【平屋をローコストで実現!】高額になる4つの理由と4つの対策を紹介

【平屋をローコストで実現!】高額になる4つの理由と4つの対策を紹介

注文住宅で平屋を建築すると、総2階建てと比べたときに高額になってしまうことは周知の事実です。では、予算が限られている人は、平屋の建築を諦めるべきなのでしょうか。

本記事では、こうした悩みを抱えている人に向けて、平屋建築が高額になる理由、および対策について紹介します。さらに、おしゃれに建築した愛知県の平屋の事例も紹介するので、平屋を希望する人はぜひ参考にしてみてください。

<コラムのポイント>

  • ・平屋で建築費用が高額になる理由が分かる
  • ・平屋をローコストに実現するための方法が分かる


 

平屋の建築費用が高額になってしまう4つの理由

まずは建築費用が高額になってしまう理由を紹介します。床面積は変わらないのに費用が高額になってしまう理由は何でしょうか。

理由(1)土地の取得費用が高額になるから

理由(1)土地の取得費用が高額になるから

2階建てを建築する場合、1階部分に水回りとLDKを配置して、2階に寝室や子ども室を配置すれば、少ない土地面積でも建物を建てられるでしょう。

一方で平屋の場合は、水回り、LDK、寝室、子ども室「全ての部屋を土地に接して配置する」必要があります。

結果的に、必要となる土地の面積が2階建てよりも平屋の方が大きくなってしまうのです。

理由(2)屋根と基礎の面積が大きくなるから

1つ目の理由と関連して「土地に接する部屋が多くなることで、建物の基礎面積も多く」なります。さらに「空と接する部屋も多くなるので、屋根の面積も多く」なります。

屋根・基礎の面積が増えることで、部材費・施工手間が増えてしまいます。

理由(3)設備や仕様にこだわる人が多いから

理由(3)設備や仕様にこだわる人が多いから

▶愛知県の施工事例:注文住宅で実現したこだわりのキッチン

ここまで述べたとおり、平屋を建築するためには土地・建物にかかる費用が大きくなります。コストアップを受け入れてでも平屋にしたいと思う人は、注文住宅の建築に対して”こだわり”を持つ人です。

家づくりに情熱やこだわりを持つ人は、床材や壁面などの仕様、さらにキッチンやユニットバスなどの設備にもこだわりを持ちます。結果的に「設備や仕様に高額なものを使う」ことになり、建築費用はさらに上がってしまいます。

理由(4)固定資産税が高額になるから

平屋の費用が高額になるのは、建築時だけではありません。土地が広くなり、建物の資産価値が高くなることで「固定資産税も高額になる」という認識は必要です。

固定資産税は土地や建物などを所有している人が対象となり、1年に1度支払う必要のある税金です。算出方法が明確に公表されている訳ではありませんが、土地の場合は土地単価が高いほど、面積が大きいほど高くなります。建物の場合は仕上げ材に高額なものが使用されているほど高くなります。

▶参考リンク:三菱UFJニコス 固定資産税の計算方法は?土地や建物にかかる税金の納付方法を解説

平屋をローコストに建築するための対策4選

注文住宅で平屋を選択すると、土地・建物・固定資産、3つの観点で支払う費用が高額になることがわかりました。では、どうすれば、それぞれの費用を安く抑えることができるのでしょうか。

対策(1)土地の坪単価を下げる

対策(1)土地の坪単価を下げる

土地の取得費用を下げるためには「土地の坪単価を下げる」ことが効果的です。

たとえば60坪の土地を求める際に、1坪50万円の土地の場合3,000万円になりますが、1坪30万円の土地なら1,800万円に抑えられ、1,200万円は預貯金に回しておいたり、建築費用の増額に利用できます。

土地を選択する際に、どうしても理想とするエリアだけを見つめてしまいがちですが、土地探しのエリアを広範囲に広げて、坪単価を節約する意識を持ちましょう。安価な土地があるエリアは土地が広く、視界が開けているケースが多いもの。生活環境もよくなる可能性があるので、おすすめです。

対策(2)土地の面積を小さくする

希望とするエリアが決まっている場合には、坪単価を下げる対策は利用できません。この場合「土地の面積を小さくする」ことを意識しましょう。

対策(1)とは逆に、1坪50万円のエリアで、60坪の土地を求めれば3,000万円ですが、50坪の土地を求めれば2,500万円に抑えられます。

コンパクトな土地に平屋を建築する場合は、建築する工事者の手腕が試されます。このため腕のいい工事士を探すことが大切です。平屋の施工事例を多く持ち、ノウハウを蓄積している工事者・ハウスメーカーへ依頼しましょう。

▶関連コラム:土地が50坪でも平屋は建てられる!実例を元に工事のコツを紹介​

対策(3)設備・仕様はメリハリをつける

愛知県の施<span class=工事例:優先順位の高い箇所にはこだわりを” width=”1024″ height=”682″ class=”alignnone size-large wp-image-39207″ />

▶愛知県の施工事例:優先順位の高い箇所にはこだわりを

建築費用を節約するためには、要望を全て実現するのは現実的ではありません。必要となる予算が天井知らずで増えてしまうからです。

注文住宅に対する希望がたくさんある場合でも、1つ1つの希望に優先順位があるはずです。「優先順位が低く、導入するのに高額な費用がかかる要望は切り捨てる意識」も大切です。

一方で優先順位が高い要望については、多少無理をしてでも導入した方が、住んでからの満足度が高まります。設備・仕様は予算と優先順位を表にして、どこまで採用するのか吟味する必要があります。

対策(4)(1)~(3)の利用で固定資産税を下げる

ここまで述べた方法を取れば、土地と建物の費用を大幅に節約することが可能です。結果として土地・建物の評価額は小さくなるので、自然に「固定資産税の金額は安くなります」

ただし、建築費用のことや固定資産税のことばかりを考えて注文住宅を建築すると、高い確率で後悔につながってしまいます。多くの人が長年住み続ける注文住宅。予算のことと同時に、理想を追い求めることこそが、高い満足度を得るために必要な姿勢といえるでしょう。

▶関連コラム:愛知で新築一戸建ての固定資産税の計算と軽減措置は?維持費を節約する6つのポイント!

コンパクトに建築した平屋の建築実例

本記事では、ローコストを実現するための方法として、土地や建物をコンパクトにすること、さらに土地単価を下げることを提案しました。実際に愛知県で実現した平屋の事例を見ながら、節約しつつ理想を実現する方法を考えてみましょう。

地に寄りそう平屋(敷地面積40坪)

地に寄りそう平屋(敷地面積40坪)

初めに紹介するのは、敷地面積が40坪、さらに敷地の形が三角形の斜面に建築された平屋住宅です。三角形の土地に寄り添うように建てられた、まさに「地に寄りそう平屋」です。こうした特殊な地形に対して、一般的な規格が決まっているハウスメーカーでは工事が難しいでしょう。建築家とともに考えたために、優れた住宅が完成しました。

地に寄りそう平屋(敷地面積40坪)

40坪の土地ということもあり、内部は狭く感じられるかと思いきや、広々とした空間が広がります。キッチンの奥には大型のパントリーも準備されていて、実用面にも配慮されています。

地に寄りそう平屋(敷地面積40坪)

狭さを感じさせない水回りも魅力的です。本事例は設備や仕様自体はローコストではありませんが、コンパクトかつ変形敷地を選択することで、土地にかかる費用を大幅に節約できています。
コンパクトな土地でも平屋を建築できる好例と言えるでしょう。

▶愛知県の施工事例:地に寄りそう平屋

伸び、外とを結ぶ平屋(敷地面積45坪)

伸び、外とを結ぶ平屋(敷地面積45坪)

次に紹介するのは、豊かな自然が残る地域に立つ、真っ白な屋根・外壁を持つ平屋です。本事例の土地の面積は45坪。建物の床面積は24坪です。駐車場も2台確保しており、外部には倉庫も配置されています。

伸び、外とを結ぶ平屋(敷地面積45坪)

内部も広々しており、リビングおよび洗面室の高窓から得られる光で室内は非常に明るくなっています。LDKがコンパクトにまとめられた配置ですが、それぞれを広く取っているので、余裕が感じられる空間構成です。

伸び、外とを結ぶ平屋(敷地面積45坪)

こちらの事例でも、キッチンの背後には大型のパントリーを設けています。コンパクトな住宅を目指す場合に、真っ先に削られてしまいがちなのは収納です。しかし、収納がなく物が溢れがちな家では、おしゃれに暮らすことはできません。予算にも気を遣いながら、デザインにも実用性にも、全てに意識することで、高い満足感の注文住宅を建築できます。

▶愛知県の施工事例:伸び、外とを結ぶ平屋

まとめ│平屋は工夫でローコストに建てられる

平屋をローコストに建築するために、高額になりやすい理由とその対策について解説しました。改めて下記のとおり対策を紹介します。

  • 対策(1)土地の坪単価を下げる
  • 対策(2)土地の面積を小さくする
  • 対策(3)設備・仕様はメリハリをつける
  • 対策(4) (1)~(3)の利用で固定資産税を下げる

    注文住宅全体の費用を抑えるためには、土地も建物もコンパクトに抑えるのが効果的です。しかし、ただ小さくするだけでは、せせこましい暮らしになってしまいます。工夫を加えながら、豊かに暮らせるローコストな住宅を実現しましょう。

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