久しぶりの書き込みです、名古屋デザインラウンジの西村です。
7月1日から3日まで、スタッフの約半分が前半組として、韓国へ研修に行ってきました。
現地スタッフの方と一緒に、ソウルから南へ車で約40〜50分ほど走ったところにある「ウンジュンドン」というところにあるオフィスを拠点に、日本から玄関サッシや窓サッシ、構造材に外壁材やカーポートなど、色々な建材を輸出して施工された物件を中心にあちこち案内していただきました。
ウンジュンドンがあるパンギョ周辺は、いわゆる富裕層の方達が暮らしている地域で、ソウル市内と比べると敷地もゆったりしていて、住まいの大きさも100坪前後とかなり大きい建物が建ち並んでいます。パッと見た感じ、北米かヨーロッパのような雰囲気が漂っています。
また、この地域では、ほとんどの建物がセユキュリティを導入していて、外壁の窓の両側にはセンサーが取り付けられていたのが印象的でした。センサーの関係で外に開く窓はつけられないとのことです。
外観はデザインや素材を競いあうような感じで、石貼り、レンガ積み、塗り壁、木製など様々な仕上げが採用され、日本の住宅展示場のような感じもします。また、構造は鉄筋コンクリート造が非常に多く、木造は年々増えつつあるある状況とのことです。ツーバイフォーで建築途中の建物もありましたが、日本のようにパネル単位のプレカットではなく、ランナー材を一から組んでいく現場加工で、とても手間がかかっています。
工事途中の現場も見学することが出来ました。
この現場はツーバイフォーの構造で、韓国では冬の寒さ対策でオンドルを採用していますが、ツーバイの床構造に約60ミリのコンクリートが打設してあるそうです・・・地震対策が気になっているとのことですが、かなりの重量になっているのは間違いないですね。
住まいのオーナーさんのお子さんが手書きで描いたタイルの絵でしょうね、とても可愛いかったです。
さらに南へ約1時間ほど走り、プレカット工場の見学です。
日本から木材加工機材を搬入据付したプレカット工場のラインはまだ本格稼働前ですが、3年後には年間150棟の生産を目指しています。
そして何と言ってもお楽しみは食事ですね、毎回晩ご飯はお肉系・・・ニンニクたっぷりですが、みんなニンニク臭いので全く違和感ありません(笑
食事の後、ソウル市内を流れる漢江の河川敷で、遠くに沈む夕日に浮かぶ建設工事のタワークレーンが立ち並ぶ姿を見ると、韓国の勢いを感じます。
最終日の午前中、飛行機の出発時間まで市内観光。
世界遺産にもなっている昌徳宮(チャンドックン)を見てきました、歴史を感じますね。秀吉の朝鮮進出による焼き討ちにあったとか、何かと日本との関わりがある国「韓国」です。
次回は秋に後半組が韓国へ・・・楽しんできてください。