階段下のスペースを有効活用しよう!収納や遊び場などの活用実例を紹介
間取りを考えていると次のような悩みが出てきた方はいませんか。
- ・収納がもっと欲しい
- ・LDKの一部にカウンターがあったらいいな‥
- ・個性的でおしゃれなLDKに仕上げたい
このような要望があるなら、階段下を有効活用しましょう。
階段下は意外と広いため、さまざまな使い道を考えることができます。
今回は、階段下スペースの活用事例をたくさん紹介しますので、自分に合った使い道を考えてみてくださいね。
収納などの活用方法はもちろん、他の家では採用されないような面白いアイディアあるので必見です。
<コラムのポイント>
・階段下スペースの活用事例を紹介します。
・自分たちに合った活用方法を考えてみましょう。
2階建て以上なら必ず階段下にスペースができる!
2階建て以上の家には必ず階段があり、階段の下にはスペースが生まれます。
階段は上下階をつなぐための空間ですが、階段下のスペースは上り下りに必要ありません。
そのためデッドスペースになりますが、工夫すればさまざまな用途で使うことが可能です。
階段は2畳くらいの広さのことが多いので、1~1.5畳くらいは階段下スペースとして活用できます。
階段の段数が低い部分はスペースが狭すぎるため、あまり使い道がありませんからね。
また、平屋の場合もスキップフロアやロフトを採用することで、階段下スペースが生まれます。
マイホームに階段があるなら、活用方法にこだわって工事してみましょう。
階段下スペースを活用した家の実例
階段には固定階段とスケルトン階段がありますので、それぞれの活用方法を紹介します。
【固定階段編】階段下スペースの活用事例
「固定階段」は壁に囲まれているため、階段下に閉鎖的な空間が作りやすいというメリットがあります。
実例をチェックしていきましょう。
①扉付きの収納を作る
階段下の1番高い部分に合わせて扉をつけて収納を作りました。
壁内に収納が収まるため、すっきりとした印象を与えます。
ルーバーのデザイン扉で、カフェ風な内装との相性も良いです。
②オープンにしてカウンターをつける
階段下をオープンスペースにすれば、カウンターや飾り棚をつけることができます。
階段の形状に合わせた斜めの形が印象的です。
くぼんだ部分に棚がついているため、棚にぶつかったりインテリアが落ちたりする心配がありません。
棚上にダウンライトを埋め込んでいるため、明るさもしっかり確保できます。
③階段下の高さに合わせてカウンターと収納を採用
天井の低い部分はカウンターとして、高い部分は扉付きの収納として活用した事例です。
階段下の高さに合った活用方法を採用することで、階段下のデッドスペースを減らすことができます。
カウンターの周りは壁で囲まれているため、集中できる空間になるでしょう。
④スキップフロアの下は子供が遊べるスペースに
階段の途中にスペースを作る「スキップフロア」を採用する場合、階段下の空間が広めに確保できます。
こちらの家では広さのある空間を活かして、子供が遊ぶスペース兼おもちゃの収納場所にしました。
天井高が1.4mくらいあるため子供が遊ぶには問題ない高さで、秘密基地のようなわくわくする空間を作ることができます。
⑤基礎の空間も利用した土間収納
階段下スペースと玄関から1段下がった空間を利用して、玄関の土間収納を作った事例です。
基礎の高さも利用しているため、階段下でも高めな天井を確保することができています。
広い土間収納を採用したい方は、玄関に階段を採用して階段下スペースを有効活用しましょう。
ちなみに土間収納の反対側のスペースはこのようになっています。
2階へ続く道と、土間収納の上のスペースにつながる道の二手に分かれています。
遊び心と使い勝手どちらも大切にしたユーモアのある間取りです。
【スケルトン階段編】階段下スペースの活用事例
続いては、骨組みだけで形成された「スケルトン階段」がある家の階段下スペースの事例です。
スケルトン階段は、開放的で広々とした階段下スペースを確保することができます。
①壁付けの収納を採用
壁付けのフロートタイプの収納を採用した事例です。
他の家具と色を合わせることで、統一感が出てすっきりとした印象を与えています。
スケルトン階段の下に扉がある収納を採用したいなら、壁付けか置き型の収納を採用しましょう。
階段下が動線になっていなければ、壁内に納まっていなくても邪魔になることはありません。
②オープンスペースにしてインテリアを飾る
スケルトン階段の下は、あえてオープンスペースにしてもおしゃれです。
お気に入りのインテリアや家具を置くことで、デザイン性の高い空間に仕上がるでしょう。
クリスマスツリーやお雛様など、季節物を飾る空間としてもおすすめします。
③テレビボードを置く
スケルトン階段の下に、テレビを設置しても良いでしょう。
テレビが階段下にすっきりと収まるため、リビングが広く感じます。
将来、大きめのテレビ台やテレビに買い替えたときも、スケルトン階段の下は広さがあるため対応可能です。
④窓を採用して日差しを取り込む
スケルトン階段を外周面に配置するときは、窓を採用して日差しを取り込みましょう。
階段周りに壁が一切ないスケルトン階段は、日差しを遮ることが無いので空間が明るくなります。
ラグやクッションを置いて、家族がくつろげるようなスペースにしても良いですね。
⑤空間に奥行きを持たせる
階段下スペースと玄関をつなげることで、奥行きを感じさせることができます。
人は奥行きのある空間は広いと認識する視覚効果があるため、コンパクトな玄関を採用するときには有効的な手法でしょう。
また、観葉植物が置いてある部分の空間は、ベビーカーなども置けるため使い勝手が良いです。
⑥階段下にLDKを配置する
吹き抜けの空間にスケルトン階段を配置し、2階と3階をつなげた家です。
階段下の1階部分はLDKになっています。
窓や照明の位置も高いため、目線が自然と上がる開放的な空間に仕上がりました。
3階建て以上の建物だからできる、個性的な間取りです。
他にも階段下スペースはたくさんの活用方法がある!
今回紹介した実例以外にも、階段下スペースはさまざまな用途で活用できます。
ペットの部屋にする
階段下スペースはペットの部屋にちょうどいい広さです。
1~1.5畳程の広さがあれば、ペットのトイレとベッドを置くことができます。
ペットの体高は1m以下がほとんどのため、階段下のスペースでもゆったりとくつろげる空間になるでしょう。
トイレスペースに採用する
トイレの一部の空間を階段下に被せることで、間取りをコンパクトに仕上げることができます。
トイレは便座に座って用を足すため、入り口部分の高さが確保できていれば、奥の方の天井高が低くても意外と気になりません。
ただし、採用する扉の種類やトイレの向きによっては、不可能なケースもありますので注意しましょう。
洗濯機や冷蔵庫を置く
階段下のスペースの高さが洗濯機や冷蔵庫に合うなら、これらを置くスペースとして活用しても良いです。
大型家電が壁内に収まっていると、すっきりとした印象を与えることができます。
ただし、寸法がぴったりすぎると買い替えや故障の際に大変なので、ゆとりのあるサイズに工事することをおすすめします。
ヌックを作る
壁に囲まれたこぢんまりとした落ち着く空間のことを「ヌック」と言います。
ヌックは1~2畳くらいの広さが一般的で、座って過ごす空間のため、階段下のスペースにぴったりです。
天井高が低くても気にならず、むしろ落ち着く空間に仕上がるでしょう。
書斎や畳コーナーの代わりに、階段下のヌックも検討してみてくださいね。
まとめ
階段下スペースは収納として活用する方が多いですが、実はさまざまな使い道があります。
有効活用することで欲しかった空間が採用できたり、暮らしの質が上がるような間取りになるかもしれません。
限られたスペースを最大限に使って、無駄のないマイホームを建築しましょう。
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