【間取り編】ローコスト住宅に学ぶ!名古屋でコストを抑えた住宅の実現法

先日のコラムで、ローコスト住宅の仕組みを分析して、住宅の建築費用に関して「質を下げずにコストを抑える」方法について解説いたしました。

工事前の打ち合わせでロスを減らす、余裕を持った工期を設定する、部屋数(壁)を減らしてシンプルな構造にすることなどを挙げました。

今回は第2弾として、注文住宅の「間取りづくり」においてコスト(建築費)を抑えることができる方法について解説したいと思います。

目次

プランニング時に伝えておきたい「コスト意識」

建築家や工務店と建てるフルオーダーメイドの注文住宅は、完全に建て主専用の独自のプランづくりをしていきます。

だからこそ、最初に「自分たちは何を希望して何を優先させたいのか」をしっかりと伝えることが最も大切になります。

特に、家のデザインとともに「コスト意識」の希望は家の設計の大きく関わります。

例えば「光熱費などのランニングコストをできるだけ抑えたい」「屋根や外壁はメンテナンスコストが少ないものを希望する」「何十年もきれいに住める、長持ちする家にしたい」

などのコスト意識を伝えるだけで、設計士は家の構造や形、間取り、使用する建材や設備の種類・グレード、目指す断熱性能、耐震性能などの見当がつきます。

コストを抑えたいと言っても、住宅の安全性や断熱性などの性能に関わる部分は、建築コストが多少かさんでも、建てたあとの光熱費やメンテナンス費用が抑えられるようなしっかりとした仕様を選ぶべきでしょう。

それでは、住宅の建築費用は基本的性能以外ではどこでコストダウン出来るでしょうか?

答えは、家のカタチや間取りの部分です。

次に、具体的な建築費を抑えられる方法について解説していきます。 

家は大きければ大きい方がいい?

ナチュラルフレンチの家

家のプランづくりの中でコストダウン効果が高いのが、床面積を減らすことです。家のサイズが小さくなれば、その分基礎や外壁、屋根なども小さくなるので材料費や工事費のコストダウンになります。

家の床面積は、つい敷地条件のギリギリまで広くしたほうがよいと思いがちですが、家の形や間取り、生活動線を良くする工夫をすれば、一般的な床面積より多少少なくても、狭さや不便を感じない家はつくれます。

床面積を減らすことは、材料費の他にも、大工さんの手間賃、工賃を抑えることにもつながります。住宅の仕様にもよりますが、一般的に大工さんの工賃は1坪単位の単価価格で設定されていることが多いからです。 

家のカタチで建築費を抑える工夫

単純で凹凸の少ないつくりがコスト減

まず基本として、家のカタチをどのようにつくるかで、建築費用に差があります。

できる限り凹凸のない、シンプルな箱型構造(最も安定するのは正方形)は、家の構造としても強く、部材の使用が少なく工費も少なく抑えられます。

家に凹凸が増えると、その分壁の必要量が増え、屋根の形も複雑になります。同時に柱の数、内外装の下地材、仕上げ材の量、コーナー処理の場所も増えることになるため、コストアップになりやすいです。

総2階建ての家

2階建ての家の場合は、1階と2階の形、床面積がほぼ同じ「総2階建て」が最も経済的です。逆に、1階の床面積より2階を小さくする建て方を「部分2階建て」と呼びます。

ただし、総2階は、面している道路に対して2階部分を奥に引っ込められないので、道路斜線や北側斜線などの法規制による高さ制限に引っかかることもあります。

高さ制限の厳しい土地などの場合は総2階が建てられないことがあるので、敷地の条件や暮らし方に応じて決定しましょう。

3階建てより2階+ロフトがコスト減

高さ制限に余裕があれば、3階建てに見えても2階+ロフトというつくりにすることで階数を抑えて設計や工事費のコストを抑えることができます。

ロフトのある家

秘密基地のような自分だけの小屋裏

特に狭小住宅など床面積が少ない場合は、2階建てに天井の小屋裏部分を利用したロフトをつくり、収納や趣味を楽しむスペース、子どもの遊び場などの面積を増やすことができます。

屋根の形はシンプルに

屋根の形も家の形と同様、勾配がゆるく単純な形のほうがローコストになります。

シンプルな切り妻屋根

先ほどの凹凸が少ない四角い家の形に合わせて、片流れ屋根や切り妻屋根を選ぶと、見た目にもスッキリとしたデザインになるほか、屋根の勾配を活かした吹き抜け構造にして、高い位置に窓を設けることで採光量の多い明るい室内をつくることができます。 

間取りで建築費を抑える工夫

階段を壁で囲わない(リビング階段)

リビングから直接2階へつながる階段

最近では、家の中の壁を減らしてできるだけオープンな間取りの人気が高まっています。その中で、これまで玄関ホールや廊下に作られていた上階への階段を、リビングから直接上階へ上がる「リビング階段」にする例も増えてきました。

玄関ホールや玄関近くの廊下に階段を作ると、玄関から上階へのアクセスは便利ですが、階段の周囲に壁を作らなければならないので、その分建築コストが上がります。

リビングなどの部屋の中に直接階段を設置することで、階段下や横のスペースがオープンになり、材料費の節約と空間の有効活用ができます。

さらに、玄関から部屋、部屋から部屋の移動のための廊下をつくらない間取りも増えています。具体的には、玄関からダイレクトにリビングルームに入り、さらに2階にはリビング階段で上がるような間取りです。

廊下があることで、壁やドアなどに必要な材料や工事が増えることを考えると、思い切って廊下をなくしたほうが合理的という考え方も浸透してきています。

水周りをまとめる

これもローコスト設計の基本になりますが、キッチンな洗面、浴室、トイレなどの水回りはなるべく近くにまとめて配置すると、給排水管などの設備の節約になるためコストダウンします。

また、ガス給湯器は、給湯器から各蛇口までの距離が長くなると、お湯になるまで時間がかかることがあります。その分、ガス代が多くかかってしまうので、お湯を使うキッチンや浴室、洗面所の蛇口は、給湯器から適切な近場にまとめて配置したほうがランニングコスト的にも節約になります。

収納は「集中型」にしてコストダウン

部屋ごとに「個別型」のクローゼットや収納棚をつくるよりも、ウォークインクローゼットや納戸のような「集中型」の収納を1箇所につくる方がコストダウンになります。

収納力抜群のパントリー

目隠しもできるシューズクローゼット

玄関はシューズクローゼット、キッチンはパントリーのような小部屋をつくれば、大容量かつ、収納場所が決まっているので整理整頓もしやすくなります。

クローゼット内の構造は、自分で使いやすくアレンジできるようにシンプルなつくりにすれば、材料費の節約と自由な収納スペース確保の両立になります。

コラム・家具工事と大工工事の違い

作り付け棚などの造作家具の製作は、家具専門の大工さんが工場でつくる「家具工事」と、大工工事の一環として現場の大工さんにつくってもらう「大工工事」の2種類があります。

一般的に、家具工事は複雑なデザインや特殊仕上げにも対応でき品質が高いですが、その分コストが高くなります。シンプルで単純なつくりの造作家具なら、大工工事の方が工事単価は安くなるでしょう。

ただし、家具の専門でない大工さんが対応できる内容にも限界がありますので、上記のような複雑な家具や、きれいな仕上がりにこだわる部分は専門の家具職人に依頼するなど、収納の目的や求める仕上がりに応じて振り分けを設計士などとよく相談して決定しましょう。

まとめ

家のプラン作りの段階で、重視する点をうまく伝えられると、建築家や工務店の「ファーストプラン」の具体性や質も高くなります。

プランを全てお任せする場合でも、やはり施主の価値観を反映した設計にしないと、住んだ後で困ることが起きるかもしれません。

全体的な予算だけでなく、コストに対する考え方を伝えておくことで、設計者も「ある構造や建材を前提としたプラン」というつくり方もでき、家の個性化やコストを意識した設計や材料選びができます。

家づくりは施主と設計者、施工者が一丸となって行うチームプレイです。それゆえコミュニケーションが最も重要であり、コミュニケーションがうまくいっていれば自然と「コストも品質も施主が満足する家」が出来上がるのだと思います。

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ローコストな住宅についてはこちらでも解説しています。

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