注文住宅の間取りの決め方、失敗しない9つのポイント!
注文住宅の最大のメリットは、建てる場所や建物の自由度の高さです。自由だからこそ、楽しくもあり、難しくもあるのが、間取り決め。毎日の暮らしのことなので失敗したくはありません。家族の意見も取り入れ、周囲の意見も参考にしながら、自分たちの理想の暮らしを実現するためには、どのような視点で考えればよいのでしょうか?そこで今回は、注文住宅の間取りの決め方と、失敗しないポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
- 間取りを決める前に確認しておきたいこ
- ポイント①土地や周辺環境を確認する
- ポイント②家族の意見を集めて、優先順位を確認する
- 建築家や工務店とイメージをすりあわせる
- ポイント③間取りは生活や家事動線が重要
- ポイント④間取りは玄関と階段の位置決めから
- ポイント⑤水回りをできるだけ1か所にまとめて配置するる
- ポイント⑥風通しのいい窓の配置にする
- 間取りの工夫とセオリーあれこれ
- ポイント⑦収納スペースの広さと場所
- ポイント⑧神棚の位置
- ポイント⑨コンセントの位置
- まとめ
間取りを決める前に検討しておきたいこと
注文住宅の最大の魅力は、地球上で唯一の場所で、自分たちの理想の暮らしを実現できること。自由に考えられるからこそ、その場所、その土地の良さを生かし、その立地特有の課題を解決できる最適な家の形や間取りを考えることが第1のポイントです。
まだ家を建てる土地が決まっていない場合は、理想の暮らしをイメージするところから始めることになります。とはいえ、考え方は同様で、どこで、誰と、どのような暮らしをしたいのか?という視点で検討することになります。
ポイント①土地や周辺環境を確認する
では、家を建てる候補地が決まっている場合は、その土地を具体的にイメージして考えてみてください。土地はそれぞれ異なる形で、しかも立地条件も様々です。その土地にあった暮らしやすい家にするには、自分たちの理想の暮らしのイメージとその土地の特性にあった間取りを考える必要があります。
その土地の立地条件、たとえば方角、道路、隣家、緑地、公園などとの距離や位置関係などを正確に理解することで、その場所だからこそ実現できる家の形や間取り、その場所では不向きな間取りが見えてきます。
立地条件の良さを間取りに取り入れたいこと
具体的には、
・近隣の公園や緑地の自然
・風景や眺望
・採光や風通し
などの自然条件をうまく取り入れることができれば快適な空間づくりができます。
立地条件の課題を間取りの工夫で避けたいこと
一方で、防止したい条件としては、
・隣地や道路からの視線、騒音、光、臭い
・近隣のゴミ捨て場や作業場からの臭い
・隣家のプライベート空間とのバッティング
・夏の西日や冬の冷たい風
などは、必要に応じてプライバシーや防犯対策などを外構や植栽なども含めて検討することで、できるだけ快適に暮らせる間取りが見えてくるでしょう。
ポイント②家族の意見を集めて、優先順位を確認する
次に、土地の立地条件などの要素を考慮して、家族が長く愛着をもって、健康で快適に住み続けられる理想の暮らしを実現するための要望を考え、家の形や間取りなどを具体的に検討していくことになります。
家族の要望は様々です。思いつくだけできるだけ洗い出してみてから、整理していくほうがよいでしょう。場合によって、この過程でかなり時間を必要になることがあります。関係者が多くなると、さらに状況が複雑になります。
要望がすべて叶えられればよいのですが、実際は、その土地の立地条件を考慮して、限られた予算のなかで、優先順位の高いものから実現していくことになります。基本的に、間取りの優先順位は、家に長時間いる人の意見、使う時間が長い部屋の優先順位が高くなります。
家族が健康で快適に暮らせる自分たちらしい住まいを実現するために、「これがいい」のか、「これでいい」のか、「絶対」なのか、「できれば」なのか。「将来」必要なのか、「今」必要なのか、などなど。将来の家族構成やライフスタイルの変化を想定して、考えてみてください。
家族の要望を整理したら、要望事項のなかでも優先順位をつけておけば、建築士や工務店スタッフへの依頼もしやすくなります。
建築家や工務店と具体的なイメージをすりあわせる
では、具体的に、間取りを決めていくために、工事士や工務店スタッフと生活や家事の動線などを考えながら、家の間取りを具体的にしていきましょう。
ポイント③間取りは生活や家事動線が重要
家族が長く愛着をもって快適に暮らすには、これらの毎日の暮らしやすさと、将来の家族構成やライフスタイルの変化に対応した暮らしやすさを考える必要があります。
キッチンを中心とした水回りの動線は、家事動線と言われ、炊事・洗濯・育児と同時に動けるように移動しやすさが優先されます。衛生動線は、トイレや浴室などの水回りの動線です。特にトイレの位置は、寝室やリビングと近いと音が気になる場合があります。朝の通学や通勤前の洗面、トイレ、食事も、渋滞しにくい動線が望ましいですね。
来客を想定した動線は、プライバシーも重視して、玄関からリビングへの動線と、トイレや浴室への動線とぶつからないようにしたほうがよいでしょう。
ポイント④間取りは玄関と階段の位置決めから
家の間取りを考える時、まず玄関からの動線を考えるところから始めましょう。玄関からリビングへの動線は来客動線と同様で、まずリビングにつながっていれば家族が帰宅時にかならず顔を合わせやすくなります。
玄関から2階の子供部屋や寝室に上がれるようにするのかで、家の間取りが大きく変わります。家の骨格になる階段の位置やリビングの間取りが決まります。
階段には、直線、折れ、折り返し、螺旋などの階段の種類があります。階段の種類で階段下の収納、トイレなどの配置がしやすくなるため、階段の工事は間取り決めでも重要な要素です。リビング階段は広々とした空間が魅力ですが、暖房効率や、音、料理の匂いなどが広がやすさを踏まえて対策を検討する必要があります。
ポイント⑤水回りをできるだけ1か所にまとめて配置する
生活や家事動線を考えると、キッチン、洗面所、浴室などの水回りの位置を一か所にまとめると炊事、洗濯などの移動がスムーズで便利です。LDKであれば、子供をリビングで遊ばせながらの家事もしやすいでしょう。
水回りを一か所に集中させることで給水・排水配管工事も集中して施工でき、点検・メンテナンスやリフォーム時にも狭い範囲で施工がしやすいので費用面でもメリットがあります。
一方で、水回りは排水音が気になることがあります。寝室がトイレに近い場合や、2階トイレの下の部屋は排水が響きますので特に注意が必要です。
ポイント⑥風通しのいい窓の配置にする
窓の位置は間取りを決める重要な要素です。特に高温多湿な夏は、できるだけ風通しを良くすることで、衛生面でも新鮮な空気を取り込み対流させる必要があります。できれば1つの部屋に窓を2つ配置するのが風通しを良くするには望ましいのですが、2か所が難しい場合は、天窓や高い位置の横長のスリット窓を確保すると風が抜けやすくなります。
間取りの工夫とセオリーあれこれ
ポイント⑦収納スペースの広さと場所
収納はできるだけ多めにとりたいものです。収納スペースは多ければ多いほどいいというわけではありませんが、少ないと不満要因になりますので、モノが増えていく可能性も想定してプラスアルファのスペースを確保しておきましょう。
また、スペースだけでなく、収納の場所も重要です。生活や家事動線を考えておくことで、キッチン横にパントリーがあれば便利ですし、洗濯の動線と寝室の間に通り抜けができるウォークインクローゼットがあれば便利です。
ポイント⑧神棚の位置
神棚は家を新築する際に、新しい神棚にするのが望ましいとされています。ホームセンターや神具専門店、インターネット通販などでも取り扱っています。
神棚の位置は決まりがあります。神棚は、北の壁なら南向きに、西の壁なら東向きに配置します。神様を祀る場所のため、壁の上部に設置します。トイレと背中合わせになるような場所には配置しないようにしてください。人が出入りする扉の上も好ましくありません。
ポイント⑨コンセントの位置も意外と重要
コンセントの数や配置もしっかりと検討しておきましょう。コンセントが足りずに延長コードを多用することになると火災や転倒リスクが高まります。家具の配置やドアの位置も考慮して考えて、多めに設置しておくとよいでしょう。
このように、注文住宅の家づくりは、立地条件、家族構成、動線、ライフスタイルの変化などを想定しながら、理想を叶えるために、目的を見失わないように、1つ1つ問題を解決しながら進めていくことが必要です。
家族が健康で快適に長く愛着をもって暮らせる理想の家づくりは、自分たちだけでは実現できません。立地条件や予算的な制約がある中で、できること、できないことがでてきます。そんなとき、どうしたら理想を実現できるのか?と、自分たちらしい家づくりをサポートしてくれる、建築家や工務店スタッフに相談しながら理想の家を創っていきましょう。
まとめ
間取りを考えるにあたっては、まず家を建てる土地の立地条件を考慮して、その土地の立地条件の良さ(公園や緑地の風景や植栽など)を活かす間取り、避けたいもの(隣家との距離や騒音、生活臭など)をできるだけ避ける間取りを考えることが重要です。そのうえで、家族が長く愛着をもって快適に暮らせるように、生活や家事の動線を優先して間取りを考えましょう。水回りは1か所に集中させれば利便性も高く、施工費も抑えることができます。
玄関からリビング、階段への動線が、家の主動線になります。この間取りを基本に、水回りの位置や各部屋の位置決めをしていくことなります。窓の位置は、家全体の風通しを良くすするために重要な要素です。収納の広さや位置は動線も踏まえてあらかじめ検討しておくとよいでしょう。神棚は神聖な場所ですので、新築の際は新しい神棚にすることをお勧めします。家の北側か西側に南向き、東向きなど太陽に向かって配置してください。収納やコンセントの位置は間取りを決めていくなかで、生活シーンを想像しながら多めに確保しましょう。
立地条件や予算的な制約がある中で、できること、できないことがでてきます。そんなとき、どうしたら理想を実現できるのか?と、自分たちらしい家づくりをサポートしてくれる、建築家や工務店スタッフがいれば、きっと理想の住まいを叶えることができるでしょう!
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