【注文住宅】中庭があるおしゃれな住まい実例|内観・外観のポイントとは
壁に囲まれた空間に庭を作る「中庭」は人気の高い間取りです。
外からの目線が気にならない中庭は、屋外のプライベート空間としてくつろいだりBBQを楽しんだりできます。
中庭なら外で子供を遊ばせておいても安心という理由から、採用する方も少なくありません。
洗濯物を干していても周りから見えないため、プライバシーを確保することもできますね。
魅力がたくさんの中庭をおしゃれに仕上げるには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
今回はおしゃれな中庭の間取り実例を紹介し、内観・外観のポイントを解説します。
<コラムのポイント>
・中庭は屋外でプライベートな時間を過ごせる魅力的な間取りです。
・建物の形状を工夫しておしゃれな中庭を作りましょう。
・おしゃれな中庭がある家の内観・外観の作り方を解説します。
中庭がある注文住宅の外観・内観実例を紹介
中庭があるおしゃれな注文住宅の間取り実例を紹介します。
実例① 扉で目隠しをした広々とした中庭がある平屋
リビング前に作られた、ゆとりのある広さの中庭です。
玄関ポーチを兼ねている空間のため、奥にある玄関ドアから室内へ行くことができます。
中庭の壁は、実は開け閉めできる扉になっています。
人目が気になりにくい時間帯などは扉を開けて、開放的な空間でアウトドアリビングを楽しむことができます。
家の中から中庭を見たときの様子です。
内装と中庭それぞれを「木目×ブラック」で仕上げ、統一感のある雰囲気に仕上げました。
外観は中庭があることをまったく感じさせないデザインです。
中庭の前面は土間スペースになっており、車1台を駐車することができます。
車がないときは中庭の扉を開けて、土間スペースもアウトドアリビングの一部として活用しても良いでしょう。
プライベート空間でBBQやディナーが楽しめる、大人の雰囲気な中庭を採用した平屋の事例です。
こちらの建物は実際にご見学いただけます。ぜひ実際に中庭の魅力をご体感ください。
実例② セミクローズタイプの中庭がある平屋
コの字型の建物の凹んだ部分にウッドデッキを採用し、中庭を作った平屋です。
建物がない面には目隠しの壁を立てて、プライベートな空間に。
床・天井・壁を室内と中庭でつなげ、一体感のあるデザインにした点がポイントです。
セミクローズタイプなので、中庭から庭へ行くこともできます。
外から中庭を見ると、ウッドデッキのほんの一部しか見えないように工事されています。
目隠しの壁はあえて斜めにカットし、デザイン性を高めました。
シンプルな色使いですが、建物形状によってオリジナリティを出しています。
プライベートな空間を作りつつ、中庭特有の閉塞感をなくしたこだわりの建物です。
中庭のある平屋にはさまざまなメリットがあります。
平屋を検討している方はぜひこちらのコラムもご覧くださいね。
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実例③ 玄関脇の中庭がおしゃれな二階建て
外観は一般的なキューブ型の住宅。
画像右側のアプローチや建物中心にあるステップを進むと、実は中庭につながっています。
木目の壁や軒天がアクセントになった落ち着いた雰囲気の中庭です。
建物とウッドデッキの前面に壁を設け目隠しにしました。
コンパクトな空間ですが、子供が遊んだり洗濯物を干したりするには十分なサイズです。
屋根や壁の隙間から風や光が入るように工事し、壁の圧迫感が出ないようにしました。
人目を気にせず家族の時間をゆっくりと過ごせるこだわりの中庭です。
実例④ 二階に中庭を作った家
二階の中心に中庭を作り、四方からアクセスできるように引違い窓を配置しました。
建物の外周面に大きな窓はないですが、中庭に大きな窓があるため明るい光が室内へ降り注ぎます。
室内と中庭の床は同じ見た目に仕上げ、フラットに繋げました。
まるで中庭が1つの居室のように感じる、デザイン性の高い空間です。
外観は個性的なデザインに。
LDKや中庭のある2階の面積を大きくすることで、1階はコンパクトにすることに成功。
その結果、駐車スペースを広く取ることができ、たくさんの植栽を採用したおしゃれな外観に仕上げることができました。
中庭のあるロの字型の家は、動線が作りにくいというデメリットがあります。
快適に暮らせる中庭のある間取りが気になる方は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
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中庭の内観・外観をおしゃれに仕上げる4つのコツ
居心地が良くおしゃれな中庭を作るためのポイントを解説します。
①中庭を採用できる広さの敷地を選ぶ
中庭は建物をコの字・ロの字のような形状にしなければならないため、一般的な住宅と比べて面積が必要になります。
せっかく中庭を作っても1~2畳の広さしか確保できなけれな、デザイン性を高めることは難しいです。
そのため、ゆとりのある広さの敷地を選ぶようにしましょう。
土地を購入する前に、住宅会社にラフプランを検討してもらい、希望する中庭が取り入れられるかを確認してください。
建物と中庭は満足いくように配置できても、駐車スペースが作れないなどの問題もあります。
敷地全体の使い方を考えた上で、中庭が問題なく作れる土地を選んで購入しましょう。
②内と外のつながりを持たせる
中庭と室内の間は大きな窓を採用し、内と外のつながりを持たせましょう。
また、中庭をウッドデッキで仕上げる場合は、フローリングと木目の向きを合わせて施工する方法がおすすめです。
室内から中庭を見たときに一体感が出て、部屋が広く感じる効果があります。
さらに統一感を持たせたいなら、室内の壁・天井と同素材で中庭の壁・軒天を仕上げてください。
ただし、屋外に使う素材は耐久性や防水性が必須ですので、その点を考慮して素材選びを行いましょう。
③室内と中庭の床はフラットにつなげる
室内と中庭の床は、なるべく段差がないように仕上げた方がおしゃれです。
中庭への出入りがしやすくなりますし、室内との一体感が強まるでしょう。
掃き出し窓を採用し、ウッドデッキやタイルデッキで中庭を仕上げることをおすすめします。
ただし、タイルデッキで仕上げる場合、中庭に雨水が溜まりやすいため排水計画が必須です。
雨水を地中に排出するための配管を施工してください。
ウッドデッキの下をコンクリートで仕上げる際も同様です。
④中庭があることがわからないような外観がおしゃれ
中庭は家の中から楽しむ空間です。
外観を見たときに中庭があることを感じさせないようにすると、外と中のギャップが出ておしゃれな印象を与えることができます。
「普通の家だと思って入ってみたら大きな中庭がある」という家は、来客に驚かれますし意外性があります。
中庭は家族だけの秘密の空間として活用するのも素敵ですよね。
外観から中庭の存在が分かってしまうと、プライバシー面でもデメリットです。
なるべくなら、中庭があることがわからないような外観に仕上げましょう。
後悔しない中庭を作るために‥
中庭のある家は人気が高いですが、中には採用して後悔している人もいます。
具体的には、次のような失敗事例です。
・動線が長くなり暮らしにくい間取りになった
・中庭を作ったら生活スペースが狭くなった
・中庭の周りを窓にしたら断熱性が下がって光熱費がアップした
・草やコケが生えて中庭のお手入れが大変だった
・湿気が高くジメっとしやすくて嫌だ
・虫が寄ってくるのが気になる‥
これらは中庭のデメリットとして理解しておきましょう。
工事時にこれらの失敗事例を知っておけば、事前に対策することができます。
対策はこちらのコラムですべて解説していますので、中庭を採用したいなら必ずチェックしてみてくださいね。
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まとめ
屋外にいながらプライベートな時間を過ごせる中庭。
上質な時間を過ごすためには、内観や外観がおしゃれな中庭のある家を建てたいですよね。
室内と中庭のつながりがある内観や、中庭を感じさせない外観にすることで、デザイン性の高い注文住宅を建てることができます。
おしゃれな中庭を作って、屋外でも家族の時間やディナーを楽しめるような素敵な暮らしを送りましょう。
ブルーハウスでは豊橋市に平屋コートハウスをオープンしました。「コートハウス=中庭」のある建物です。
中庭に興味がある方はご予約の上、ぜひお気軽にご来場ください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
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