名古屋で一戸建てを建てたい!建築家を選ぶときのポイント
いざ、マイホームを建てよう!と決意したとき、まずあなたは誰に相談しますか?
インターネットで検索すれば、全国展開している大手のハウスメーカーがたくさん出てきます。また、自分の地元の工務店で建てるというパターンもあるでしょう。
そして現在は、自分の希望をより反映できる注文住宅やデザイン住宅もかなり一般的になっています。住宅設計を専門とする多くの建築家が、ホームページなどでデザイン例や施工例を公開しています。
完全オーダーメイドで自分の望みを反映した住まいをつくりたいなら、「建築家」をパートナーに選ぶのがおすすめです。名古屋圏内は一戸建ての注文住宅やリノベーションを得意とする設計事務所がたくさんあります。
今回は建築家を家づくりのパートナーに選ぶときのポイントについてお話したいと思います。
目次
自分に合った建築家選びのポイント
基本構造へのこだわりをもっているか?
建築家と家づくりをすると決めたなら、細部までとことんこだわりたいと思う人が多いでしょう。住宅にかかわらず、設計で大切なのはデザイン(意匠)設計と構造設計の両立であると思います。基本構造にもこだわりと自信をもっているか、という点が1つ目のポイントです。
住宅の基本構造と特徴について少し解説したいと思います。
建物の構造は使われる材料によって木造・鉄骨造(R造)・鉄筋コンクリート造(RC造)の3つに分類されます。
また、木造建築の構法は住宅で最も一般的な「木造軸組構法(在来構法)」をはじめ「2×4工法(枠組壁工法)」、「丸太組(ログハウス)工法」「トラス構造」などがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの構造・構法には、工期の長さや施工のしやすさ、設計時の自由度、コスト、耐久性や耐震性などの安全性、断熱性能、建築後のリノベーションやリフォームのしやすさなどで一長一短の特徴があります。
表1・木造の場合の各構法のメリット・デメリット
木造軸組構法 | 2×4(ツーバイフォー)工法 | 丸太組(ログハウス)工法 | トラス構造 | |
メリット |
間取りの自由度が高い 変形・狭小敷地に柔軟性 リフォームが比較的容易 |
壁や床の「面」で建物を構成するため耐震性に優れる 施工が比較的用意でばらつきが少ない |
断熱性能・耐震性が高く結露が少ない 大きな空間が取れ、間取りの変更が比較的容易 |
軽量で強度のある大空間を作りやすい 中~大規模の建築物に向く |
デメリット |
他の工法と比較して工期が長め 施工者や職人によって仕上がりに差が出やすい |
パネルのサイズが決まっているので敷地対応力に制約がある 将来の増改築に制限を伴う場合も |
木材の収縮対策として定期的なメンテナンスが必要 木材の防腐対策が必須 |
施工難度が高く施工技術によるばらつきが大きい |
自分が住まいに重視することを明確にして、適切な構造・構法を選択することが重要です。
予算、工期、デザインや見た目、室内環境や快適性、柔軟な間取りなどの面から希望を伝え、それに適した構造・構法を選択したいところです。
もちろん、建築家自身にも得意な構造・構法があることがほとんどだと思います。建築家を選ぶときは、外観や内装のデザインの他に、得意とする構法もチェックするとよいでしょう。
構造設計士とは?
建物の安全性を検討する方法に「構造計算」があります。住宅でも3階建て以上の建物や鉄骨・鉄筋コンクリート造の建物には建物の確認申請時に構造計算適合性判定を受けるため、構造計算書の作成が必要です。こうした精密な構造計算を行えるのは「構造設計一級建築士」の有資格者のみです。一般的にはすべての建築設計事務所に「構造設計士」がいることはまれで、構造計算を専門とした設計事務所に委託するケースがほとんどです。
「住まい方」への提案力があるか?
次に大切なのは、提案された設計やデザインが、住む人の「住まい方・暮らし方」に視点が置かれているか、という点です。
建築家との家づくりは、100%オーダーメイドです。土地の条件や予算、必要な法規制への配慮などを考慮して、柔軟に対応できるのが魅力です。
そして、家を使うのは人間です。住む人が家の中で快適に動けて、居心地がよいと感じる時間を過ごせるか、という視点が大切になってきます。
例えば、今は子どもが一人で小さいけど、将来的には二人目、三人目を産みたいとか、もしかしたらおじいちゃん、おばあちゃんと同居するかもしれない、など、ライフステージが進むにつれて家族に起こりうるケースを考慮した工夫がされていると、「現在」だけでなく「数年後、何十年後も安心して住める」と思えるのではないでしょうか。
さらに、自分が予想していなかった「ワクワクする」要素があると、家づくりへのモチベーションが上がりますし、「自分だけの家」という愛着も増します。
建築家の提案力というのはこうした「思いに寄り添う部分」に現れると思います。
住む人=お客様をとことん知る姿勢、お客様の立場に立つ姿勢です。
考え方や家のテイストに共感するか
もちろん、建築物のデザインの傾向や家づくりの考え方に共感できる、という点も大切です。
平屋、北欧風、カフェ風、和モダンなど、キーワードを見つけてインターネットで検索すると、たくさんの建築家の住宅建築の事例を見ることができます。
オールマイティに色々なテイストの家をつくる建築家もいれば、特定のテイストが得意な建築家もいます。自分の求めるテイストの施工例を見つけたら、内装、外観などの写真を切り抜きやプリントで集めていくのもよいでしょう。実際に依頼するときにイメージを伝えるのにも役立ちます。
こうした「好き」「快い」という要素は感情の領域で、建築家とフィーリングが合うかどうかも重要です。家を建てて終わりではなく、建築家とも長いお付き合いになるわけですから、価値観や人間性が合うかどうか、も大切ですよね。
何でも気軽に相談できそうか、お客様の言いなりや、逆に押しつけではなく、適切なアドバイスをしてくれそうか、などは、実際に会って話してみないと分からないことだと思います。
まずは、気になる建築家や設計士の事務所に気軽に連絡をとってみましょう。訪問できるようなら実際に会って相談したり、モデルハウスや過去の住宅建築を見せてもらったりすると、より具体的に相性を感じられるでしょう。
「監理力」があるか?
建築家と家づくりをする場合は、設計は建築家が行い、施工は別に工事請負契約を結んだ工務店が行います。
施工を担当する工務店は、建て主が直接指定することもできますが、大抵は、工事のコストや工務店の技量などのバランスを考えて建築家側が手配する場合がほとんどです。
そこで、「監理」への意識が高いかということも重要なチェックポイントになってきます。
建築家は工事自体を請負いませんが、ほとんどの場合、建築家と「設計管理業務委託契約」を結ぶことで、「工事監理」も依頼します。工事監理とは建築物が設計した意図通りに工事が行われているかの確認や、指導などのとりまとめを行う業務です。
工事内容を第三者の立場で施工計画や現場を随時厳しくチェックすることで、
- ・いわゆる「手抜き工事」が行われるのを防ぐ
- ・施工後に見えなくなってしまう部分等の安全性をチェックする
- ・現場で起こる不具合やイレギュラーへの柔軟な対応
- ・建て主と施工業者、職人を繋げるコミュニケーションを行う
など様々なチェックや対応が求められる重要な業務です。図面はお客様の希望が詰まったものですから、その通りにできているかチェックするのはもちろん、建て主の代理人として、図面だけでは伝わらないことも施工者に伝えていくことが重要になります。
つまり、監理力には知識は不可欠ですが、それと同時に「人間性」「伝える力」「交渉力」「思いの強さ」「問題解決能力」などのコミュニケーション能力が求められるのです。
何よりも、お客様が求めるもの、それ以上のものを作りたいという思いで現場を巻き込み、一体となって家づくりをしていけるか。現場の力を最大限に引き出せるかも、監理者の腕にかかっています。
名古屋で一戸建ての注文住宅はブルーハウスにお任せ下さい
・一生に一度の家づくりだからとことん理想を叶えたい!
・だけど、建築家は費用と時間がかかるのではと不安がある
と、思っていませんか?
ブルーハウスでは、“design casa”という全国の実績豊富な建築家とともに家づくりをするプロジェクトに参画しています。
design casaはお客様参加型の独自のプロセスや設定を用意することで、建築家との家づくりのメリットを活かしデメリットを抑えた家づくりを目指しています。
具体的には、「建築家とつくる、憧れの暮らし」をコンセプトに、住宅会社であるブルーハウスが建築家とお客様をつなぎ、三位一体となって家づくりをしていきます。設計前の土地探しや資金計画の段階から、完成後のメンテナンスまでをトータルでサポートできるので、お客様にとって家づくりのプロセスがより見えやすく、理解しやすくなります。
既存の建売住宅の枠を超え、よりデザイン性の高い注文住宅を求める人に最適なシステムになっています。
名古屋で注文住宅を考えている方に、建築家とつくる家という新たな価値を提供致します。是非一度ご相談ください。