注文住宅の玄関に作る「土間収納」の成功ポイント|暮らしやすさとおしゃれを両立する方法
注文住宅の玄関は、ご家族だけでなく来客も最初に通る「家の顔」であるため、特にこだわりたい場所ではないでしょうか。
近年では、注文住宅の玄関タイプとして、ベビーカーやアウトドア用品、趣味の道具をすっきり収められる「土間収納付き玄関」が注目されています。
そこでこの記事では、注文住宅の玄関に土間収納を取り入れるメリットや失敗しないための設計ポイントを、専門家目線でわかりやすく解説します。
<コラムのポイント>
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・注文住宅の玄関に土間収納を設けることで、収納力と暮らしやすさ向上が期待できます。
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・動線設計・収納量・換気対策は、後悔のない土間収納を実現するために重要です。
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・ウォークスルー型動線、可動棚、フック設置によって、使いやすくフレキシブルな土間収納に仕上がります。
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・自然光や間接照明、デザイン性の高い収納扉で、おしゃれな玄関空間を演出しましょう。
注文住宅で玄関と土間収納を設けるメリット
注文住宅の玄関に土間収納を設けることで、暮らしの快適さが向上するのでは、と感じている方は多いのではないでしょうか。
土間収納を取り入れるメリットは、主に以下の通りです。
- ・大きなアイテムを収納できる
- ・来客時にもすっきりとした玄関を保ちやすい
- ・荷物の出し入れがスムーズになり、家事効率アップが期待できる
土間収納は、靴やコートなどの小物だけでなく、ベビーカーやゴルフバッグ、アウトドアグッズなどの大型アイテムをすっきり片付けられます。
また、来客の目に触れない収納空間が確保できるため、玄関を常にきれいな状態に保てることも魅力です。
さらに、荷物の出し入れもスムーズになり、日常の動線が短縮されることで家事効率アップも期待できます。
玄関と土間収納で後悔しがちなポイントと注意点
土間収納は便利なスペースですが、設計や使い方、動線設計などを誤ると後悔する場合もあります。
特に注意したいのは下記の3点です。
- ・使いづらい動線
- ・収納量不足
- ・換気・湿気対策
暮らしにくさを感じないためには、事前にご家族のライフスタイルを把握し、必要な広さや設備を見極めた上で計画を進めることが重要です。
以下で後悔しがちなポイントと注意点をご紹介します。
使いにくい動線
土間収納を設けても、動線がスムーズでなければ使いづらいスペースになりがちです。
例えば、玄関と収納が遠かったり、回り道をしなければならなかったりすると、荷物の出し入れが面倒に感じます。
特にお子様や高齢者の方がいるご家庭では、安全面でもスムーズな動線設計が不可欠です。
玄関から土間収納へのアクセスをできるだけシンプルにして、室内への動線にも配慮することで、快適性が向上します。
収納量の不足
設計段階で収納するモノの量を把握できていなければ、実際に使うタイミングで「収納しきれない」と後悔しがちです。
靴だけでなく、傘、ベビーカー、アウトドア用品、ゴルフバッグ、工具類など、玄関まわりに置きたいものをリストアップし、必要な収納量をシミュレーションしておきましょう。
さらに、棚を可動式タイプにしておくと限られたスペースを無駄なく活用しやすくなります。
換気・湿気対策
土間収納は屋外に近い場所のため、湿気がたまりやすい空間です。
窓や換気設備を設置していない場合は、カビや嫌なニオイが発生しやすくなります。
土間収納には小窓を設けたり、換気扇を設置したりして、空気の入れ替えがしやすい環境を整えましょう。
特に雨の日や梅雨時期には湿気対策は必須になるため、設計段階から考慮しておきたいポイントです。
こちらの記事でも、快適に使える玄関収納の間取りや実例を紹介しています。
ぜひ、参考になさってください。
<あわせて読みたい>
注文住宅の玄関|土間収納の成功ポイント
注文住宅の玄関に、土間収納を取り入れる際に、成功するポイントは、以下の通りです。
- ・動線設計
- ・収納の工夫
- ・室内環境への配慮
玄関に広い空間を作るだけでは、使いづらさを感じる可能性があります。
実際にご家族が毎日使うシーンをリアルに想定しつつ、生活動線を短く、収納したいアイテムに最適なスペースを用意しましょう。
ウォークスルー型でスムーズな動線を確保する
玄関から土間収納を通り、そのまま室内へアクセスできる「ウォークスルー型」の動線設計は人気です。
荷物を持ったまま最短距離で収納にアクセスできるため、無駄な移動を減らせます。
また、外から持ち込まれた汚れを玄関や土間収納で留めやすくなり、室内を清潔に保てることも魅力です。
可動棚やフックを活用する
玄関に収納するアイテムは、家族構成やライフステージによって変わります。
そのため、土間収納内には可動棚を設け、高さを調整しやすく設計しておくと便利です。
さらに、壁面にフックを設置すれば、コートや帽子、アウトドア用品を引っ掛けて収納可能で、スペースを有効活用できます。
将来の使い方の変化にも柔軟に対応できる、フレキシブルな空間づくりをしましょう。
外からの汚れを室内に持ち込まない設計
土間収納の大きな役割は、外からの汚れを玄関で留めることです。
靴や傘、アウトドア用品などを土間収納にまとめることで、泥やホコリを室内に持ち込まずに済みます。
より清潔感に配慮するためには、収納部分に防水・防汚性に優れた素材を選ぶのがおすすめです。
掃除がしやすい環境を整えておくと、日々のメンテナンスもラクになります。
玄関と土間収納をおしゃれに見せるコツ
設計の自由度が高い注文住宅の玄関は、機能性だけでなく、デザイン性も両立させたいですね。
最後にこの章では、玄関と土間収納をおしゃれに見せるコツをご紹介します。
自然光を取り入れる
玄関をおしゃれに見せるためには、自然光を取り入れるのがおすすめです。
例えば、土間収納にスリット窓を設け、明るい印象に仕上げるとより美しい空間に仕上がります。
間接照明を設置する
間接照明をプラスすることで、夕方や夜でも温かみのある雰囲気を演出できます。
また、照明に映えるタイルや無垢材など、素材感を活かしたデザインもおしゃれな空間づくりにおすすめです。
異素材を組み合わせることで、玄関空間全体が洗練された印象に仕上がります。
デザイン性の高い収納扉を採用する
玄関の土間収納は扉にもデザイン性の高いものを選ぶと、生活感を上手に隠しながら、おしゃれな玄関を演出できます。
お好みのスタイルを決め、統一感のある内装に仕上げましょう。
こちらの記事でも、玄関土間の魅力や注意点についてポイントを解説しています。
合わせてご確認ください。
まとめ|「土間収納付き玄関」で暮らしやすい家に
この記事では、注文住宅の玄関に土間収納を取り入れるメリットや失敗しないための設計ポイントを、専門家目線でわかりやすく解説してきました。
玄関に土間収納を取り入れることで、収納力だけでなく、暮らしの快適さや家事効率が向上する場合があります。
動線設計、収納量、換気対策など、細部にこだわることで後悔のない玄関づくりが叶いますよ。
注文住宅だからこそ、ご家族のライフスタイルに合った玄関と土間収納が実現しやすくなります。
長く快適に暮らせる家づくりのヒントとして、ぜひ参考になさってください。
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ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
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