車寄せのある家の外観デザイン|ビルトインガレージ・カーポートの違いとは?
車を玄関脇に横付けできる車寄せのある家。
玄関と車の行き来がしやすいため、雨の日や荷物が多いときの使い勝手が良い点が特徴です。
また、建物横に車寄せスペースを作るため、家が大きく見えて存在感のあるデザインになるという効果もあります。
今回は車寄せのある家の外観デザインを紹介し、ビルトインガレージやカーポートとの違いを解説します。
<コラムのポイント>
・車寄せのあるデザイン性の高い外観を紹介します。
・ビルトインガレージやカーポートとの違いを解説します。
・敷地や生活スタイルに合った駐車方法を考えましょう。
車寄せがある家の外観デザイン実例
車寄せがある家のデザイン実例を紹介します。
実例① 庭へ抜けられる車寄せのある平屋
玄関の庇を伸ばして、1台分の車寄せスペースを作った平屋の事例です。
雨の日でも玄関から車まで濡れずに行くことができます。
車寄せを抜けると建物南側の庭に抜けられる間取りです。
車が駐車してあるときは庭が目隠しされるため、目線を気にせず洗濯物を干したり遊んだりできます。
複数台の車を駐車するときは、車寄せを通り抜けて庭に停められるよう、敷地全体を砂利仕上げにした点もポイントです。
使い勝手を考えた車寄せのある家が完成しました。
実例② 深緑の外壁がおしゃれな車寄せのある平屋
横長の平屋をさらに延長させ、車寄せを作りました。
シンプルなグリーンの塗り壁の外観に、柱や木目天井を取り入れてアクセントにしています。
車寄せスペースは車1台がゆったりと停められる、広々としたスペースです。
自転車・バイクを置き場やBBQなどを楽しむ空間としても活用できます。道路側から勾配を付けた天井を採用し、駐車スペースの天井をあえて低くして、重厚感のあるデザインに仕上げました。使い勝手とおしゃれさを考えた、車寄せのある平屋です。
ビルトインガレージ・カーポートの違いとは?
一戸建ての駐車スペースとして採用されることが多いのは、ビルトインガレージやカーポートです。
車寄せとどのような違いがあるのか確認しましょう。
車寄せの特徴
車寄せとは、玄関の庇を伸ばして駐車スペースを作る間取りです。
二面を壁で囲むため、通り抜けられるという点が大きな特徴でしょう。
壁の面積が少なく、シャッターなども付けないためビルトインガレージよりも安価で仕上げられるケースも少なくありません。
ビルトインガレージと比べて開放感が出る点もメリットです。
ただし、建物からせり出して車寄せを作るため、広い敷地が必要になる点は注意すべきポイントです。
ビルトインガレージの特徴
ビルトインガレージとは、駐車スペースが建物の一部に取り込まれている間取りのことを指します。
上の画像のようにシャッターなどを付けられるため、防犯性の高さが最大のメリットです。
ガレージ内に工具やタイヤなどを置いて、物置代わりに使うこともできます。
雨風に当たることもないため、車を長持ちさせたい方にとってもおすすめです。
ただし、車寄せやカーポートと比べて高価という点がデメリットでしょう。
カーポートの特徴
カーポートとは、建物とは切り離されたもので単独で駐車スペースの上部に屋根をかけるものです。
外構工事で施工され、車寄せやビルトインガレージと比べて安価で取り入れることができます。
ただし、安っぽいデザインのカーポートを選ぶと外観デザインを損なう可能性もあるため、建物と統一感があるおしゃれなカーポートを選ぶようにしましょう。
注意点は、建物と一体化していないため、強風で飛ばされたり積雪によって潰れたりする危険性がある点です。
天災にも耐えられる強度のあるカーポートを採用してください。
また、雨天時に玄関と車を行き来する際に、濡れてしまうというデメリットもあります。
玄関とカーポートの距離をなるべく近づけるなどの工夫が必要です。
デメリットを解決するためには、建物と一体化させたカーポートを作ることも1つの方法です。
こちらの事例では、建物と倉庫の間にカーポートを作りました。
建物と一体化しているため耐久性が高く、建物との統一感もあるデザイン性の高い外観に仕上がります。
倉庫の近くにカーポートを配置したため、車の整備等がしやすい配置です。
玄関と近づけたい場合は、玄関の庇を延ばして車寄せのようにしても良いでしょう。
オープンタイプのビルトインガレージも使い勝手が良い
シャッターが無いオープンタイプのビルトインガレージもおすすめです。
駐車時にシャッターを開け閉めする煩わしさがないため、車寄せやカーポートのように使うことができます。
また、建物の中に駐車スペースを組み込めるため、車寄せやカーポートと比べて建物の床面積を確保できる点もメリットです。
コンパクトな敷地でも採用しやすいでしょう。
オープンタイプのビルトインガレージの実例を紹介します。
実例① 中庭とつながるビルトインガレージ
1台分の駐車スペースがあるビルトインガレージです。
土間横のステップを上っていくと、中庭や玄関ポーチへつながります。
車で買いだした食材などを中庭に運びやすいため、バーベキューなどを楽しむときに便利です。
屋外の空間を多く活用したい方におすすめな間取りでしょう。
実例② 2台分の駐車スペースがあるビルトインガレージ
2台の車が停められる広々としたオープンタイプのビルトインガレージです。
ビルトインガレージを採用することで、敷地全体に建物を建てられるため2階の床面積を広くすることができました。
シャッターのないオープンタイプのガレージでも、目線の高さに窓がないため外からの目線が気になることはありません。
玄関のガレージ内に配置し、使い勝手の良いビルトインガレージに仕上げました。
自分にとってベストな駐車スペースを考えよう
敷地の形状、玄関位置などによってベストな駐車スペースは異なります。
車と玄関との行き来がしやすく、所有する台数の車をゆったりと停められる方法を選びましょう。
また、駐車方法によって建物の外観デザインも大きく差が付きます。
車寄せを作れば床面積以上に建物を大きく見せることができるでしょう。ビルトインガレージは高級感や重厚感を与えられるはずです。
使い勝手、デザイン性を考えながらおしゃれな駐車スペースを取り入れてくださいね。
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