いよいよ金利上昇
日銀 0.25%の利上げ決める 年0.5%に
日銀は21日の政策委員会・金融政策決定会合で、追加利上げを8対1の賛成多数で決めた。反対したのは岩田一政副総裁で、日銀の正副総裁の意見が割れたのは98年の新日銀法の施行で決定会合の仕組みができて以来初めて。日銀は短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を年0.25%から、0.5%に引き上げ、即日実施した。利上げは、昨年7月のゼロ金利政策の解除後初めてで、7カ月ぶり。
ということである。
本日の日経もそういった材料の背景から引き続き堅調。
金利が上がれば世の中好景気へ向かう。
さて、世の中景気がいいとされているが
我々にはなかなかピンとこなかったりする。
一般というには大げさだが、比較的多くの40代以前の方は
今後給料は上がりにくい、年金はもらえない、退職金はないに近い、
税金は上がる、原油高などを背景に物価があがる、なんといってもインフレも視野に
入れなくてはならない。
もちろん円(¥)はあてにならないかも。
USドル、豪ドル、ユーロにされておくのもいいかも。
理由は色々あるが、主としては国の財政の問題である。
あの巨大な借金を帳消しにするにはインフレしかない。
そうすれば日本は蘇る。
さて、
中小零細の借り入れしている企業にとっても、住宅ローンをこれから組む方にとっても
ダメージは今以上になる。
しかしながらまだまだ今は低金利なのである。まさに最後のチャンスだ。
住宅ローンを35年で3%程度でフィックスできるのである。
今後このトレンドは緩やかに上昇し5%を超えてくる予測。
しかしここで重要なのは3年・5年などの固定や変動で借りると
最悪なシナリオになるということである。
いわゆる未払い利息が発生する。
返せど元金は減らないのである。
今、新聞などでキャンペーンにてそういった商品を
更に安く売ろうとしている銀行があるが
自殺者を増やす商売をしているに等しい。
彼らはそれを分かっていて進めるのである。
工務店にしても、そういった商品を進めるところはやめたほうが懸命である。
お客様の幸せなど何も考えていない証拠である。
ではなぜ進めるのかと言えば理由は簡単。その方が利益が出るからである。
低金利時代の今、今後10~15年は金利上昇のトレンドが続くと予測される中で
住宅ローンを組むみなさまは必ず35年固定を選択してください。