画期的!自然素材・・・
こんにちは。
昨日お話した断熱材のセルロースファイバーの施工写真。
写真を見てもらえば分かりますが、柱と柱の間に
一つずつ穴を開けて壁の中にいっぱいに詰め込みます。
これで完璧。
グラスウールなどの断熱材では隙間だらけになるのですが
これならその心配もありません。
地球環境を考えた断熱材それが「セルローズファイバー」です。
もう一歩詳しく・・・
●エコインクを使用した新聞のみ使用
当社のセルローズファイバーの原材料はエコインクを使用した
古新聞のリサイクルです。
新聞紙の多くのインクは化学物質で使用しております。
ブルーハウスで扱うセルローズの新聞は大豆(ソイインク)またはトウモロコシの植物油をインクに使用しているので安心です。
多くの“セルローズファイバー”は硫酸アンモニアを含んでいますが、これは壁内の劣化や配線の腐食(漏電)の原因になるのです。
硫酸アンモニアではなく、ホウ酸(ごきぶりだんごなどに使うでんぷん質のもの)をブルーハウスでは使用しています。
お客様にこれだけ優れた性能を持っているのに、
「なぜ日本で普及しなかったのですか? 」とよく質問を受けます。
まず他の断熱材は安価である事と施工が簡単な事など、断熱性能とは別の視点で普及していった事が挙げられます。
セルローズファイバーは専用の機械と専門の技術者によって施工が必要な為、
また価格が高くなる事を理由に採用されなかったのではないでしょうか。
何より住宅建築業に携わるハウスメーカーや工務店の勉強不足、固定観念があげられます。
弊社ではそれを自社施工してコストを抑えています。
●断熱と気密を高めます
セルローズファイバーの原料は100%が古紙のリサイクルで、アース・フレンドリーな断熱材です。
さらに、製造過程でも、多量の燃料で鉱物を溶かしてつくられるグラスファイバーなどと比べ、はるかに少ない製造エネルギーしか使いません。また、セルロース断熱材には、繊維同志のからまり合いで生じる気胞に加え、木繊維特有の無数の微細な空気胞があり、この二重の断熱効果で優れた性能を発揮します。
さらに、壁の間に吹き込む充てん工法で、柱間に完全に隙間なく、高い充填密度で吹き付けるため、空気の流通が止められ、断熱性のみならず気密性も高まります。
お客様よりセルローズファイバーが沈下する事はないのですか?
とご質問を受けます。
55kg/の高圧で充填していますので、沈下の心配はございません。壁内のセルローズファイバーは、過酷な加振動試験において沈降は認められませんでした。
セルローズファイバー、断熱効果の他に以下のような特徴を持っています。
1)防燃効果
2)防虫効果
3)調湿効果
4)吸音効果
つまり、セルローズファイバーは単なる熱を遮断するだけにとどまらないわけです。
●米国政府機関の基準クラス1認証の優れた火炎安全性
万一の火災には延焼を抑えるたくましい防壁です。
一般的なグラスウールは火災では熔けて、炎や煙の通路を作ってしまいます。
セルローズファイバーにはホウ酸ホウシャが混ざっています。
ホウ酸は物に吸着すると一瞬にして相手から水分(正しくはマイナスイオン)を奪う性質があり、乾いた相手(この場合は新聞紙)はすぐ燃えます。表面だけ燃えると、今度はホウ酸がまた水を相手に戻す性質があるため、それ以上燃え広がらないのです。(類焼、延焼防止)
国土交通大臣:準不燃材料の認定を取得しております。
(建築基準法施行令第1条第5号:認定番号:QM-9845)
火を近づけてみても外側は黒炭化しますが、中側は全く燃えません。セルローズファイバーは柱間に注入するので、ある程度の厚みを持ちます。つまりセルローズファイバーが注入された壁は全く火を通さないということです。
木造建築物の重要文化財である「住吉大社」や「金毘羅宮」などにはこのホウ酸水が
噴霧器でかけてあり万が一の火災の被害の防止策として用いられています。
もし火災にあっても木材の表面が0.5㎜軽く炭化するだけで中まで燃えないからです。
セルローズはアメリカのCPSC※、ASTM※などの延焼性試験やくすぶり試験に合格。併せて、その防火性能が長期に維持されることが多くの機関で確認されています。
※CPSC:Consumer Product Safety Commission
※ASTM:American Society for Testing and Materials
また撥水試験もとおっています。
セルローズファイバーを水槽に水平に浮かし、
一定時間放置した後に観察する。
撥水剤を添加したセルローズファイバーは一時間後も
何の変化もみられず水槽に浮いています。
撥水処理がなされている為、雨もれがあっても、水がセルローズファイバーを通り抜け天井板に達するため、無機質繊維のように水を吸って天井が落ちるようなことはありません。
●防虫・防カビにも万全。健康的な住まい環境を作ります
防火用に添加されるホウ酸系の薬品の持つ殺菌力は、眼科の洗顔に使われるほど安全ですが、(「タンスにゴ○」「ムシ○ーダ」のような化学剤で害虫を寄せつけない訳ではありません。)ゴキブリ用のホウ酸団子のように、カビや腐朽菌、ダニ、虫類やねずみを防ぎ、建物と健康を守ります。
一般的にはホウ酸の含有率5%前後のものが多いですが、ブルーハウスではホウ酸含有率は23%、含有量が多いと殺菌消毒力が高いです
お客様より「ホウ酸、安全ですか?」とご質問を受けます。
ホウ酸は海水や土壌など自然界に広く分布し、環境にもやさしい為、目薬、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられ、家具の防虫にも広く使用されています(安全性に厳しいドイツやアメリカの安全基準をクリアしています)。難燃性を持たせる為のホウ酸ですが、ゴキブリやシロアリなどに食害されない効果もあるとご説明しております。
●過剰な湿気を吸い取り建物の湿気や腐りを防ぎます
気泡は住宅内の過剰な湿気や臭気を吸着します。
同じ柱間充填断熱材でも、グラスウールやロックウールは
その調湿効果がありません。
「乾かない素材だから」だからです。グラスウールなどは、暖房室内の水分が壁に侵入し外壁で冷やされて水滴になり、住宅の腐りの原因になるため、防湿シートの施工が欠かせません。しかし、セルロース断熱の家ではセルローズが空気が乾燥するとその水分を放出しますのでその必要がありません。
例えば、秋田で冬、湿度80%に加湿しても、壁に結露は生じなかったという実験もあります。
●木質系の優れた吸音性が住宅にあきらかな静寂を!
セルロース繊維自身の多孔性とグラスウールの3~4倍の高密度充填のおかげで、交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収し、はっきり差が分かるほどの静かな家を作ります。低周波の域や固体伝播音を小さくすることは困難ですが、高周波の域や空気伝播音においては、優れた吸音性によって音を和らげることができます。ピアノやカラオケの音などは十分吸音してくれます。現にアメリカでは空港周辺の住宅の防音材としても認可されています。
つまりセルローズファイバーは
「断熱性」「調湿性」「防燃性」「吸音性」「防虫性」を兼ね備え、建物全体を補完し、長持ちさせる役目を持つ地球の環境にも優しい最高の断熱材となります。
ブルーハウスでは新築では標準仕様です。
【その他の取得認定】
・エコマーク商品認定を取得(2005.4.13)
・グリーンマーク表示を承認取得(2003.8.25)
・ホルムアルデヒド発散性能を取得
・試験結果:熱抵抗値2.7(㎡・K/W)
で、
途中に関係なく出てきた某事務所付倉庫。
たまたまデジカメアップの真ん中にあったんで載せちゃいました。
土曜日からスタートした改修工事です。
住宅だけではなくこんなお仕事もしてます(笑)。
次は外断熱材・・・
pct_fuya_flexpanel_04
●南極基地でも採用されているフレックスパネル
外壁塗り下地と断熱材を一体化したパネルです。
雨水は通さず、水蒸気は通す特殊な素材「特殊ビース法発泡ポリスチレンフォーム保湿板3号」を使用。
国土交通省の30分防火認定を取得しています。
製造時にフロンが発生しないノンフロン発砲断熱材の為、エコ商品です。
工場生産の為、品質が一定していますので安心 。
パネル自体に伸縮性があるので、ジョイントコーキングを使用しない為、従来の外断熱工法の欠点であった『目地コーキングの劣化』を解消!
この特殊ポリスチレンフォームを製造しているのは日本で2社しかございません。他社では手に入りません。
●結露防止効果
外断熱工法に使用する「フレックスパネル」は、雨水を通さず水蒸気は通すので、内部結露を防ぎ、カビ・ダニの発生する要因を減少させます。
カビ・ダニの発生を抑えることでお住まいを健康な環境にします。
また、グラスウールなどのように吸水・垂下しないので、断熱性能の経年劣化は少なくてすみます。
●防カビ効果
雨水を通さず水蒸気は通す性質は外壁にも効果をもたらします。
カビが外壁表面に生えにくいということです。
湿気が壁表面にずっととどまるとカビは生えやすくなりますが壁構造自体が湿気をスカッと通す機能がありますので、塗り壁なのにカビにくい状態を保ちます。
●優れた耐久性
特殊ビーズ法ポリスチレンフォームという断熱材を使用しております。
外断熱にすることにより、構造体が外気温の影響を受けにくく、また壁内の結露を防ぐので構造体の劣化を大幅に防止します。
壁内で結露すると健康を害するほか、構造体を腐らせ家の寿命が格段に短くなります。当然、地震などにも弱くなります。
●省エネ効果
高い断熱性能で、建物が真夏や真冬の外気温に影響されにくく、室内温度がほぼ一定に保たれるので、冷暖房を省エネルギー化し、ランニングコストを抑え、快適な住空間を創ります。
●安全性に優れている
難燃剤が添加されているので、パネル自体で燃焼を継続しない性質(自己消火性)を持ちます。
●ひび割れしにくい=高いメンテナンス性
フレックスパネルは弾性に優れ、塗り壁のクラック(ひび割れ)や剥離を防ぎます。また、サイディングの場合は、サイディング、胴縁、断熱材を構造体まで貫通する長いビスが施工上必要になりますが、フレックスパネルの場合、サイディングと違い軽いので自重で垂れないことから必要ありません。
その為、長期間良い状態を保ち、メンテナンスが楽です。
また素材が曲がることでRのデザイン等が容易になりますのでデザインの幅が広がります。
●ダイライトと同時使用で45分準耐火認定取得
大建工業「ダイライト」と同時に使用することで国土交通省の45分準耐火認定を取得していますので、市街等の準防火地域でも施工ができます。着火しても3秒以内に鎮火する自己消火性を持つ為火災が起きても延焼しにくい性質をもっています。
●結局ローコストなんです!
すでに下地処理がされているため、天候に左右されること無く施工できる。
工期を大幅に短縮できる。フレックスパネル自体に通気性があるので、通気層を必要とせず、胴縁が要らない。