注文住宅と自由設計の違いとは|メリット・デメリットや注意点、建築実例を紹介
「注文住宅と自由設計にはどんな違いがあるの?」と疑問をお持ちの方へ。
どちらも家づくりを検討する際に耳にする言葉ですが、その意味合いには明確な違いがあります。
本記事では、注文住宅と自由設計の違いやメリット・デメリット、注意点、建築実例まで詳しく解説します。
これから家づくりを始める方、自由設計で理想のマイホームを叶えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
<コラムのポイント>
・注文住宅と自由設計の違いについて詳しく解説します。
・自由設計のメリット・デメリットを紹介します。
・自由設計の注文住宅を建てる際に、押さえておくべき注意点は4つです。
・自由設計の建築実例を紹介します。
目次
注文住宅と自由設計の違いとは
注文住宅と自由設計は、どちらも家づくりの自由度や範囲を示す言葉です。
つい混同されがちな言葉ですが、その概念には明確な違いがあります。
注文住宅は大きく分けて、「フルオーダー住宅(完全自由設計)」、「セミオーダー住宅」、「規格住宅」の3種類に分類されます。
このうち、フルオーダー住宅とセミオーダー住宅が一般的に「自由設計」と呼ばれているのです。
つまり、注文住宅は家づくりの大きな枠組みであり、その選択肢の1つに自由設計が存在するイメージです。
自由設計の注文住宅には、お客様の希望を細かく反映できる魅力がある一方で、費用や時間が多くかかるなどのデメリットも存在します。
自由設計のメリット・デメリットについては、次の見出しで詳しく解説します。
自由設計のメリット・デメリット
自由設計と聞くと、「自分の理想を詰め込んだマイホームを実現できる。」とメリットばかりを想像する方も多くいらっしゃいます。
確かに、自由設計には規格住宅では得られない多くの魅力がありますが、デメリットの存在も忘れてはいけません。
ここでは、自由設計の注文住宅を建てる前に知っておくべきメリット・デメリットについて詳しく解説します。
自由設計のメリット
自由設計の注文住宅には、以下のようなメリットがあります。
- ・自分の理想を細かく反映できる
- ・予算に合わせて設計を調整できる
- ・土地の条件に合わせて設計を調整できる
- ・ライフスタイルや家族構成を考慮できる
- ・ライフプランや価値観の変化に柔軟に対応できる
このように、自由設計は住む人の「こんな風に暮らしたい。」という願いを細かく実現できます。
また、予算や土地の条件に対して、費用や設計内容を調整しやすいのも大きな魅力です。
自由設計のデメリット
続いては、自由設計のデメリットを見ていきましょう。
- ・費用が高くなりやすい
- ・施主自身で決める項目が多く、時間と労力がかかる
- ・ハウスメーカーの技術力や担当者の提案力によって、満足度が大きく左右される
自由設計は外観のデザインや間取り、設備のグレードなどを細かく決められる分、費用が高くなりやすいです。
また、ハウスメーカーとの打ち合わせ回数が増えやすく、多くの時間と労力がかかります。
最終的に理想をどこまで再現できるかは、ハウスメーカーや担当者の知識・経験に左右されます。
そのため、自由設計に強いハウスメーカーや担当者を選ぶことが大切です。
以下の記事では、自由設計の家づくりを成功に導くためのポイントを解説しています。
自由設計についてさらに知識を深めたい方は、ぜひご覧ください。
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自由設計の注文住宅を建てる際の注意点
自由設計の注文住宅を建てる際には、必ず知っておくべき注意点があります。
ここでは、特に意識すべきポイントを4つに絞って詳しく解説します。
自由に設計できる範囲を確認する
自由設計の注文住宅を検討する際には、実際にどこまで自由に設計できるのかを事前に確認しましょう。
自由設計とひと言で言っても、ハウスメーカーやプランによって自由に設計できる範囲が異なります。
場合によっては、構造上の理由で、デザインや工法、使用できる建材などに一定の制約が出るケースもあります。
後になって「希望が叶えられない。」という不測の事態を回避するためにも、設計の自由度について必ず担当者に確認しておきましょう。
予算オーバーにならないように資金計画を立てる
「自由設計のデメリット」の見出しで紹介したように、建築費用が高くなりやすい点には特に注意が必要です。
万が一の予算オーバーを防ぐためにも、適切な資金計画を立てましょう。
資金計画を立てる際は、建築費用だけでなく、土地代や外構費用、住宅ローン頭金なども考慮し、家づくりにかかる総額を明確化します。
また、予期せぬ追加工事や仕様変更に備え、総予算の数%程度の予備費を設けておくのも効果的です。
資金計画の立て方を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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家づくりのイメージや希望を明確にする
自由設計の家づくりを成功させるためには、住みたい家のイメージや叶えたい希望を明確化する必要があります。
施主自身でイメージや希望を整理しておかないと、抽象的な表現になってしまい、担当者に要望が正しく伝わりません。
その結果、自分のイメージとは異なる設計が出来上がるリスクがあります。
自分の理想と現実のギャップを埋めるためにも、イメージや希望を明確化し、要望を具体的に伝えることが大切です。
間取りや収納計画を慎重に検討する
自由設計の強みを最大限に活かすためには、生活動線を意識した間取りと収納計画の検討が必要不可欠です。
自由設計の注文住宅では、外観や内装のデザイン面を重視する方が多いですが、暮らしやすさを考慮した設計も重要です。
住む人の行動パターンや家事動線を配慮した間取り、持ち物の量に合わせた収納計画を採用することで、暮らしの質を大幅に高められます。
現在の暮らしとライフスタイルの変化をイメージしながら、間取りや収納計画を慎重に検討しましょう。
間取りや収納計画の考え方、実例を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
自由設計でお客様の理想を叶えた建築実例
ここからは、ブルーハウスが手がけた自由設計の建築実例を紹介します。
お客様がどのようにして理想を叶えたのかを画像付きで解説するので、ご自身の価値観と照らし合わせながらご覧ください。
自由設計の建築実例①|完全プライベートの中庭を囲む平屋
こちらの建築実例は、リビングと中庭を大開口の窓でつないだ画期的な間取りを採用しました。
大型の窓から自然光を効率的に取りこめるので、年中明るく開放的に暮らせます。
また、建物の中心をくり抜いて中庭を設けることで、完全なプライベート空間を創出しました。
自由設計の建築実例②|変形地を生かした趣味を楽しむ家
こちらの建築実例は、道路に囲まれた変形地でもお客様のライフスタイルに寄り添った住まいを実現しています。
土地の形状が複雑であるほど施工に制約が出るため、建築が難しくなるのが一般的です。
しかし、自由設計が採用できれば、実例のような制約があったとしても細かい要望を叶えられます。
自由設計の建築実例③|圧倒的開放感のある平屋
最後に紹介するのは、自由設計で圧倒的な開放感と木の温もりを感じられる建築実例です。
庭を一望できる大開口の窓を採用したり、リビングの天井を高く設計したりすることで、広々とした居住空間を実現しました。
また、木の温もりを直に感じられるように、柱や梁をあえて見せにいく設計を採用しています。
まとめ
この記事では、注文住宅と自由設計の違いについて解説しました。
あわせて、自由設計のメリット・デメリットや注意点、建築実例についても紹介しました。
注文住宅と自由設計は、どちらも家づくりの自由度や範囲を示す言葉ですが、その意味合いには明確な違いがあります。
注文住宅は家づくりの大きな枠組みであり、その選択肢の1つとして自由設計が存在するイメージです。
自由設計の注文住宅を検討する際は、今回紹介したメリット・デメリットや注意点を必ず押さえておきましょう。
ブルーハウスでは、一流の建築士とスタッフが協力し、お客様のご要望を忠実に再現する自由設計の家づくりをご提供しています。
ブルーハウスの家づくりに興味のある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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