【平屋は高いからやめたほうがいい】は本当?│平屋が高い原因と安く建てる方法を解説

【平屋は高いからやめたほうがいい】は本当?│平屋が高い原因と安く建てる方法を解説

平屋の建築を検討してる人は「平屋は高いからやめたほうがいい」という意見を耳にすることがあるかもしれません。ここで「高額になるのなら」と諦めてしまうと、住み始めてから「やっぱり平屋にしておけばよかった…」と後悔を抱えてしまいます。

そこで本記事では「平屋が高額になってしまう理由」「平屋を安く建てるための方法」を解説します。

建築価格が高額になる理由を知って、納得したうえで住みやすい平屋を建築しましょう。

<コラムのポイント>

  • ・平屋の建築費用が高額になる4つの理由が分かる
  • ・平屋の建築費用を節約する6つの方法が分かる


 

 

平屋が高額になる4つの原因

はじめに、平屋が高額になる原因をおさらいします。主に4つの理由に分けられます。

平屋を建築するのに「広い土地が必要」

平屋を建築するのに「広い土地が必要」

二階建てを建築する場合、一階部分にLDKや水回りを配置して、二階部分に寝室や子ども室を配置すれば、建築予定の土地の面積が狭くても家を建てられるでしょう。しかし平屋の場合は、寝室や子ども室も含めてすべての部屋を一階部分に配置せざるを得ません。

二階建てと同じ床面積を確保しようとすると「広めの土地を取得する必要」が生じ、建築に必要な総額が増えてしまいます。

「基礎・屋根工事の面積が二倍」になってしまう

先述したとおり、平屋は二階建てで新築する場合と比べて、横方向に広くなる性質を持ちます。結果として「基礎、および屋根の面積が二倍に」なってしまいます。

基礎・屋根の面積が増える分だけ、建築費用が高額になります。

地盤調査、および地盤改良の費用が高額に

基礎の面積が増えることで、建築に必要な費用がさらに上がる場合があります。その理由は「地盤調査、および地盤改良の面積が増えること」にあります。

建築予定地が建物を建てるだけの強度(地耐力)を持つのかチェックする必要があり、もしも不足している場合は様々な手法を用いて強度を高めなければなりません。

地盤調査、地盤改良、どちらも面積が増えるほど、調査箇所や改良範囲が増えてしまうのです。

家に対するこだわりを持つ人が多い

施工事例:床延32坪なのにLDK27帖!和モダンな平屋

▶施工事例:床延32坪なのにLDK27帖!?和モダンな平屋

ここまでで述べたとおり、平屋は二階建てと比べて建築費用が高額になります。それでも平屋を建てたいと願う人は「家に対するこだわりが強い人」といえるでしょう。
家へのこだわりが強ければ、設備や仕様、間取りに対する要求も高くなり、建築費用がさらに高くなってしまいます。

 

平屋を安く建築するための6つのコツ

高額になりがちな平屋建ての住宅、安く建築する方法はないのでしょうか。キーワードは「コンパクト」「シンプル」です。

建物の「床面積をコンパクトに」

施工事例:伸び、外とを結ぶ平屋

▶施工事例:伸び、外とを結ぶ平屋

注文住宅で建築費用を下げるための施策はたくさんありますが、中でも高い効果を見込めるのは「床面積を減らすこと」です。特に、平屋の場合は屋根・床の面積も減らせるので、二階建て住宅の二階部分を減らすときより、効果的に建築費用を減らせます。

ただ床面積を減らすだけだと、収納を減らしたりLDKの面積を減らしたりすることになり、住み始めてから床面積を減らしたことに後悔を感じてしまうかもしれません。

デッドスペースを収納に活用したり、ダイニングテーブルとキッチンを一体化させたりして、機能性を損なわないように配慮しながら床面積を減らしましょう。

屋根・壁の「形をシンプルに」

屋根・外壁など「外と接する部分の形をシンプルにする」ことも大事な考え方です。屋根や壁の形が複雑になれば、雨を防ぐための工夫をたくさん考える必要があります。さらに「役物」と呼ばれる、建物の曲がり部分の防水を担う部材を多用する必要があるので、合わせて建築費用が高額になります。

外壁の塗装や屋根の張り替えなど、メンテナンスに必要な費用も高額になるので、外と接する部分の形はシンプルを意識しましょう。

室内の「間取りをシンプルに」

施工事例:すべてを叶える平屋

▶施工事例:すべてを叶える平屋

建物の外側に加えて、内側である「間取りもシンプルを目指す」と建築費用を低減できます。

間取りは複雑にするほどに職人の手間を増やすことにつながり、人件費は高額になります。逆にシンプルな間取りを実現できれば、壁や床の部材を効率的に利用でき、職人の手間を減らせるので、建築費用は安価になるでしょう。

「シンプルで安価な素材」を利用する

間取りに加えて「シンプル・安価な素材を利用すること」を意識すると建築費用を節約できます。

たとえば、無垢の木材を仕上げ材として用いる場合に、節のある杉材、節のない杉材、ヒノキ、ウォールナットなど、木の種類によって資材の単価が変わります。木材を利用せずに、一般的なクロスを利用すれば、さらに施工費用を抑えられるでしょう。

シンプルなもの、汎用性の高いものを利用すれば、建築費用を下げられます。

「こだわる箇所を限定」する

施工事例:地に寄りそう平屋

▶施工事例:地に寄りそう平屋

外観をシンプルにする、間取りをシンプルにする、素材をシンプルにする。シンプルを追求しすぎると、どうして注文住宅を建築しているのか分からなくなるかもしれません。この場合「取捨選択して、こだわる箇所を限定する」ことで悩みを解消できます。

家全体を細かくこだわりたくなりますが、予算に上限がある以上は全てを叶えることはできません。「LDKなど人が集まる場所にはこだわりたい」「就寝時間を大切にしたいから、寝室にはこだわりたい」などと、こだわりたい場所に対して予算を集中的に投下するのも手です。

「土地の探索エリアを広げる」

建築にかかる総費用を抑えたいなら「土地の候補エリアを広げる」意識が大切です。

建築費用を下げるために、建物の広さや仕様を削る検討も効果的ですが、それ以上に土地の取得代金を減らす工夫が効果をあげます。

検討中のエリアよりも広めの範囲を候補地に含めれば、土地の坪単価を減らせて土地取得費用の総額を大幅に削れる可能性があるのです。生活の質を落とさずに総額を下げたいと願うなら、土地にかかる費用の節約を検討しましょう。

 

平屋の建築費用で後悔しないために

平屋が高額になってしまう理由や、平屋を安価に建築する方法について解説しました。記事の終わりに、平屋を建築したあとに、建築費用の高さについて後悔しないためにどうすればよいのか、方法を解説します。

大切なのは、建築費用のことばかりに惑わされずに、「どうして平屋を建てたいのかを明確にすること」です。

住みやすい生活環境を手に入れるために平屋を選択

施工事例:暮らしを楽しむ塗り壁の平屋

▶施工事例:暮らしを楽しむ塗り壁の平屋

平屋は建築費用が高額になりますが、費用の増加が気にならないほどの「住みやすい家」を手に入れられます。階段を使わずに室内を移動できる過ごしやすさ。リビングダイニングを中心に簡単に各部屋へアクセスできる移動の容易さ。こうした住みやすさは、平屋ならではです。

住みやすい家に一生住み続けられるメリットを思えば、建築費用が多少高くなっても、満足できる家づくりができるでしょう。

平屋ならではのおしゃれな外観・内装を手に入れたい

平屋は二階建てとは異なる「独特のデザイン」を持ちます。

低く抑えられた外観は落ち着きと高級感を演出でき、小屋裏空間を活かすことで勾配天井や高天井、天窓・高窓を導入しやすいので開放的な空間を形成できます。さらに二階からの荷重が存在しないので、柱や壁の少ない広々としたLDKを実現できます。

平屋の外観・内装のデザインを好む人であれば、建築費用が上がったとしても好みのデザインの住まいを手に入れられることで高い満足感が得られるでしょう。

 

まとめ│平屋を選択する理由を再確認しよう

施工事例:絶景を楽しむ暮らし

▶施工事例:絶景を楽しむ暮らし

「平屋は高いからやめておいた方がいい」という意見について、原因と対策を解説しました。

平屋を二階建てと同じ仕様で建築したとき、建築費用や土地取得費用が高額になることは確かです。しかし、平屋は平屋にしかない魅力がたくさんあり、平屋を好む人が建築するなら、後悔を感じることは少ないでしょう。

どうして平屋を建築するのか、平屋のどこに魅力を感じるのか、再確認してから住まいの計画を立てましょう。

 

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