平屋にロフトを作るメリットと工夫・ポイントを紹介

「平屋にロフトを設けたいけれど、メリットだけでなくデメリットや注意点も知っておきたい」と考えていらっしゃる方へ。
屋根裏のデッドスペースを有効活用するロフトは、収納や趣味の空間を確保したい場合に最適です。
しかし、暑さ・寒さの問題や上がり降りの負担など、事前に知っておくべきポイントも存在します。
そこで本記事では、平屋にロフトを設けるメリット・デメリット、費用の目安、活用術などを詳しく解説します。
平屋にロフトを取り入れたい方、家づくりの間取り計画でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
<コラムのポイント>
・平屋にロフトを作るメリット・デメリットを解説します。
・平屋にロフトを導入する際の費用目安を紹介します。
・家づくりのプロの視点でロフトの具体的な活用術を紹介します。
・「使える」ロフトにするための工夫・ポイントを解説します。
目次
平屋にロフトを作るメリット

この章では、平屋にロフトを作る4つのメリットを解説します。
ロフトを作るとどのような利点があるのか、順番に見ていきましょう。
家のスペースを増やせる
平屋にロフトを設けると、限りある空間を有効活用できます。
狭小地や変形地で間取りに制約がある場合でも、ロフトの設置によって必要な収納量を確保できるのです。
季節の家電や思い出の品など、普段は使わないものをしまっておけるので、常にすっきりとした居住空間を維持できます。
また、収納以外にも趣味を楽しむ空間やワークスペースとして活用でき、暮らしの幅が広がります。
デッドスペースを活用し、固定資産税もメリットあり
ロフトはデッドスペースを有効活用できるだけでなく、一定の条件を満たすことで固定資産税が非課税になるメリットがあります。
例えば、天井高1.4m以下、ロフトのある階の床面積の2分の1以下といった基準をクリアすると、空間効率を高めながら税負担を抑えられるケースがあります。
ただし、固定資産税の細かな条件は自治体によって異なるため、事前に窓口などで確認しておくことが大切です。
住まいの税負担を少しでも軽減したい場合は、固定資産税の条件を十分に理解したうえで、ロフトの計画を進めましょう。
広々とした開放的な空間になる
平屋にロフトを設けると、吹き抜けリビングのような開放感が生まれます。
一般的な天井高の平屋よりも視線が上に抜けるため、実際の床面積以上に広く感じられるのです。
また、高い位置に窓を設置すれば、ロフトを通じて部屋の奥まで自然光を取り込むことができ、明るい室内空間をつくれます。
ロフトの採用によって室内にメリハリや立体感が生まれるので、空間の間延びを防ぐ効果も期待できます。
2階建てよりも建築コストを抑えられる
同じ延床面積を確保する場合、2階建てよりもロフトを設けた平屋の方が建築コストを抑えられるケースがあります。
2階建ては、階段や廊下、居室といった細かな間取り設計が必要になり、構造強度への配慮も必要です。
一方のロフトは、屋根裏の空間を活用するため、大々的な設計の追加をせずに必要なスペースを確保できます。
ただし、2階建ては、基礎や屋根の面積が増え、費用がふくらむ場合もあります。
実際の費用感については、ハウスメーカーや工務店で詳細な見積もりを取って確認することが大切です。
コストと機能性のバランスを考えながら、ご家族の価値観や予算に合った選択を行いましょう。
平屋にロフトを作るデメリット・注意点

ここまでの内容から、ロフトには多くの魅力がある一方で、暮らしにくさにつながるデメリットも存在します。
ロフトを採用する際に必ず押さえておくべきデメリットや注意点について、順番に見ていきましょう。
ロフトを床面積に算入しないためには制限がある
ロフトを床面積に含めないためには、建築基準法で定められた条件を満たす必要があります。
条件を守らないと居室とみなされ、固定資産税が増える恐れがあります。
例えば、「天井高は1.4m以下」、「ロフトのある階の床面積の1/2以下」、「窓は床面積の1/20以下」などが一般的な基準です。
このような制限があるため、大人がまっすぐ立てる高さを確保するのは困難です。
また、自治体によって細かな規定の取り扱いが異なるため、地域のルールを確認したうえで計画を行いましょう。
愛知県における新築一戸建ての固定資産税の計算方法と軽減措置については、以下の記事で詳しく解説しています。
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はしごには注意!上がり降りが難しい
ロフトへの移動手段としてはしごを使うケースがありますが、上がり降りが難しく危険が生じる可能性があります。
特に、小さなお子さまやご高齢のご家族がいる場合には注意が必要です。
固定階段を設置できれば安全性が高まりますが、自治体によっては固定資産税の加算対象となるため、確認が必要です。
ロフトへの上がり降りを安全に行うためにも、手すりの設置や滑り止め加工など、安全対策も忘れずに行いましょう。
ホコリが溜まりやすい
ロフトは常に開放されている空間のため、ホコリが溜まりやすいです。
普段の使用頻度が低い場合、いざ使おうと思った際にはロフトの床がホコリだらけになっているケースもあります。
反対に、日頃から使用頻度が高かったり、こまめに掃除できたりする場合は、ホコリを過度に心配しすぎる必要はありません。
ロフトを綺麗に保つには、定期的な掃除の計画を立てておくことが大切です。
軽量のコードレス掃除機を常備したり、収納ケースを活用してホコリから荷物を守ったりするなど、メンテナンスしやすい工夫を取り入れましょう。
暑さ・寒さの問題

ロフトは屋根に最も近い場所であり、夏は暑く冬は寒くなりやすい点に注意が必要です。
暖かい空気は上に溜まるため、夏場のロフトは蒸し暑さを感じる場合があります。
冬場は、間取りしだいでは1階のエアコンの暖気が届きにくく、冷えを感じやすくなる恐れがあります。
ロフトで年中快適に過ごすためには、建物全体の気密性や断熱性を高めることが重要です。
屋根や壁に断熱材を施工したり、気密処理を施したり、換気用の窓を設けたりするなど、適温を維持する設計の工夫を行いましょう。
また、サーキュレーターを活用して室内の空気を循環させるのも効果的です。
ブルーハウスでは、ロフトのメリットを最大限に活かしつつ、デメリットをカバーした暮らしやすい住まいをご提供しています。
ブルーハウスの家づくりにご興味のある方は、以下のページもあわせてご覧ください。
平屋へのロフトの導入費用目安

ロフトの一般的な導入費用の目安は、約50万円~150万円程度です。
ただし、実際の費用は、使用する建材や広さ、採用する窓のサイズ、設備の種類といった細かな要素によって変動します。
また、はしごか固定階段かといった昇降方法の選択によっても金額が変わります。
手すりの設置やコンセントの追加など、安全性や利便性を高めるオプションも費用増加の要因です。
一方で、物置きとしての活用を想定したシンプルかつコンパクトなロフトであれば50万円以内で設置できるケースもあります。
ご家族の使い方に合わせて、コストと利便性のバランスを考えましょう。
ロフトの活用用途

ロフトは、アイデアしだいで幅広い用途に活用できます。
この章では、暮らしを豊かにするロフトの活用用途5選を紹介します。
収納スペース
ロフトの最も一般的な用途は、収納スペースとしての活用です。
季節家電や衣替えの衣類、趣味のキャンプ用品や思い出の品など、普段使わないものを大切にしまっておけます。
居室の限られた収納スペースを圧迫せずに済むため、家全体がすっきりと片付きます。
収納スペースとして使う場合は、荷物の出し入れがしやすいよう、軽いものを中心に保管するのがおすすめです。
また、収納ケースを活用することで荷物を清潔に保管でき、整理整頓もしやすくなります。
テレワークスペース
リビングから離れた空間であるロフトは、テレワークスペースとして活用できます。
天井が低く閉鎖的な空間で、集中力を高めるのにも効果的です。
窓を設けて採光を確保し、換気設備を整えれば、快適な作業環境を実現できます。
ただし、長時間の作業を前提とする場合には、適切な空調計画が必要です。
エアコンやサーキュレーター、換気扇などを活用して、清潔かつ快適に過ごせる空間づくりを徹底しましょう。
子ども部屋
ロフトは、子ども部屋としても活用できます。
秘密基地のようなワクワクする空間で、お子さまの遊び場として最適です。
散らかりがちなおもちゃをロフト内にそのまま収納できるので、片付いたリビングを維持できます。
ただし、子ども部屋として活用する際には、手すりや転落防止柵の設置といった安全対策が不可欠です。
必ずお子さまの安全面に配慮して計画を行い、安心して活用できる子ども部屋を目指しましょう。
予備の就寝スペース
来客時の予備の寝室として、ロフトを活用するアイデアもあります。
布団やマットレスを備え付けておくだけで、いつでもお客様が快適に宿泊できる空間になります。
普段は収納スペースとして活用し、必要なときだけ寝室に変えられる柔軟性を持たせておくと便利です。
ただし、就寝スペースとしての活用を想定する場合、適切な空調計画が不可欠です。
特に、夏場は夜でも暑くなりやすいため、気密・断熱性能を高めたり、空調設備を整えたりして対策を行いましょう。
コストを抑えるための工夫
ロフトの導入費用を抑えるには、シンプルかつコンパクトな設計にするのが効果的です。
ロフト部分の床材や内装をグレードダウンしたり、窓やコンセントの数を最小限に抑えたりするとコストカットにつながります。
また、ロフトの用途を明確にしたうえで、必要最小限のサイズを確保すると無駄なコストを削減できます。
実際の使用シーンをイメージしながら、利便性とコストのバランスを考えて計画を行いましょう。
ロフトの成功事例や内装づくりのポイントについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
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「使える」ロフトのための工夫・ポイント

快適に使えるロフトをつくるには、設計段階での工夫が必要です。
ここでは、使いやすいロフトを実現するための具体的な工夫やポイントを紹介します。
ロフトのはしごや階段の選び方
ロフトへの昇降手段は、安全性と使い勝手に直結する重要なポイントです。
固定階段は安定感があり、片手に荷物を持ったままでも比較的安全に使用できます。
階段に手すりを設置し、段差を低めに設定することで、お子さまやご高齢のご家族でも安心です。
はしごは固定階段と比べて安定感に劣るため、滑り止め加工を施したり、傾斜が緩やかなタイプを選んだりする工夫が大切です。
ロフトを使用する方の年齢や身体状況、使用頻度を考慮し、最適な昇降方法を選びましょう。
活用用途を明確にする
ロフトをつくるとき、「便利そうだからとりあえず設置する」のはおすすめしません。
使用用途を明確にしたうえで計画を行わないと、結局使わなくなってしまうケースが多いです。
例えば、収納スペースとして用途を設定しておくと、あらかじめ造作収納を設置することができます。
また、趣味や作業スペースとして活用するのであれば、照明やコンセントなどの位置を事前に細かく決められます。
用途を明確にしたうえでロフトを設計し、満足度の高い空間を実現しましょう。
屋根の形状とロフトの位置の工夫
ロフトで確保できる広さや天井高は、屋根の形状や間取りに大きく左右されます。
例えば、片流れ屋根を採用する場合、屋根が高い方にロフトを配置すれば、天井高や広さを確保しやすくなります。
また、屋根の勾配を調整することで、ロフト内の居住性を調整可能です。
平屋ならではの大きな屋根を活かし、大空間とロフトを組み合わせると、縦の広がりを感じられる開放的な空間になります。
このような屋根の形状と間取りの工夫によって、理想の居住空間を実現しましょう。
勾配天井を設けたリビングの間取りやロフトの成功事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。
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換気・断熱・空調で暑さ対策をする
年中快適に使えるロフトを実現するためには、「換気・断熱・空調」による暑さ対策が不可欠です。
屋根や壁に断熱材を施工すれば、外気の影響を受けにくくなり、夏の暑さを軽減できます。
また、換気扇や換気用の窓を設置し、空気を循環させることも大切です。
さらに、サーキュレーターやシーリングファンを活用して強制的に空気を循環させることで、ロフトとリビングの室温を均一に保ちやすくなります。
まとめ
今回の記事では、平屋にロフトを設けるメリット・デメリット、費用の目安、活用用途、使いやすくするための工夫について解説しました。
ロフトは、デッドスペースになりがちな屋根裏の空間を、収納や趣味のスペースとして有効活用できます。
一方で、暑さ・寒さ対策や昇降時の安全面への配慮など、注意すべき点もあります。
用途を明確にしたうえで、適切な設計と工夫を施すことで、長く快適に使えるロフトを実現できるのです。
今回の内容を参考に、ご家族の暮らしに合った理想のロフト計画を行ってください。
ブルーハウスの家づくりにご興味のある方は、以下のページもあわせてご覧ください。
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