キッチン造作カウンターのメリットとデメリット|実例や活用アイデアも解説

キッチン造作カウンターのメリットとデメリット|実例や活用アイデアも解説

キッチンの使い勝手を高めるアイテムとして、有効なのが造作カウンターです。

システムキッチンの規格にとらわれない自由度の高さから、おしゃれな空間づくりやライフスタイルに合わせた設計が可能です。

本記事では、キッチン造作カウンターの機能性や使い勝手、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

また、おしゃれな実例写真や造作カウンターならではの活用アイデアもご紹介します。

キッチンづくりの参考にしていただければ幸いです。

<このコラムのポイント>

  • ・キッチン造作カウンターのメリット・デメリットをお伝えします。
  • ・キッチン造作カウンターのおしゃれな実例をご紹介します。
  • ・ライフスタイルに合わせて造作カウンターを設計すると、利便性の高いキッチンを実現可能です。

 

 

キッチン造作カウンターとは

明るい色味のキッチン造作カウンター

キッチン造作カウンターとは、システムキッチンとは別に、造作工事で仕上げたカウンターのことを指します。

既製品とは異なり、ご家庭のライフスタイルや間取りに合わせてオーダーメイドで設計・施工するため、高い自由度が特徴です。

造作カウンターは、キッチンの使い勝手や収納力を高めるだけでなく、インテリアのアクセントとしても活用できます。

素材や色、高さや奥行きなどを自由に選べるので、おしゃれでユニークなキッチンづくりが可能です。

キッチン造作カウンターの機能性と使い勝手

キッチン造作カウンターは、ご家庭のニーズに合わせて自由にデザインできるため、高い機能性と使い勝手を実現できます。

たとえば、カウンターの高さを調整することで、立ち作業のしやすさを改善したり、お子様が宿題をするスペースを設けたりできます。

また造作カウンターには、引き出しや棚を設置して収納力を高めることも可能です。

造作カウンターで食事をするスタイルであれば配膳や片付けが楽になり、キッチンの動線を改善できる場合もあります。

造作カウンターのメリット

高い位置に設けたキッチン造作カウンター

造作カウンターには、主に3つのメリットがあります。

  • ・空間を有効活用できる
  • ・家事動線が改善する
  • ・自由なデザインが可能

造作カウンターならではの利点を詳しく解説していきます。

空間を有効活用できる

キッチンは、できるだけ広く使える空間であってほしいものです。

造作カウンターなら、キッチンのレイアウトや間取りに合わせてぴったりと設計できるため、無駄なスペースを減らし、効率的に空間を活用できます。

たとえばキッチンの天板から続くように造作カウンターを設けると、お料理をカウンターに配膳することで調理スペースを確保可能です。

また、カウンター下のスペースを活用して食器棚を造り付けるなど、スペースを有効に使えます。

家事動線が改善する

キッチンでの作業を楽に進めるには、家事動線の改善が欠かせません。

造作カウンターなら、シンクやコンロ、冷蔵庫などの位置関係を考えて最適なレイアウトを設計できます。

ご家族の身長に合わせてカウンター高さを調整するなど細かなニーズに対応できるので、家事をする方が効率的に動けるキッチンになります。

自由なデザインが可能

造作カウンターの最大の魅力は、自由なデザインが可能なことです。

既製品のカウンターとは異なり、ご自身の好みやご家庭のインテリアに合わせて、素材や色、形状などを自由に選べます。

たとえば、既製品にはないテイストに仕上げたり、ご家庭の間取りに合わせた特注サイズを作ったりと、さまざまなキッチンを実現できます。

システムキッチンの規格にとらわれないので、散らかりがちなシンク周りを隠すような造作プランも可能です。

家事動線や使い勝手を考えた、理想のキッチンを造作カウンターで叶えましょう。

 

こちらでは、おしゃれな注文住宅の内装デザイン実例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

 

 

造作カウンターのデメリット

一枚板のキッチン造作カウンター

造作カウンターを設ければ理想のキッチンをデザインできる一方で、3つのデメリットもあります。

  • ・費用がかかる
  • ・変更や修繕が難しい
  • ・お手入れする箇所が増える

造作カウンターを検討する際は、これらの点も考慮してください。

費用がかかる

造作カウンターは、システムキッチンの既製品と比べると、設計や施工に手間とコストがかかるのが一般的です。

とくに複雑なデザインや特注サイズの素材を使う場合は、予算が大きくなる傾向にあります。

とはいえ、造作カウンターなら、ご家庭のライフスタイルに合わせた理想のキッチンを実現できます。

費用対効果を考えながら、予算内で最適なプランを立てましょう。

変更や修繕が難しい

システムキッチンに一体となっているカウンターは、キッチンを交換する際にカウンターの仕様も変更できます。

一方で造作カウンターは、レイアウトを変更する際に大工工事を伴うリフォームが必要になります。

キッチン交換後も、お気に入りのカウンターを使い続けられるので、将来的なライフスタイルの変化も見据えて、長く使い続けられる造作カウンターの設計が重要です。

お手入れする箇所が増える

造作カウンターの仕様によっては凹凸や段差ができるため、お手入れに少し手間がかかることがあります。

とくに、継ぎ目の多いデザインや素材選びは、掃除のしやすさも考慮しましょう。

造作カウンターの立ち上げ部分をクロスで仕上げると、お料理の汚れなどが目立つ可能性があります。

タイル仕上げにすると日々のお手入れが楽になるのでおすすめです。

造作カウンターならではの美しさと使い勝手の良さを両立させましょう。

キッチン造作カウンターのデザイン実例

ここでは、キッチン造作カウンターを取り入れたおしゃれな実例をご紹介します。

ご自宅のキッチンづくりの参考にしてください。

キッチン造作カウンターでインダストリアルな仕上げの間取り

こちらの実例では、キッチン全体をインダストリアルなテイストで統一しています。

キッチン造作カウンターの実例|アクティブの家

<施工事例>アクティブの家

造作カウンターの壁面は、折り上げ天井の立ち上がりと同じ素材を使用し、空間に一体感を出しています。

アイアンがおしゃれなキッチン造作カウンターの実例|アクティブの家

また、スケルトン階段と吊り戸棚にアイアンを用いることで、シックでスタイリッシュな雰囲気を演出しています。

天井を木の板で仕上げ、キッチンの背面にはOSB合板を使用して、無骨な印象に仕上げました。

さらに、ダイニングとリビングの床をモルタルで仕上げることで、アクティブでラフな空間を実現しています。

素材感を生かしたインダストリアルなデザインが、キッチンをおしゃれに引き立てています。

一体型のキッチン造作カウンターでつながりを感じられる間取り

この実例では、ダイニングからリビングまで一枚の造作カウンターでつなぐことで、広々とした開放感のある空間を実現しました。

一枚続きのキッチン造作カウンター|距離感を考えた暮らしやすさ

<施工事例>距離感を考えた暮らしやすさ

ダイニングやリビングには勾配天井を採用し、より開放的な雰囲気を演出しています。

一枚続きのキッチン造作カウンター|距離感を考えた暮らしやすさ

造作カウンターの立ち上がりやテレビ背面にはヘイムスペイントを採用して、異なる空間でも統一感を大切にしました。

キッチンとリビングダイニングが程よくつながることで、ご家族のコミュニケーションも自然と増える間取りです。

モノトーンなキッチンを実現した造作カウンター

こちらの実例では、手元を隠せるように高めの造作カウンターを設置してスッキリとした印象に仕上げています。

キッチン造作カウンターの事例|贅沢なアウトドアリビングの平屋

<施工事例>贅沢なアウトドアリビングの平屋

カウンターの壁面にはグレーの塗装仕上げで、背面収納の建具は黒を採用し、モノトーンながらメリハリのある、洗練されたキッチンになっています。

モノトーンでまとめたキッチン造作カウンターの事例|贅沢なアウトドアリビングの平屋

シンプルながらも、素材の質感や色使いにこだわることで、美しい空間に仕上げています。

 

ブルーハウスには、ここでは紹介しきれなかった注文住宅のおしゃれな内装施工事例がたくさんありますので、ぜひごらんください。

<あわせて読みたい>

ブルーハウスの家づくりを詳しく紹介しています。

>ブルーハウスの家づくり|施工事例を見る

 

キッチン造作カウンターの活用アイデア

オープンなキッチン造作カウンターの事例

キッチン造作カウンターは、料理や食事のためだけのスペースではありません。

ご家庭のライフスタイルに合わせて、さまざまな用途で活用できるのが魅力です。

  • ・ダイニングテーブルとしての活用
  • ・バーカウンターとしての利用
  • ・お子様の勉強スペースや作業台として
  • ・収納スペースとしての造作カウンター

順番にご紹介します。

ダイニングテーブルとしての活用

キッチンとリビングダイニングが一体となった間取りでは、造作カウンターをダイニングテーブルとして活用するのがおすすめです。

ご家族だけでなく、ゲストを招いてのホームパーティーにも重宝します。

カウンターの高さを標準的なダイニングテーブルと同じ高さに設定すれば、イスに座って食事ができます。

バーカウンターとしての利用

カウンターを高めに設定して、バーカウンターとして活用するのも人気のアイデアです。

朝食やちょっとした軽食、コーヒーブレイクなどに便利に使えます。

カウンターの下に小型のワインセラーを設置したり、オープンの吊り戸棚にグラスを吊るす収納を造り付けたりと、バーのような雰囲気を演出できます。

お子様の勉強スペースや作業台として

造作カウンターは、お子様の勉強スペースとしても活用できます。

リビングでご家族の様子を見守りながら宿題をしたり、親子で一緒にお料理をしたりと、コミュニケーションの場にもなります。

また、趣味の作業台としても便利です。

パソコンを置いてデスクワークをしたり、手芸をしたりと、さまざまな用途で使えます。

収納スペースとしての造作カウンター

造作カウンター下のスペースを有効活用して、収納力を上げるのもおすすめです。

引き出しや扉を造り付ければ、食器や調理器具などをたっぷり収納できます。

オープン棚を設ければ、見せる収納としても活用可能です。

 

こちらでは、キッチン収納パントリーの理想的な広さや間取りについて解説しています。

 

おしゃれな造作カウンターのあるキッチンは「ブルーハウス」へご相談ください!

キッチン造作カウンターを設けて、理想のキッチンを実現するなら、ぜひ「ブルーハウス」にご相談ください。

「ブルーハウス」では、お客様のご要望やライフスタイルに合わせて、デザイン性と機能性を兼ね備えたキッチンづくりを得意としています。

豊富な実績を持つ建築家が、お客様との対話を重ねながら、最適なプランをご提案いたします。

素材選びやデザインはもちろん、収納プランや動線にもこだわり、細部まで丁寧に設計します。

「ブルーハウス」なら、造作カウンターの設計・施工だけでなく、キッチン全体のトータルコーディネートが可能です。

水まわりやダイニング、リビングとの調和も考慮しながら、お客様だけのオリジナルキッチンをお届けします。

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