狭小の平屋・メリット・デメリットや建てる際に気を付けることやポイント｜おしゃれな実例も

平屋を建てたいとお考えの際に土地が狭く建てるのが難しいのではないかと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

狭小の平屋を建てる際には、間取りや部屋数等さまざまな工夫をすることで理想の家を実現することが可能です。

この記事では、狭小の平屋のメリットやデメリット、建てる際に気をつけることやポイント、おしゃれな狭小平屋の実例までご紹介していきます。

 

狭小の平屋のメリット

はじめに、狭小平屋のメリットについて説明します。

建築費用が抑えられる

狭小な土地に平屋を建てる場合、面積が小さくなる為土地代が抑えられるというメリットがあります。

建築費用のほかに壁や設備の工事費用等も安く抑えられます。

生活動線がスムーズになる

狭小の平屋では、部屋と部屋の距離が近く家事や生活動線も効率的になります。

その為、家の中の移動がスムーズになるというのも魅力のひとつです。

地震に強い

平屋は一階のみで高さが無く重心が低い位置にある為、地震に強い構造といえます。

さらに狭小平屋はコンパクトであることで、より揺れの影響を受けにくく地震に強いこともメリットといえるでしょう。

ライフスタイルに合わせやすい

狭小平屋では、家族の普段の生活に合わせた間取りを作ることができるというメリットがあります。

家族がリラックスして集まれるリビングを設けたい、落ち着ける和室を設けたい等家族の希望を考慮しそれぞれのライフスタイルに合わせやすいでしょう。

家族同士のコミュニケーション

狭小平屋は全体的に部屋同士が近く家族との距離も近くなります。

その為、家族同士の会話も自然と増えてコミュニケーションが取りやすい事もメリットといえるでしょう。

狭小の平屋のデメリット

つぎに、狭小の平屋のデメリットについて説明します。

圧迫感が出やすい

狭小平屋は空間の高さや広さが限られてしまう為、家全体に圧迫感が出やすいデメリットが考えられます。

家の圧迫感を解消する為には、開放感のある間取りや工夫が必要になります。

日当たりや通風が取りにくい

一階部分のみで高さがない平屋は、周囲の建物によって家に日光が入らず暗くなる事や間取りによっては風が入りにくくなる可能性が考えられます。

事前に周囲の環境を確認しておく、間取りや窓の配置を考えておく等の工夫が必要です。

プライバシーに注意する

ワンフロアで完結する平屋は外から家の中が見えてしまう、周囲の視線を感じやすい等のデメリットがあります。

外から家の中が見えてしまわない様に、フェンスや目隠しを設けたり窓やドアの配置を考えたりして家族のプライバシーを守るようにしましょう。

収納場所の確保

狭小の平屋の場合、希望の部屋数や間取りにこだわりすぎると収納場所が設けられない可能性があります。

シューズクラークやロフト、クローゼットを設けたりデッドスペースを使用したり、見せる収納を活用する等限られた面積を上手に使うと良いでしょう。

狭小平屋を建てる際に気をつけること

では、狭小平屋を建てる際にどのようなことに気をつければよいのでしょうか。

将来の暮らしを考える

例えば、段差の無いバリアフリーを設けたり、お子様が大きくなった際に子供部屋の仕切りを外して広くしたりと将来の暮らしに合わせた間取りを考えておくことも重要です。

変化するライフスタイルを視野にいれた家作りは平屋を建てる際の大事なポイントといえるでしょう。

プライベート空間

狭小の平屋は家族との距離感が近くコミュニケーションが取りやすい反面、プライベート空間を設けるのが難しい点が挙げられます。

その為、家族それぞれがリラックスできる空間を作れる様にしておくと良いでしょう。

防犯面に気をつける

二階建ての家等と比べて作りがシンプルな平屋は、間取りを把握されやすく防犯面で注意が必要です。

できるだけ家の周りに死角を作らない、柵や塀、防犯カメラを設ける等して防犯性を高める対策をしておきましょう。

狭小平屋を建てる際のポイント

では、つぎに狭小平屋を建てる際のポイントについてお伝えしていきます。

天窓や勾配天井を設ける

狭小の平屋では全体の面積が小さい分、圧迫感や閉鎖感が出ないよう天窓や勾配天井を設けるというのも大事なポイントです。

平屋の天井部分に窓を設けて上部から明るい光を入れたり、勾配天井を設けて天井に高さを出したりすることで開放的な空間を実現できます。

仕切りを減らす

平屋の中の仕切りをできるだけ減らすことで狭さを感じず広々とした空間を作り出すことができます。

部屋の間等に仕切りが必要な場合には、取り外しが可能な仕切りを設ける等の工夫をすると良いでしょう。

ロフトやスキップフロアを設ける

狭小平屋を建てる際には空間を有効活用してロフトやスキップフロアを設けるのもおすすめです。

縦の空間を上手に使うことで、圧迫感を感じさせない開放感のある空間作りができます。

また、ロフトを設けると収納場所や部屋としても使えたりスキップフロアは段差を利用して中二階等の小スペースを設けることができ便利です。

おしゃれな狭小平屋の実例

こちらのおしゃれな狭小平屋をみる

こちらは29坪の土地に建てられたグレーとホワイトのレンガが印象的なおしゃれな平屋です。

玄関は清潔感のあるグレーのタイルで統一されています。

たっぷり収納できる背の高いシューズクロークを設けている為、色々な物が収納可能です。

広々とした浴室も、グレーのタイルでまとめられておりおしゃれな雰囲気です。

備え付けの木の棚は収納力もあり、柔らかい雰囲気を演出してくれています。

大容量のウォークインクローゼットが一つあれば、洋服や小物等がたっぷりと収納でき便利です。

LDKは落ち着いたモノトーンを基調にしてホテルライクな雰囲気が漂っています。

ゆったりとリラックスできる素敵な空間です。

キッチンから外のテラスが見える為、料理を作りながら景色を楽しむ事ができます。

リビングに設けられた作業スペースからも、外の景色が眺められます。

気分転換にテラスに出て、お茶を飲んだり読書をしたり周囲の視線も気にすることなく過ごせます。

まとめ

このように、狭小の平屋には色々なメリットデメリットがあります。

圧迫感や日当たり、プライバシーや収納等のデメリットの対策として事前にしっかりと環境や設計の計画を立てておくことが重要です。

狭小な土地であっても工夫次第で理想の平屋は実現できる為、ぜひ家族の希望の詰まった素敵な住まいを叶えてください。

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