『平屋は防犯面で怖い』言われる5つの理由と7つの対策│後悔しないために対策を
平屋は庭と距離が近く、自然を感じながら暮らせる特徴を持っています。しかし一方で「防犯面を考えると、怖い。」と言われることもあり、二階建てとどちらがよいか迷ってしまいます。
そこで本記事では、「平屋が防犯面で怖いと言われる5つの理由」、および「考えられる7つの対策」について紹介・解説します。
空き巣などの話題がニュースに流れると平屋を諦めようかと思ってしまいますが、しっかりと対策を施すことで防犯上の不安も感じずに暮らせる平屋を実現しましょう。
<コラムのポイント>
- ・平屋建築で防犯面での不安を抱える理由が分かる。
- ・平屋で実行できる対策が分かる。
目次
平屋で「不安・怖い」感じてしまう5つの理由
まずは、どうして平屋で暮らすと不安を感じてしまうのか、主な理由を5つ紹介します。原因を知ってから対策につなげましょう。
侵入しやすい開口部が多いから
最も根本的な不安の原因は、玄関ドアや窓など「開口部が全て1階にあること」です。
全ての空き巣は、窓や玄関ドアといった開口部から侵入します。2階建ての場合は、2階にある窓からは侵入しづらいことから、侵入経路の候補が削られることになります。
一方で平屋の場合は全ての開口部が1階にあるため、泥棒にとって侵入を検討する開口部の選択肢が増えてしまうのです。
隠れやすい塀が設置されることが多い
泥棒は侵入するときに、人目につかないように塀や生け垣に隠れつつ侵入します。
一方で平屋建築は建物の高さが低いため、プライバシーを守るために「隠れられる可能性もある塀や生け垣を設置されることが多いです」。
プライバシーは守りたいのに、侵入者の隠れ場所になりかねない。このジレンマも不安につながります。
1階に寝室を配置するから
寝室・子ども室など「就寝するための部屋を1階に配置すること」も不安の種になります。
侵入犯の発生件数が最も多いのは、2時から4時の深夜・早朝時間帯です。つまり、就寝中に泥棒に侵入される可能性が高いのです。
万が一、自宅に侵入されたとき、犯人と出くわすのは最も避けたい事態。2階に寝室・子ども室があれば、遭遇する危険性も低いですが、平屋の場合は遭遇率が高くなってしまうかもしれません。
洗濯物が手に届く範囲にかけられるから
2階建ての場合は、2階に洗濯物を干すことができます。一方で平屋は1階部分に洗濯物を干さざるを得ず「下着泥棒の手の届く範囲に洗濯物を干すことに」なります。
除湿機などを利用して室内で洗濯物を干す人は問題ありませんが、外で太陽の光に当てて洗濯物を乾かしたい人にとっては気にしておきたいデメリットです。
換気中に侵入される怖さがあるから
気候のよい季節は、窓を開け放って換気したいときもあるでしょう。2階建てなら、2階部分の窓を開けて防犯に気を使いながら換気することもできるでしょう。
一方で平屋の場合は、全ての窓が1階に配置されるので「換気の最中に侵入されるリスク・不安を感じてしまう」ことになります。
平屋で実行できる7つの防犯対策
注文住宅で平屋を建てる場合、防犯面で様々な不安を感じることは分かりました。では、どのような方法を用いれば平屋の防犯対策を達成できるのでしょうか。
防犯に強い間取りを心がける
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▶愛知県の施工事例:オープン外構+シンプルな間取りで防犯にも強い強い家
「工事段階で防犯を心がけた間取りにする」ことは、防犯対策の側面では非常に効果的です。
たとえば、建物の外部に凹凸があれば、空き巣が隠れる場所を与えてしまいますが、シンプルで真四角な間取りにすれば、隠れる場所をなくせます。
ほかにも、玄関ドアが道路から直接見えるように間取りを工夫すれば、ピッキングを用いた泥棒が玄関ドア破りする気を奪うことができるでしょう。
格子付き窓を導入する
浴室やトイレの窓など、人の出入りが少ない部屋の窓はバレずに侵入しやすいので、侵入経路になりやすいものです。「格子付きの窓を導入する」ことで侵入を防げるでしょう。
格子付きの窓でも、取り外して侵入することを完全に防げる訳ではありません。しかし、取り外すのに時間がかかり音も生じてしまうので、泥棒の視点に立つと敬遠したくなる要素になります。
防犯性能の高い窓を導入する
格子付きの窓を導入することも効果がありますが「窓自体を防犯性能の高いものにする」のも効果的です。
ガラスとガラスの間に防犯用のフィルムを挟み込むことで、ガラスを割って入ろうとしても時間がかかる、あるいは大きな音を出すことになるので、侵入防止に大きな効果を発揮することとなります。
防犯フィルム入りのガラスは、リビングやダイニングなど格子を取り付けられない、またはデザインの面から格子を取り付けたくない場所にも利用できるので、場所に応じて使い分けましょう。
補助錠を取り付ける
窓に「補助錠を取り付ける」ことも、防犯に効果的です。
補助錠とは、窓に通常取り付けられている鍵に加えて、防犯目的で他の鍵を追加で取り付けるものです。
一般的に、ガラスを割って侵入する窃盗犯は、鍵を開けるために必要最小限の面積のガラスを割って鍵を開けて侵入します。補助錠を取り付けることで、ガラスを割る箇所が増えて音が出ること、侵入に時間がかかることで侵入を防ぎます。
防犯シャッターを導入する
就寝時の防犯対策には「防犯シャッターの導入」が大きな効果を発揮します。
空き巣から見ると、シャッターが下りているだけで「防犯に意識を向けている家。侵入に時間がかかりそうな家。」という印象を与えられます。実際、シャッターのある窓へ侵入するには、時間もかかり音も発生するので、泥棒からすると避けたいところでしょう。
なお、シャッターの中には通風タイプも存在しており、防犯に留意しながらも風を通せるので、就寝時に安全に通風を図りたい人におすすめです。
▶関連リンク:YKK AP株式会社 リモコンスリットシャッターGR
防犯カメラや警報装置を導入する
防犯カメラを中心とする「防犯機器の導入」も効果的です。
大きな証拠となってしまう防犯カメラの映像は、泥棒にとっては脅威です。ほかにも、不審者を明るく照らし出すセンサーライト、スマートフォンから声をかけられる室内カメラなど、様々な機器が販売されています。特にセンサーライトは、家の裏側など人の目が手薄になる場所に手軽・安価に設置できるのでおすすめです。
また、スマートフォンと連携する対応のドアホンもおすすめ。泥棒は留守をインターホンを鳴らすことで確認すると言われます。外出中でも、スマートフォンで返事すれば、在宅しているように見せられ泥棒を牽制できるでしょう。
防犯を意識した外構計画を立てる
工事例:隠れる場所のない泥棒が苦手なオープン外構” width=”1024″ height=”682″ class=”alignnone size-large wp-image-39137″ />
▶愛知県の施工事例:隠れる場所のない泥棒が苦手なオープン外構
最後に「外構計画で防犯を意識する」ことも大切です。
ここまで述べたとおり、泥棒は隠れられる場所を求めています。塀をなくしてオープン外構を導入するなど、泥棒が嫌がる外構を目指しましょう。
ただし、オープンにしすぎてプライバシーが守られないのも問題です。防犯とプライバシーと、どちらも両立できる、バランスのよい外構計画を立てましょう。
音が出る防犯砂利を使用するなど、音のしやすい素材を使用するのもひとつの手です。
まとめ│平屋の防犯は工事の段階から
注文住宅を建築するときに不安になりやすい「防犯」について、不安になる原因や対策を解説しました。
防犯ガラスの導入やセンサーライトの導入など、後付けできる防犯対策もありますが、オープン外構や防犯を意識した間取りなど、工事段階でこそ取れる対策もあります。
これから注文住宅を建築するなら、早い段階から防犯面の意識もしておきましょう。
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