は、公式サイトの施工実例やSNSなどを確認しましょう。

気密性・断熱性を高める工法を採用している

住宅性能は、「どの工法を選ぶか」で大きく変わります。

長く快適に暮らすには、高気密高断熱に適した工法を採用できるハウスメーカーを選ぶことが大切です。

気密性・断熱性を高める具体的な工法例は、以下のとおりです。

  • ・外張り断熱工法:建物の外側を断熱材で覆う工法
  • 充填断熱工法:柱や梁の隙間に断熱材を充填する工法
  • ・2×4(ツーバイフォー)工法:壁や床、屋根が一体化しやすく、気密性を高められる工法

上記以外にも、住宅建築には様々な工法が存在します。

「住宅性能を高めるために、どの工法を採用しているか」を確認し、ハウスメーカー選びの判断材料にしましょう。

高性能な断熱材を採用している

高気密高断熱の家づくりが得意なハウスメーカーは、高性能な断熱材を標準仕様としているケースが多いです。

断熱効果の高い断熱材の種類は、以下のとおりです。

  • ・硬質ウレタンフォーム:ポリウレタン樹脂を主成分とする断熱材
  • ・グラスウール:ガラス繊維を綿状に成型した断熱材
  • ・フェノールフォーム:フェノール樹脂を発泡させた断熱材

上記のような断熱材が標準仕様に使われていると、断熱性の高い家づくりを期待できます。

工法だけでなく材料にも目を向けて、ハウスメーカーを正しく選びましょう。

高断熱窓や樹脂サッシを採用している

ハウスメーカーを選ぶ際は、高断熱窓や樹脂サッシを採用可能かどうか必ず確認しましょう。

高断熱窓とは、複層ガラスやトリプルガラスによって断熱性を高めた窓のことです。

樹脂サッシは、一般的なアルミサッシと比べて熱が伝わりにくく、高断熱で結露しにくい特徴があります。

高断熱窓と樹脂サッシの組み合わせによって、住宅全体の断熱性能を大幅に向上させることができます。

充実した換気設備や空調システムを採用している

高気密高断熱住宅で快適に暮らすには、換気設備や空調システムの導入が必要不可欠です。

気密性の高い住宅は、自然な空気の入れ替えが難しいため、より高性能な換気システムが求められます。

高気密高断熱住宅では、給気と排気を機械で行い、熱交換も可能な「第1種換気システム」の採用が望ましいです。

第1種換気システムは、空調システムとの組み合わせによって効果を最大限に発揮します。

熱損失を抑えつつ新鮮な空気を取り込み、家全体の温度をムラなく維持できます。

年中快適な温度で暮らしたい方、光熱費を抑えたい方は、換気や空調まで含めて提案してくれるハウスメーカーを選びましょう。

ブルーハウスでは、一流の建築士がお客様のご要望に寄り添った家づくりを提案いたします。

ブルーハウスの家づくりに興味のある方は、ぜひ無料のオンライン相談会にお申込みください。

 

ローコストで気密性・断熱性を高めるコツ

平屋のように暮らす2階建

「高気密高断熱住宅は、建築費用が高そう…」と予算面で不安を抱えている方は少なくありません。

単に住宅性能を高めることだけを考えると費用は膨らみますが、工夫しだいでは大幅なコストカットが可能です。

ここでは、なるべくローコストで気密性・断熱性を高める3つのコツを詳しく解説します。

窓のサイズや数、配置を最適化する

窓のサイズや数、配置の最適化は、住宅の気密性・断熱性を高めるのに効果的です。

室内の温度変化を最小限に抑える工夫として、以下のような例が挙げられます。

  • ・西側の窓を小さくして西日を和らげる
  • ・南側の窓を大きくして日射を効率的に取り入れる
  • ・トイレや浴室の窓をなくしてコストカットを図る
  • ・高性能な断熱窓を部分的に採用する

上記の例を参考に、立地環境や太陽の動きを計算して、窓の設計を検討しましょう。

構造や間取りをシンプルな設計にする

コストを抑えながら気密性・断熱性を高めるには、建物の構造や間取りをシンプルに設計するのが有効です。

凹凸の多い複雑な形状は、外壁や仕切りなどの施工面積が増えるので、施工費や材料費が膨らみやすくなります。

施工も複雑になるため、気密性の確保が難しくなります。

以下のようなシンプル設計を意識することで、気密性を高めながらコストカットが可能です。

  • ・凹凸を減らしたシンプルな外観デザインにする
  • ・部屋数を必要最小限にする
  • ・部屋をシンプルな形状にする

上記のポイントを押さえることで、建築費用のコストカットを図りながら、住宅性能の向上を期待できます。

注文住宅を安くする方法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

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注文住宅の費用を抑える具体的な方法や注意点を紹介しています。

注文住宅を安くする方法9選|安く建てる際の注意点やハウスメーカー選びのポイントも紹介

国や自治体の補助金制度を最大限に活用する

高性能な住宅を建築するには、国や自治体が設けている補助金制度の活用が欠かせません。

政府は、持続可能な脱炭素社会に向けて、「省エネ住宅の普及」や「子育て・若者世帯の住宅購入」を推進しています。

その一環として、以下のような手厚い補助金制度が用意されています。

これらの補助金制度は、住宅性能や条件によって補助額が異なります。

最新の補助金制度については以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

【C値0.3/Ua値0.46以下】高気密高断熱住宅の建築実例

ここからは、ブルーハウスが手がけた高気密高断熱住宅の建築実例を紹介します。

ぜひご自身の家づくりにお役立てください。

建築実例①|29坪で実現した究極の平屋(C値:0.1/Ua値:0.35)

29坪で実現した究極の平屋

こちらの住宅は、圧倒的な開放感と高い住宅性能を両立させた「究極の平屋」です。

気密性・断熱性が高いので、以下の写真のように大窓を設けても年中快適な室温で過ごせます。

大窓を設けることで、リビング・ダイニング・キッチンに自然な明るさを取り入れています。

建築実例②|平屋のように暮らす2階建て(C値:0.3/Ua値:0.46)

こちらの住宅は、高気密高断熱の住宅性能によって、吹き抜けの弱点である空調効率の低下を解消しています。

以下の写真のように、吹き抜けの上下に大窓を設置し、明るさと開放感のある居住空間を実現しました。

住宅性能が間取りの自由度を広げ、デザイン性と快適性を高いレベルで両立させた実例です。

建築実例③|趣味を楽しむ2人暮らしの家(C値:0.3/Ua値:0.43)

最後に紹介するのは、趣味を楽しむインナーガレージと高気密高断熱を融合させた建築実例です。

趣味の空間と家族の空間を分けることで、暮らしの中に心地よい「オンとオフ」が生まれます。

室内は、以下の写真のように木の温もりを感じられ、落ち着きと快適さに満ちた居住空間に仕上がっています。

ここまで紹介した実例から、住宅性能を高めながら、理想のデザインや間取りを叶えることは十分に可能です。

建築実例を参考に、家族のこだわりが詰まった理想の家づくりを実現しましょう。

まとめ

今回の記事では、高気密高断熱の家づくりが得意なハウスメーカーの特徴7選について解説しました。

以下のような特徴を持つハウスメーカーを選ぶことで、高性能な家づくりを実現できます。

  • ・気密性・断熱性の基準を公表している
  • ・全棟で気密(C値)測定を実施している
  • ・高気密高断熱住宅の施工実績が豊富にある
  • ・気密性・断熱性を高める工法を採用している
  • ・高性能な断熱材を採用している
  • ・高断熱窓や樹脂サッシを採用している
  • ・充実した換気設備や空調システムを採用している

これらのポイントを必ず押さえて、ハウスメーカーを適切に選びましょう。

ブルーハウスでは、上記7つのポイントをクリアした高気密高断熱住宅をご提供しています。

ブルーハウスの標準仕様や住宅性能を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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